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高血圧の治し方とは?血圧を下げる方法と治療をわかりやすく解説

高血圧の治し方とは?血圧を下げる方法と治療をわかりやすく解説

健康診断で血圧が高いと指摘された、家族に高血圧の人がいて心配、最近めまいや頭痛が気になる――そんな不安を抱えていませんか。

高血圧は、年齢や定義により変動するものの日本人の約3人に1人が抱える身近な病気でありながら、放置すると心筋梗塞や脳卒中といった重大な病気につながる可能性があります。

しかし、高血圧は適切な治療と生活習慣の改善によってコントロールできる病気です。

高血圧の治し法
  • 野菜・果物中心のDASH食の実践
  • 減塩(1日5g未満を目標)による食事療法
  • 有酸素運動を週3〜5回30分以上実施
  • 適正体重の維持と肥満解消による減量
  • 禁煙と節酒(純アルコール1日20g程度まで)
  • ストレス管理と睡眠改善(1日7〜9時間確保)
  • 生活習慣改善で効果不十分な場合は薬物療法を開始

この記事では、高血圧の原因から具体的な治療法まで、医学的根拠に基づいた情報をわかりやすくお伝えします。

高血圧は「サイレントキラー(静かな殺し屋)」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま進行することが特徴です。だからこそ、早期発見と適切な対応が重要になります。

この記事でわかること
  • 高血圧とは何か、どのような状態を指すのか
  • 高血圧が起こる原因とメカニズム
  • 生活習慣の改善による具体的な治療法
  • 薬物療法が必要なケースと主な降圧薬の種類
  • 高血圧治療でよくある疑問への回答
はじめに(免責・注意事項)

本記事は、高血圧に関する一般的な医学情報の提供を目的として作成されたものであり、特定の診断・治療を推奨するものではありません。

血圧の状態や治療方針は、年齢・体質・基礎疾患・服薬状況などにより個人差があります。降圧薬を含む医薬品の使用や生活習慣の改善を検討される場合は、必ず医師などの医療専門職にご相談のうえ、十分な説明を受けてからご自身の判断で行ってください。

また、本記事で紹介する内容の一部は、一般診療のほか自由診療に該当する可能性があります。保険適用の有無や費用、効果、副作用などについては、必ず受診先の医療機関で最新の情報をご確認ください。

本記事の情報は公開時点の医学的知見やガイドラインをもとにしていますが、今後の研究や法令改正により内容が変更となる場合があります。正確かつ最新の情報を得るために、公的機関(厚生労働省、日本高血圧学会など)や各医療機関の公式情報をあわせてご確認ください。

目次

高血圧ってどんな病気?治し方の基本を知ろう

高血圧の治療は、生活習慣の改善と必要に応じた薬物療法の2つを柱として進められます。

多くの場合、まず生活習慣の見直しから始め、それでも血圧が十分に下がらない場合や、リスクが高い場合には薬による治療を組み合わせます。

治療の目標は、単に血圧の数値を下げるだけでなく、将来的な心臓病や脳卒中などの合併症を予防することにあります。

血圧が高いとは血管に強い圧力がかかっている状態

高血圧とは、血管の中を流れる血液が血管壁を押す力が持続的に強い状態を指します。

心臓が血液を送り出すときの圧力である収縮期血圧(上の血圧)と、心臓が休んでいるときの圧力である拡張期血圧(下の血圧)の2つの値で評価されます。

血圧が高い状態が続くと、血管壁に常に強い圧力がかかり続けることになります。

これにより血管が徐々に傷つき、動脈硬化が進行していきます。

動脈硬化が進むと血管の弾力性が失われ、さらに血圧が上がりやすくなるという悪循環が生まれます。

高血圧には自覚症状がほとんどないため、定期的な血圧測定によってのみ早期発見が可能です。

頭痛やめまい、肩こりなどの症状を高血圧と関連づける方もいますが、これらは必ずしも高血圧特有の症状ではありません。

むしろ、症状がないからこそ注意が必要な病気といえます。

140/90以上で高血圧と診断される

世界保健機関や国際高血圧学会のガイドラインでは、診察室で測定した血圧が収縮期血圧140mmHg以上、または拡張期血圧90mmHg以上の場合を高血圧と定義しています。

