最近小児の患者様で、湿疹の症状がありご来院され、みずぼうそうの診断を受けられる方をちらほらとお見かけします。
水疱瘡(みずぼうそう)とは、ヘルペスウイルス感染により体中に湿疹が出る病気です。
最初の2-3日はしだいに湿疹が増え、発熱やかゆみを伴うこともあります。一週間ぐらいですべてかさぶたになり、特別な治療をしなくても自然に治りますが、抗ウイルス薬を飲むこともあります。症状によっては痒み止めや塗り薬を使用する場合もあります。
感染力は極めて強く、空気感染、飛沫感染、接触感染によって感染します。
通園・通学されている場合、新しい湿疹がでなくなり、すべてかさぶたになったころに一度受診後、登園・登校が可能です。

みずぼうそうの流行時期は7月ごろまでです。ワクチンを接種されている場合、症状が軽いこともあります。「虫刺されかな?」と思っていたら実はみずぼうそうだった、ということもありますので、気になる症状がある場合はご相談ください。