「胸やけ」とは、胸のあたりがやけつくような痛みです。その他、つかえ、みぞおちあたりの違和感や胃の不調と感じる場合もあります。
これらは逆流性食道炎の代表的な症状であり、中年・高齢者のみならず20〜30代の方にも起こりえます。
このような症状に心当たりはございませんか?
- 朝起きた時に口の中に苦味・満腹感を感じる
- 前かがみになると胸やけがする、胃酸が逆流する
- おなかに力を入れると、やけるような痛みがこみ上げてくる
- 食事の途中ですぐに満腹になる
- 横になると胃酸が逆流して眠れない
- 寝ていても胸やけがして目が覚めてしまう
逆流性食道炎を防ぐために
胸やけや胃酸の逆流を防ぐには、日常生活における食事・姿勢・おなかの圧迫の3つがポイントになります。
- 食事と嗜好品の注意
- 姿勢の注意
- おなかの圧迫の注意
食べ過ぎない
胃に過剰な力がかかり、胃酸が逆流しやすくなります。
また、よく噛まずに飲み込んでしまう早食いは、げっぷの原因になり、胃酸の逆流が起きやすくなるため注意しましょう。
症状が出たら油っこい食事、アルコール、たばこを控える
油っこい食事をとると胃酸の逆流やげっぷが引き起こされることがあります。
アルコールやたばこも胃酸の逆流に影響をおよぼすことがあります。
前かがみの姿勢を避ける
前かがみの姿勢をとると、おなか全体が圧迫され、胃酸の逆流が起こりやすくなります。
食事のあと、すぐに横にならない
食後はもっとも胃酸の逆流がおこる時間です。
ベッドの上半身(頭側)を高くして寝る
横になった姿勢は、一度胃酸が逆流すると、胃に戻りにくくなります。
ベルトや帯、コルセットはゆるめに
腹部を締めすぎる服装も、おなか全体を圧迫することがあります。
ベルトをゆるめるなど、腹部に負担とならないよう工夫しましょう。
太り気味の方は、体重を減らしましょう
肥満もおなかを圧迫する原因のひとつです。
体重を減らすこともこころがけましょう。