日本高血圧学会のガイドラインでも同様の基準が採用されており、この数値は国際的にも広く認められたものです。

ただし、血圧は1日の中でも変動するため、1回の測定だけで判断するのではなく、別の日に複数回測定して診断を確定します。

また、診察室での測定値よりも、家庭で測定した血圧のほうが将来の心血管疾患のリスクをより正確に予測できることがわかっています。

一般集団において、家庭血圧測定はスクリーニング血圧測定よりも死亡率の予測力が高かった。

引用:PubMed Home blood pressure measurement has a stronger predictive power for mortality than does screening blood pressure measurement: a population-based observation in Ohasama, Japan

家庭血圧の場合は、診察室血圧よりもやや低めの基準が用いられ、収縮期血圧135mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上で高血圧と判断されます。

これは、診察室で測定すると緊張などにより血圧が上がりやすい「白衣高血圧」という現象があるためです。

高血圧の原因は塩分・肥満・遺伝・加齢の4つ

高血圧の約90%は、特定の原因疾患が見つからない「本態性高血圧」です。

本態性高血圧は、複数の要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

血圧が高くなる4つの主な原因
  1. 生活習慣の乱れ(塩分の過剰摂取、肥満、運動不足、過度の飲酒、ストレスなど)
  2. 遺伝的要因
  3. 加齢による血管の変化
  4. 病気による二次性高血圧(腎臓病やホルモン異常など特定の疾患が原因)

生活習慣要因としては、塩分の過剰摂取が最も重要です。

人間の体は進化の過程で1日1g以下の塩分摂取に適応してきましたが、現代の食生活では平均的な日本人は1日10g前後の塩分を摂取しています。

塩分を多く摂ると、体内にナトリウムと水分が蓄積され、血液量が増加して血圧が上がります。

また、肥満、運動不足、過度の飲酒、ストレスなども血圧上昇に関与します。

遺伝的要因も重要な役割を果たします。

両親のどちらかが高血圧の場合、子どもが高血圧になる確率は約2倍に、両親とも高血圧の場合は4倍以上になることが知られています。

母親のみが高血圧の場合のオッズ比は2.286(P  < 0.001)、父親のみが高血圧の場合のオッズ比は1.875(P  < 0.001)でした。両親ともに高血圧のグループでは、高血圧のリスクは対照群の4倍以上でした(オッズ比:4.823、P  < 0.001)。

引用:Nature Association of blood pressure and hypertension between parents and offspring: The Korea National Health and Nutrition Examination Survey

遺伝研究により、血圧調節に関わる遺伝子が1000以上特定されていますが、それぞれの遺伝子の影響は小さく、多数の遺伝子が少しずつ関与することで高血圧の体質が形成されると考えられています。

加齢による影響も見逃せません。

年齢を重ねると血管壁が厚く硬くなり、弾力性が失われていきます

この動脈硬化により、血管が血圧の変動に柔軟に対応できなくなり、高血圧になりやすくなります。

実際、60〜69歳の日本人の約60%が高血圧を有しているという調査結果もあります。

残りの約10%は、腎臓病やホルモン異常など、明確な原因疾患がある「二次性高血圧」です。

二次性高血圧の場合は、原因となる病気の治療によって血圧が改善する可能性があります。

治療は食事や運動などの生活改善と薬の2つの方法がある

高血圧治療の基本は、生活習慣の改善と薬物療法の2つです。

すべての高血圧患者に対して、まず生活習慣の改善が推奨されます

生活習慣の改善だけで血圧が十分に下がることもありますし、薬物療法が必要な場合でも、生活習慣の改善を併せて行うことで薬の効果が高まり、必要な薬の量を減らせる可能性があります。

生活習慣の改善には、減塩、適正体重の維持、定期的な運動、節酒、禁煙、ストレス管理などが含まれます。

研究によると、減塩・運動・減量などの複数の対策を組み合わせることで、相加的効果として収縮期血圧を約16mmHg、拡張期血圧を約10mmHg低下させる効果が期待できます。

クリニックで測定した血圧は、DASH+体重管理群で16.1/9.9mmHg、DASH単独群で11.2/7.5mmHg、通常の食事療法群で3.4/3.8mmHg低下した(P < .001)。

引用:PubMed Effects of the DASH diet alone and in combination with exercise and weight loss on blood pressure and cardiovascular biomarkers in men and women with high blood pressure: the ENCORE study

