免疫細胞治療は、こんな方におすすめです
がんと診断された方
がん治療は最初が肝心です。がんの特徴を遺伝子レベルで把握し、患者さまの事情を深く掘り下げて、最良の治療計画を提案します。
経過が思わしくない方
どんな段階でも治癒の可能性があります。
QOL(生活の質)を高める治療やケアを行うことで体力・気力を養い、がんの治癒を目指しませんか。
再発が不安な方
がんの根治を目指す治療があります。
再発の予防や、発病前のがんを積極的に治療することを望まれる方はぜひご相談ください。
免疫細胞療法とは?
天与の免疫システムでがんを撃退する、身体への負担の少ない治療法です。
- 患者さまご自身の免疫力で撃退するため副作用がほとんどありません。
- 入院の必要はなく、通院のみで治療できます。
- 患者さまのQOL(生活の質)を保ちながら治療を続けられます。
- 手術、放射線治療、抗がん剤治療などと併用しての治療が可能です。
- 浸潤のあるがん、進行性の末期の患者さまも効果が期待できます。
- 再発・転移の予防が期待できます。
- 生命予後の改善が期待できます。
治療はどうやって行われるのですか?
2週間ごとに、少量の採血と、ワクチンの皮内注射を受けていただきます。1回ごとの採血によってワクチンを製造するため。鮮度の高いワクチンで治療できます。

- 採血
- 患者様の腕から血液を採取します。約25mlほどの採血なので、時間はかかりません。

- 単球を分離
- 血液から樹状細胞の元となる単球を分離します。

- 多価樹状細胞ワクチンの製造
- 特許技術により大量の樹状細胞を培養します。自己がん組織より抽出した抗原や人口抗原を加えて、「がんワクチン」を完成させます。

- ワクチン投与
- がんの幹部に関連するリンパ節近くに皮内注射します。
ご本人の血液から作られたワクチンですので、副作用はほとんどありません。
どうやってがん細胞を死滅させるのですか?
免疫細胞ががん細胞を認識して攻撃し、自死(アポトーシス)を誘導します。
樹状細胞は免疫システムの司令塔です。がん細胞の目印(ペプチド)を、攻撃役の免疫細胞(キラーT細胞)に覚えさせ、この目印を持つがん細胞を攻撃します。
がん細胞のアポトーシスを誘導して、死滅させる仕組みです。
特許技術のハイブリッド療法
「多価樹状細胞ワクチン」に自然免疫を強化する「活性NK細胞療法」を組み合わせて治療を行います。
異なる2つの免疫系を一緒に活性化する治療を、ガソリンエンジンと電気モーターで効率よく走行するハイブリッドカーのように、2つの機能を持つという意味で、ハイブリッド免疫療法と呼んでいます。
他の樹状細胞ワクチンと、何が違うのですか?
特許技術の多価樹状細胞ワクチンが選ばれる理由は、次の4つのポイントです。
- 採血の方法
アフェレーシス(血液を採取して、血小板や白血球などの血液の一部を取り除いてから、残った血液を再び患者の体内に戻す手技)が不要です。 - 樹状細胞の量
単球増殖技術で少量の単球から大量の樹状細胞を培養します。 - ペプチド(がんの目印)の数
4種類以上の長鎖ペプチドを使った多価ワクチンです。 - 個々に最適化されたワクチン
あなたのがんに最適化したワクチンを造ります。
料金案内
マルチ・ハイブリッド免疫療法(ペプチド4種類まで含む) | 605,000円(1回投与) |
---|
※5回を1クールとします。その他に事前採血等があります。他のメニューはお問い合わせください。
※ご予約はお電話でのみ承ります。(web予約では受付できません)
主な副作用とリスクについて
患者さま自身の免疫細胞と免疫システムを利用するため、副作用はほとんどありません。一過性のものとして、投与した当日に発熱する事があります。また、一時的に注射部位が赤く腫れることがあります。
法定記載事項
1)未承認医薬品等であることの明示
本治療は医薬品医療機器等法上の承認を得ていないため、医療保険制度はお使いいただけず自費診療となります。
2)入手経路等の明示
本治療は本人の血液を利用して製剤を作ります。指定の培養施設で厳重に管理されています。
3)国内の承認医薬品等の有無
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器・医薬品はありません。
4)諸外国における安全性等に係る情報の開示
本治療は国内でのみ行われているため、諸外国で承認されている国はなく安全性の情報はありません。「再生医療等安全性確保法」に基づき、厳重に管理されています。