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【便秘を治療したい方】便秘治療の内容や病院・医療機関の探し方を解説

便秘に関する医療情報
この記事の監修者
塩澤宝<腸活薬剤師> 東北医科薬科大学を卒業後、薬剤師として調剤薬局
チェーンで勤務。現在は腸活講師育成スクール
腸活パズル」主宰。「一般社団法人日本腸活協会
代表理事を務める。

「便秘が長く続いて辛い」「自力では解消できない」という場合は、無理せず病院を受診しましょう。

「でも便秘って何科にかかったらいいの?」とお悩みの方に向けて、便秘の時に受診する病院の探し方や、治療内容について紹介していきます。

薬剤師たから
薬剤師たから

たかが便秘と思わず、辛い場合は病院を受診しましょう!

【便秘で医療機関を受診するなら】病院の探し方を解説!


便秘が辛くて病院で診てもらいたい場合、何科を受診したらいいか疑問に思う方は多いのではないでしょうか。

内科、胃腸科、消化器内科など、関係してそうな科はいくつか思い浮かぶため迷ってしまいますよね。

便秘で受診するときの病院の探し方について、詳しく解説していきます。

【何科を受診する?】便秘外来のある消化器内科をチェック

  • 下剤に依存してしまって抜け出せない
  • なにをやっても便秘を治せない
  • 近くの病院やかかりつけ医では解消できなかった

このような場合は「便秘外来」のある消化器内科を探してみると良いでしょう。

便秘には「一週間に3回未満の排便」という定義がありますが、個人差が大きいためこれだけでは便秘とは言えません。

排便してもすっきりしない、便がコロコロしていて硬い、いきまないと出ないなど、回数だけでなく他の条件も満たすことで便秘と診断されます。

人によって原因や症状も様々で「今まで市販薬でしのいできたけど下剤に依存気味になってしまった」など、頑固な便秘の方もいるでしょう。

便秘外来なら、様々な側面から診断してもらうことができ、薬を使った治療だけではなく食生活や日常生活のアドバイスもしてくれるなど、最終的に自然な排便が出来るようにサポートしてくれますよ。

通院できる範囲に便秘外来がなければ内科や胃腸科や肛門、一般内科などでも便秘の診察は可能です。

まずは総合病院よりもクリニックがおすすめ

便秘を改善するために病院を受診するなら、まずは総合病院よりもクリニックがおすすめです。

便秘治療の場合、現在の症状に薬で対処しながら、毎日の食事や運動など日々の習慣を改善していくことが多いため、治療が長期的になっても自宅から通いやすい立地の方が良いでしょう。

総合病院の場合は外来受付が午前のみだったり、予約しても待ち時間が長かったりと、定期的に通うには大変な面もありますよね。

そのため、通いやすいクリニックでまずは診てもらうのがおすすめです。

オンライン診療という選択肢も

「便秘の治療で病院に通うのはちょっと恥ずかしい」という方や「便秘でわざわざ受診するために仕事を休むなんて・・・」と思う方など、緊急性がある病気に比べて便秘の場合は受診をためらう方も少なくありません。

そんな場合はオンライン診療というのもひとつの方法です。

オンラインであれば待合室で他の人と会わずに済み、仕事や子育てなどで忙しい方でも定期的に受診することが可能です。

病院によって、初診のみ来院が必要な場合もあれば初診からオンライン可の場合もあるので、受診しやすい病院を探してみましょう。

【便秘治療は何をする?】医師が取りうる便秘治療方針を解説


病院の探し方を紹介してきましたが、実際に受診したら何をするのかあまりイメージが付かない方も多いのではないでしょうか。

便秘治療の方針はいくつか考えられるため、ここからは診察内容について詳しく解説していきます。

便秘薬や整腸剤を処方する

便秘の治療で多いのは、薬や整腸剤を用いた治療法です。

患者の症状に合わせて、酸化マグネシウムなどの非刺激性便秘薬で腸内の水分量を増やし、便を出しやすくします。

それでも排便がない場合は、刺激性下剤を使用し、腸を刺激することで排便を促します。

すでに下剤を常用している方には、酸化マグネシウムや整腸剤を併用しながら徐々に刺激性下剤の回数を減らすように指導することが一般的です。

採血や大腸カメラ検査(大腸内視鏡検査)、レントゲンなどで別の病気・疾患がないかをチェックする

便の状態や症状によっては、採血や大腸カメラ検査、レントゲンなどで、他の病気が隠れていないか検査することがあります。

便秘症状が関係する病気としては、大腸がん、潰瘍性大腸炎、クローン病、過敏性腸症候群、腸閉塞などが挙げられます。

頑固な便秘に悩まされ病院で検査をしてみると、大腸がんやポリープが発見されたということも。

重大な疾患が隠れている場合があるため、たかが便秘と思わずに、病院を受診してチェックしてもらうことが大切です。

生活習慣の指導をする

便秘の根本的な治療のためには、生活習慣の改善が欠かせません。

便秘薬や整腸剤を用いた薬物療法と並行して、食事や運動など日々の生活習慣についてアドバイスを行います。

食事や運動以外にも、睡眠不足やストレスによる自律神経の乱れなども便秘の要因です。

生活を見直し改善することで、便秘の治療とともに再発防止にもつながります。

病院での便秘治療まとめ

便秘で病院を受診するときの、病院の探し方や治療内容について解説してきました。

便秘はとても身近であるために「たかが便秘で・・・」「病院を受診するほどではない」と軽く考えてしまいがちです。

しかし、便秘を放置すると痔や他の合併症を引き起こしたり、消化器の疾患を見逃してしまう事にもなりかねません。

日常生活に支障をきたしている場合や、症状が1ヶ月以上続くような場合は医療機関を受診するようにしましょう。

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