一方、薬物療法は、生活習慣の改善だけでは血圧が目標値まで下がらない場合や、初めから血圧が非常に高い場合、すでに臓器障害がある場合などに検討されます。

降圧薬には複数の種類があり、患者さんの年齢、合併症の有無、血圧の高さなどを考慮して、最も適した薬が選択されます。

降圧目標は患者さんの状態や年齢、併存疾患により個別に設定され、ガイドラインによっても異なります。

主要ガイドラインごとの降圧目標

ガイドライン名対象・条件降圧目標値(mmHg)
日本高血圧学会(JSH 2019)75歳未満130/80未満
75歳以上140/90未満
米国 AHA/ACC(2025)成人全般130/80未満
WHO(2021)一般成人140/90未満
心血管疾患または高リスク群130未満(収縮期)

ただし、特定の合併症がある方では、個別に目標値が設定される場合もあります。

血圧が高いまま放っておくと心臓病や脳卒中のリスクが高まる

高血圧を治療せずに放置すると、さまざまな重大な合併症を引き起こす可能性があります。

高血圧は心臓病、脳卒中、腎臓病、認知症など、多くの病気の主要な危険因子として知られています。

心臓への影響としては、持続的な高血圧により心臓の筋肉が厚くなる「心肥大」が起こります。

肥大した心臓は効率よく血液を送り出せなくなり、最終的には心不全につながる可能性があります。

また、高血圧は冠動脈の動脈硬化を促進し、狭心症や心筋梗塞のリスクを高めます。

脳血管への影響では、脳出血や脳梗塞といった脳卒中のリスクが大幅に上昇します。

研究によると、収縮期血圧が20mmHg、または拡張期血圧が10mmHg上昇するごとに、脳卒中のリスクは約2倍になることが示されています。

通常SBPの20 mmHgの差(または、ほぼそれに相当する通常DBPの10 mmHgの差)ごとに、脳卒中死亡率が2倍以上、IHDおよびその他の血管原因による死亡率が2倍以上になります。

引用:PubMed Age-specific relevance of usual blood pressure to vascular mortality: a meta-analysis of individual data for one million adults in 61 prospective studies

腎臓も高血圧の影響を受けやすい臓器です。

腎臓の細い血管が動脈硬化によって傷つくと、腎機能が徐々に低下し、最終的には透析が必要になる慢性腎臓病へと進行することがあります。

一方で、適切に血圧をコントロールすることで、これらの合併症のリスクを大きく減らせることも明らかになっています。

大規模な臨床試験では、適切な降圧治療により脳卒中や心筋梗塞、心不全などの心血管イベントのリスクを大幅に減少させることが確認されています。

生活習慣の改善で高血圧を治す方法

生活習慣の改善は、高血圧治療の基盤となる重要な対策です。

薬を使わない治療法として、また薬物療法と併用することで治療効果を高める方法として、すべての高血圧患者に推奨されています。

生活習慣の改善は即効性がある場合もあれば、効果が現れるまでに数週間から数ヶ月かかることもありますが、継続することで確実に血圧の改善が期待できます。

何よりも、薬の副作用の心配がなく、心血管疾患全体のリスクを下げる効果があることが大きな利点です。

野菜と果物を増やし脂肪を減らす食事が効果的

食事療法は高血圧治療において最も効果的な生活習慣改善の一つです。

特に注目されているのが「DASH食」と呼ばれる食事パターンです。

DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)は「高血圧を止めるための食事法」という意味で、米国国立衛生研究所が中心となって開発されました。

DASH食の特徴は、野菜、果物、全粒穀物、低脂肪の乳製品を豊富に摂取し、飽和脂肪酸や赤身肉、砂糖を控えることです。

この食事法には、カリウム、マグネシウム、カルシウム、食物繊維といった血圧を下げる効果のある栄養素が豊富に含まれています。

臨床試験では、DASH食を8週間続けることで、収縮期血圧が約6〜11mmHg低下することが確認されています。

この効果は、高血圧の人だけでなく、血圧が正常範囲の人にも認められました。

組み合わせ食は、対照食と比較して収縮期血圧および拡張期血圧をそれぞれ5.5 mmHgおよび3.0 mmHg低下させた(それぞれP<0.001)。

引用:PubMed A clinical trial of the effects of dietary patterns on blood pressure. DASH Collaborative Research Group

また、DASH食と減塩を組み合わせることで、さらに大きな降圧効果が得られることもわかっています。

具体的には、1日に野菜を5皿分以上、果物を4〜5皿分程度摂取することが推奨されています。

全粒穀物は白米やパンの代わりに玄米や全粒粉パンを選ぶことで取り入れられます。

また、魚や鶏肉を中心に、週に2〜3回は魚を食べることが望ましいとされています。

1日の塩分を6g未満に減らすと血圧が下がる

塩分摂取量の削減は、高血圧治療において最も重要な食事療法の一つです。

世界保健機関は、すべての成人に対して1日の塩分摂取量を5g未満にすることを推奨していますが、日本人の平均塩分摂取量は約10g前後と、推奨量の2倍近くになっています

減塩による降圧効果は非常に大きく、1日の塩分摂取量を適度に減らすことで、収縮期血圧を約4〜5mmHg低下させる効果があるとされています。

この効果は、一部の降圧薬に匹敵するほどの大きさです。

塩分を減らす具体的な方法

分類方法ポイント・効果
加工食品を控えるカップ麺、惣菜、漬物、ハム・ソーセージなどを減らす大幅な減塩効果あり
調味料の使い方を工夫醤油・ソースは「かける」より「つける」使用量を自然に減らせる
味付けの工夫だし、酢、レモン、柚子、香辛料、ハーブを活用塩分を減らしても満足感ある味に
食品ラベルを確認ナトリウム・食塩相当量をチェックナトリウム1000mg=食塩約2.5gを目安に選択
外食を控える外食やテイクアウトの頻度を減らす塩分量が多くなりがちなので注意

減塩を実践するための具体的な方法としては、まず加工食品や外食の利用を控えることが重要です。

加工食品には想像以上に多くの塩分が含まれており、例えばカップラーメン1個には約4.5〜5.5gの塩分が含まれています。

また、醤油やソースなどの調味料は「かける」のではなく「つける」ようにすることで、使用量を減らすことができます。

味付けの工夫も大切です。

だしをしっかりとることで旨味を引き出し、塩分を減らしても満足できる味わいを作ることができます。

また、酢やレモン、柚子などの酸味、香辛料やハーブを活用することで、塩分を控えめにしても風味豊かな料理になります。

食品のラベルを確認する習慣をつけることも重要です。

多くの加工食品には栄養成分表示があり、ナトリウム量や食塩相当量が記載されています。

ナトリウム1000mgは食塩約2.5gに相当することを覚えておくと、商品選びの際に役立ちます。

1回30分のウォーキングを週3回以上続ける

定期的な運動は、薬を使わずに血圧を下げる効果的な方法の一つです。

運動による降圧効果は科学的にも十分に証明されており、有酸素運動を継続することで、収縮期血圧を約5〜8mmHg、拡張期血圧を約3〜5mmHg低下させることが期待できます。

収縮期血圧(SBP)と拡張期血圧(DBP)は用量依存的に非線形に低下し、週150分で最大の低下が見られました(収縮期血圧: 150分/週のMD = -7.23 mmHg、95%CI:-9.08~-5.39、拡張期血圧:-5.58 mmHg、95%CI:-6.90~-4.27)。

引用:PubMed Effects of aerobic exercise on blood pressure in patients with hypertension: a systematic review and dose-response meta-analysis of randomized trials

推奨される運動は、ウォーキング、ジョギング、自転車こぎ、水泳などの有酸素運動です。

これらの運動を1回30分以上、週に3〜5回、できれば毎日行うことが理想的とされています。

運動強度は、軽く息が弾む程度、つまり会話ができる程度が適切です。

運動が血圧を下げるメカニズムには、いくつかの要因が関与しています。

運動が血圧を下げるメカニズム
  • 血管の内皮機能が改善し、血管が拡張しやすくなる
  • 交感神経の過剰な活動を抑制し、血管の緊張を和らげる
  • 体重減少や脂質代謝の改善など、間接的な効果も血圧低下に寄与する

ただし、血圧が非常に高い場合(収縮期血圧180mmHg以上)や、不安定な心臓病がある場合は、運動を始める前に必ず医師に相談することが重要です。

また、運動中に胸痛、めまい、極度の息切れなどを感じた場合は、すぐに運動を中止し、医療機関を受診してください。

運動を継続するコツは、無理のない範囲から始めることです。

いきなり激しい運動を始めるのではなく、1日10分のウォーキングから始めて、徐々に時間を延ばしていくという方法が推奨されます。

また、楽しめる活動を選ぶことで、長続きしやすくなります。

体重を減らすと血圧も下がる理由

肥満は高血圧の重要な危険因子であり、体重を適正範囲に保つことは血圧管理において非常に効果的です。

研究によると、体重を1kg減らすごとに、収縮期血圧が約1mmHg低下することが示されています。

つまり、5kg減量すれば血圧を約5mmHg下げられる可能性があるということです。

体重減少1kgあたりで血圧低下は、収縮期血圧で-1.05 mmHg(95% CI、-1.43~-0.66)、拡張期血圧で-0.92 mmHg(95% CI、-1.28~-0.55)でした。

引用:PubMed Influence of weight reduction on blood pressure: a meta-analysis of randomized controlled trials

肥満が高血圧を引き起こすメカニズムは複雑です。

体重が増えると、体全体に血液を送るために心臓がより強く働く必要があり、これが血圧を上昇させます。

また、肥満は交感神経系を活性化させ、腎臓でのナトリウム再吸収を増加させることで、血圧を上げる方向に働きます。

さらに、内臓脂肪から分泌されるホルモンが血管に悪影響を及ぼし、血圧上昇につながることもわかっています。

適正体重の目安として、BMI(体格指数)が18.5〜24.9の範囲内にあることが推奨されています(18〜49歳の場合)。

BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割った値で、例えば身長170cmで体重70kgの人のBMIは約24.2となります。

減量のためには、摂取カロリーを適切に管理しながら、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。

極端なカロリー制限は長続きしにくく、リバウンドのリスクも高まるため、無理のない範囲で1ヶ月に1〜2kg程度の緩やかな減量を目指すことが推奨されます。

禁煙と節酒で動脈硬化と血圧上昇を防ぐ

喫煙は血圧に直接的な影響を及ぼします。

タバコに含まれるニコチンは、交感神経を刺激して心拍数を増加させ、血管を収縮させることで一時的に血圧を上昇させます。

また、喫煙は動脈硬化を促進し、長期的には心血管疾患のリスクを大きく高めます。

興味深いことに、喫煙者が禁煙しても、すぐには血圧が大きく下がらないことがあります。

しかし、禁煙することで動脈硬化の進行が遅くなり、心筋梗塞や脳卒中のリスクが大幅に減少します。

実際、禁煙後1年で心臓病のリスクは喫煙者の半分になり、15年後には非喫煙者とほぼ同じレベルまで低下することが知られています。

禁煙後15年で、冠状動脈性心疾患のリスクは非喫煙者とほぼ同程度に低下する。

引用:Centers for Disease Control and Prevention Health Effects of Cigarettes: Cardiovascular Disease

アルコールと血圧の関係も重要です。

適量を超える飲酒は血圧を上昇させることが明らかになっています。

厚生労働省によれば、適度な飲酒は1日平均純アルコールで約20g程度、女性や高齢者、お酒に弱い方はその半分から3分の2程度(約10〜13g)が適量とされています。

これは、ビールなら中瓶1本(500ml)、日本酒なら1合(180ml)、ワインならグラス2杯程度に相当します。

過度の飲酒を続けると、数日から数週間で血圧が上昇することがあります。

逆に、多量飲酒者が飲酒量を減らすことで、収縮期血圧を約4mmHg、拡張期血圧を約3mmHg低下させることができるという研究結果もあります。

十分な睡眠とストレス解消が血圧を安定させる

慢性的なストレスは、交感神経系を過剰に活性化させ、血圧を上昇させる要因となります。

ストレスホルモンであるコルチゾールやアドレナリンは、血管を収縮させ、心拍数を増加させることで血圧を上げます。

また、ストレスは不健康な生活習慣(過食、喫煙、過度の飲酒など)につながりやすく、間接的にも血圧に悪影響を及ぼします。

研究では、リラクゼーション技法を定期的に実践することで、血圧が数mmHg低下する可能性が示されていますが、効果には個人差があります。

ストレス管理の方法
  • 瞑想やマインドフルネス
  • 深呼吸法
  • ヨガ
  • 趣味や運動など自分なりのストレス解消法

睡眠も血圧管理において重要な役割を果たします。

睡眠不足や睡眠の質の低下は、交感神経系の活動を高め、血圧を上昇させます。

特に、睡眠時無呼吸症候群は高血圧の重要な原因の一つとして知られており、適切な治療により血圧が改善することがあります。

健康的な睡眠のためには、1日7〜9時間の睡眠時間を確保し、規則正しい睡眠リズムを保つことが推奨されます。

就寝前のカフェイン摂取や激しい運動、スマートフォンなどの強い光を避けることも、良質な睡眠を得るために重要です。

いびきがひどい、日中の眠気が強い、夜間に何度も目が覚めるといった症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があるため、医療機関での相談が推奨されます。

降圧薬による治療|種類と使い方

薬物療法は、生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合や、初めから血圧が非常に高い場合、すでに臓器障害や心血管疾患がある場合に検討されます。

降圧薬には複数の種類があり、それぞれ異なる仕組みで血圧を下げます。

患者さんの年齢、合併症の有無、血圧の程度などを総合的に判断して、最も適した薬が選ばれます。

また、1種類の薬で十分な効果が得られない場合は、作用機序の異なる複数の薬を組み合わせることで、より効果的に血圧をコントロールできる場合があります。

どんなときに薬が必要?降圧薬による治療について

降圧薬の開始時期は、血圧の高さとリスクの程度によって判断されます。

世界保健機関のガイドラインでは、収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上で、生活習慣の改善を一定期間試みても血圧が下がらない場合に薬物療法の開始を推奨しています。

ただし、以下のような場合は生活習慣の改善と同時に、早期から薬物療法を開始することが推奨されます。

早期から薬物療法を開始することが推奨されるケース
  • 血圧が非常に高い場合(収縮期血圧160mmHg以上、または拡張期血圧100mmHg以上)
  • すでに心臓病、脳血管疾患、腎臓病、糖尿病などの合併症がある場合

これは、これらの患者さんでは心血管イベントのリスクが高く、速やかに血圧を下げることが重要だからです。

降圧治療の目標値も、患者さんの状態によって異なります。

最新のガイドラインでは、多くの患者さんで収縮期血圧130mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満を目指すことが推奨されています。

ただし、75歳以上の高齢者や、両側の頸動脈狭窄がある方など、特定の条件がある場合は、個別に目標値が設定されることがあります。

薬物療法を開始した後も、生活習慣の改善を継続することが重要です。

薬だけに頼るのではなく、食事や運動などの生活習慣改善を併せて行うことで、より良好な血圧コントロールが可能になり、場合によっては薬の量を減らせる可能性もあります。

血圧を下げる薬にはどんな種類がある?主な降圧薬の種類と特徴

降圧薬にはいくつかの主要なクラスがあり、それぞれ異なるメカニズムで血圧を下げます。

利尿薬

利尿薬は、腎臓からの塩分と水分の排泄を促進することで、血液量を減らして血圧を下げます。

特にチアジド系利尿薬は、高血圧治療において長い使用実績があり、費用も比較的安価です。

高齢者や塩分感受性が高い方に特に効果的とされています。

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)

ACE阻害薬(アンジオテンシン変換酵素阻害薬)は、血管を収縮させるアンジオテンシンIIという物質の生成を抑えることで、血管を広げて血圧を下げます。

心臓や腎臓を保護する効果もあり、心不全や慢性腎臓病、糖尿病を合併している方に特に適しています。

副作用として、一部の患者さんで空咳が出ることがあります。

ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)

ARB(アンジオテンシンII受容体拮抗薬)は、ACE阻害薬と似た作用機序を持ちますが、アンジオテンシンIIの受容体を直接ブロックすることで血圧を下げます。

ACE阻害薬と同様の効果がありながら、空咳の副作用が少ないという特徴があります。

多くの研究では、ARBとACE阻害薬は心血管イベントの予防効果において概ね同等とされていますが、研究により結果に差がみられることもあります。

忍容性の面では、空咳や血管性浮腫の副作用が少ないARBが優れています。

カルシウム拮抗薬(カルシウムチャネルブロッカー)

カルシウム拮抗薬(カルシウムチャネルブロッカー)は、血管の平滑筋細胞へのカルシウムの流入を抑制し、血管を拡張させることで血圧を下げます。

高齢者や脳血管疾患を合併している方に効果的とされています。

副作用として、足のむくみや顔のほてりが現れることがあります。

β遮断薬

β遮断薬は、心臓の拍動を抑えることで血圧を下げます。

狭心症や不整脈、心筋梗塞後の患者さんに特に有用ですが、喘息や慢性閉塞性肺疾患がある方では、非選択性β遮断薬は原則避け、心選択性β1遮断薬を慎重に検討します。

最近のガイドラインでは、利尿薬、ACE阻害薬、ARB、カルシウム拮抗薬のいずれも初期治療薬として推奨されており、患者さんの個別の状況に応じて選択されます。

生活改善で下がらなければ3〜6ヶ月後に薬を開始

薬物療法を開始するタイミングは、血圧の高さとリスクの程度を総合的に評価して決定されます。

血圧が軽度の上昇(収縮期血圧140〜159mmHg、または拡張期血圧90〜99mmHg)で、心血管疾患のリスクが低い場合は、まず3〜6ヶ月程度、生活習慣の改善を試みます。

この期間で血圧が十分に下がらない場合に、薬物療法の開始を検討します。

一方、収縮期血圧が160mmHg以上、または拡張期血圧が100mmHg以上の場合は、生活習慣の改善と同時に、比較的早期に薬物療法を開始することが推奨されます。

このレベルの高血圧では、合併症のリスクが高いため、速やかな血圧コントロールが重要です。

薬物療法を始めるタイミング

血圧レベル・状態主な対応方針薬物療法開始の目安
軽度高血圧(140〜159 / 90〜99mmHg)かつリスク低まず生活習慣の改善を3〜6ヶ月実施改善しても下がらない場合に開始
中等度以上の高血圧(160 / 100mmHg以上)生活習慣の改善と同時に薬物療法を検討比較的早期に開始
軽度でもリスク高(糖尿病・慢性腎臓病・心血管疾患あり)合併症リスクが高いため早期開始推奨生活改善と並行して導入
治療中でも血圧未達効果・副作用を見ながら用量調整または薬追加目標血圧到達まで段階的に対応

また、血圧が軽度の上昇であっても、糖尿病、慢性腎臓病、心血管疾患の既往などのリスク要因がある場合は、早期に薬物療法を開始することが推奨されます。

これらの患者さんでは、少しの血圧上昇でも心血管イベントのリスクが高まるため、積極的な治療が必要です。

薬物療法を開始する際は、通常、低用量から始めて、効果と副作用を確認しながら徐々に用量を調整します。

血圧が目標値に達しない場合は、薬の用量を増やすか、作用機序の異なる別の薬を追加することで、より効果的な血圧コントロールを目指します。

咳・むくみ・めまいなどの副作用に注意が必要

降圧薬には、それぞれ特有の副作用があります。

ただし、すべての人に副作用が現れるわけではなく、多くの患者さんは問題なく服用を続けられます。

利尿薬の副作用としては、頻尿、めまい、脱水、カリウムなどの電解質バランスの乱れが挙げられます。

特に夏場は脱水に注意が必要です。

ACE阻害薬の代表的な副作用は空咳で、服用者の約5〜10%に見られます。

咳が継続する場合は、医師と相談してARBへの変更を検討することがあります。

まれに、顔や喉の腫れを伴う血管性浮腫という重篤な副作用が起こることがあるため、顔や唇、舌が腫れた場合はすぐに医療機関を受診する必要があります。

主な降圧薬の副作用

薬の種類主な副作用注意点・対処法
利尿薬頻尿、めまい、脱水、電解質(特にカリウム)バランスの乱れ夏場の脱水や血液検査での電解質異常に注意
ACE阻害薬空咳(約5〜10%)、まれに血管性浮腫(顔・唇・舌の腫れ)咳が続く場合はARBへ変更検討。腫れが出たらすぐ受診
ARB(アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬)めまい、高カリウム血症腎機能低下のある人は特に注意
カルシウム拮抗薬足首のむくみ、顔のほてり、動悸、歯肉の腫れむくみが強い場合は薬の種類・用量の調整を医師に相談
β遮断薬疲労感、徐脈、手足の冷感、喘息悪化、血糖値変化喘息・糖尿病のある人は慎重に使用

ARBは比較的副作用が少ない薬ですが、めまいや高カリウム血症が起こることがあります。

腎機能が低下している方では特に注意が必要です。

カルシウム拮抗薬の副作用としては、足首のむくみ、顔のほてり、動悸、歯肉の腫れなどがあります。

足のむくみが気になる場合は、医師と相談して薬の種類や用量の調整を検討します。

β遮断薬は、疲労感、徐脈、手足の冷感などの副作用が現れることがあります。

また、喘息の悪化や血糖値への影響も知られているため、喘息や糖尿病がある方は注意が必要です。

どの薬でも、服用開始後にめまいやふらつき、体調の変化を感じた場合は、自己判断で服用を中止せず、必ず医師や薬剤師に相談することが重要です。

また、降圧薬は急に中止すると血圧が急上昇することがあるため、中止する場合も医師の指導のもとで徐々に減量していく必要があります。

高血圧治療に関するよくある質問(FAQ)

高血圧治療について、患者さんからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

高血圧は完治するのか

高血圧のタイプによって答えは異なります。

二次性高血圧の場合、原因となる病気を治療することで血圧が正常化し、降圧薬が不要になる可能性があります。

しかし、高血圧の約90%を占める本態性高血圧は、遺伝的素因や加齢などの複数の要因が関与しているため、完全に治癒することは難しいとされています。

ただし、適切な治療により血圧をコントロールし、合併症を予防することは十分に可能です。

薬を飲み始めたらやめられないのか

降圧薬の服用は必ずしも一生続けなければならないわけではありません。

生活習慣の改善により血圧が十分に下がり、その状態が安定して維持できる場合は、医師の判断のもとで薬を減量したり、中止したりすることも可能です。

ただし、薬を自己判断で中止すると血圧が急上昇する可能性があるため、必ず医師に相談しながら慎重に進めることが重要です。

若くても高血圧になるのか

はい、若い方でも高血圧になることはあります。

特に近年は、肥満や運動不足、ストレスなどにより、若年層でも一定の割合で高血圧がみられます

若い方の高血圧は、将来的な心血管疾患のリスクが高くなるため、早期発見と適切な対応が重要です。

血圧を下げる特定の食べ物はあるのか

特定の食材だけで血圧が大きく下がるということはありませんが、カリウムを多く含む野菜や果物、カルシウムを含む低脂肪乳製品、マグネシウムを含むナッツ類などは、血圧管理に役立つ可能性があります。

重要なのは、特定の食材に偏るのではなく、DASH食のようなバランスの取れた食事パターンを継続することです。

運動はどれくらいすればよいのか

有酸素運動を1回30分以上、週に3〜5回、できれば毎日行うことが推奨されています。

ウォーキング、ジョギング、自転車こぎ、水泳などが適しています。

運動強度は、軽く息が弾む程度で、会話ができる程度が目安です。

ただし、血圧が非常に高い場合は、運動を始める前に必ず医師に相談してください。

家庭で血圧を測る必要があるのか

家庭血圧の測定は、高血圧の診断や治療効果の判定において非常に重要です。

家庭血圧は診察室血圧よりも将来の心血管イベントをより正確に予測できることがわかっています。

朝と夜の1日2回、座位で安静にした状態で測定することが推奨されています。

薬を飲み忘れたらどうすればよいのか

飲み忘れに気づいた時点で、次の服用時間まで数時間以上ある場合は、気づいたときにすぐ服用してください。

ただし、次の服用時間が近い場合は、1回分を飛ばして次の通常の服用時間に1回分だけ服用します。

2回分を一度に服用してはいけません

頻繁に飲み忘れる場合は、服用時間を生活パターンに合わせて調整するなど、医師や薬剤師に相談することをお勧めします。

高血圧でも入浴やサウナは大丈夫か

血圧がコントロールされていれば、入浴やサウナも基本的には安全です。

ただし、急激な温度変化は血圧を大きく変動させるため、脱衣所や浴室を暖かくしておく、熱すぎるお湯は避ける、長湯をしないといった配慮が必要です。

また、飲酒後の入浴やサウナは避けてください

血圧が非常に高い場合や、心臓病がある場合は、医師に相談してから入浴するようにしてください。

まとめ

高血圧は、適切な治療により確実にコントロールできる病気です。

この記事では、高血圧の原因から具体的な治療法まで、科学的根拠に基づいた情報をお伝えしました。

高血圧治療の基本は、生活習慣の改善と必要に応じた薬物療法です。

減塩、適正体重の維持、定期的な運動、節酒、禁煙といった生活習慣の改善は、すべての高血圧患者に推奨される治療法です。

これらの対策を総合的に実施することで、多くの場合、血圧を有意に低下させることができます。

薬物療法は、生活習慣の改善だけでは血圧が十分に下がらない場合や、初めから血圧が非常に高い場合、すでに臓器障害がある場合に検討されます。

降圧薬には複数の種類があり、患者さんの状態に応じて最適な薬が選択されます。

高血圧を放置すると、心筋梗塞、脳卒中、腎不全などの重大な合併症につながる可能性がありますが、適切に血圧をコントロールすることで、これらのリスクを大幅に減らすことができます。

自覚症状がないからと放置せず、定期的に血圧を測定し、高血圧と診断された場合は医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。

また、治療を開始した後も、医師の指示に従って定期的に受診し、血圧や副作用のチェックを受けることが重要です。

高血圧の管理は、一時的な取り組みではなく、長期的に継続することで効果を発揮します。

医療者と相談しながら、無理のない範囲で生活習慣の改善を続け、必要に応じて薬物療法を適切に利用することで、健康な生活を維持していきましょう。

もし血圧が高いと指摘されたり、高血圧について不安がある場合は、お近くの医療機関にご相談ください。

早期発見と適切な対応が、将来の健康を守る鍵となります。

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