高血圧の改善方法を探している方の中には、ルイボスティーが血圧に良いという情報を耳にして、その効果について詳しく知りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
南アフリカ原産のハーブティーであるルイボスティーは、カフェインを含まず、独特の甘みとナッツのような風味が特徴です。
日本でも健康志向の高まりとともに人気が増していますが、実際に血圧にどのような影響があるのか、科学的な根拠はあるのか、気になるところです。
血圧が高いと指摘されて生活習慣の改善を考えている方、すでに降圧薬を服用しているけれど自然な方法でもサポートしたいと考えている方、あるいはご家族の健康を気遣って情報収集している方など、さまざまな立場から関心を持たれていることでしょう。
一方で、インターネット上には根拠の不確かな情報も多く、何を信じてよいのか迷ってしまうこともあるかもしれません。
この記事では、医師の立場から、ルイボスティーと血圧の関係について、海外の研究データや医学論文に基づいて詳しく解説していきます。
ルイボスティーに含まれる成分が体内でどのように働くのか、どの程度の効果が期待できるのか、安全に飲むためにはどんな点に注意すべきか、といった疑問にお答えします。
また、降圧薬を飲んでいる方が気をつけるべきポイントや、ルイボスティー以外で血圧対策に役立つお茶についてもご紹介します。
- 血管を縮める酵素を抑える作用が確認されている
- 抗酸化成分が血管の健康維持に関わる可能性
- カリウムとマグネシウムが塩分バランスを整える
- カフェインゼロで血圧の急上昇リスクがない
- 穏やかなサポート効果で降圧薬の代替にはならない
結論から申し上げますと、ルイボスティーにはその成分特性から血圧を調整する仕組みに働きかける可能性が示唆されています。
ただし、薬のような劇的な効果ではなく、あくまで生活習慣の改善の一環としてサポート的な役割を果たすものです。
高血圧の治療には病院での適切な診療が必要であり、ルイボスティーだけで血圧をコントロールすることはできません。
この記事では、医学的な根拠をもとに、ルイボスティーと血圧の関係について詳しく解説していきます。
- ルイボスティーが血圧に与える影響と科学的根拠
- ルイボスティーに含まれる血圧に関わる成分
- 血圧対策としての効果的な飲み方と注意点
- 降圧薬との飲み合わせで気をつけること
- ルイボスティー以外の血圧対策に役立つお茶の選び方
はじめに(免責・注意事項)
本記事は、高血圧に関する一般的な医学情報の提供を目的として作成されたものであり、特定の診断・治療を推奨するものではありません。
血圧の状態や治療方針は、年齢・体質・基礎疾患・服薬状況などにより個人差があります。降圧薬を含む医薬品の使用や生活習慣の改善を検討される場合は、必ず医師などの医療専門職にご相談のうえ、十分な説明を受けてからご自身の判断で行ってください。
また、本記事で紹介する内容の一部は、一般診療のほか自由診療に該当する可能性があります。保険適用の有無や費用、効果、副作用などについては、必ず受診先の医療機関で最新の情報をご確認ください。
本記事の情報は公開時点の医学的知見やガイドラインをもとにしていますが、今後の研究や法令改正により内容が変更となる場合があります。正確かつ最新の情報を得るために、公的機関(厚生労働省、日本高血圧学会など)や各医療機関の公式情報をあわせてご確認ください。
ルイボスティーには血圧を下げる効果が期待できる
ルイボスティーと血圧の関係については、海外を中心に複数の研究が行われており、その結果から血圧を下げる可能性が報告されています。
ルイボスティーに含まれる特有の成分が、血圧をコントロールする体の仕組みに働きかけることで、血圧の健康維持に役立つ可能性が示唆されています。
研究では、ルイボスティーが血管を縮める働きをする酵素を抑えたり、血管を健康に保ったりする働きが報告されています。
ただし、これは薬のような即効性や強い効果ではなく、毎日続けて飲むことで少しずつ血圧に良い影響を与える可能性があるという程度のものです。
なお、ヒトでの有効性を確定するにはさらなる研究が必要とされています。
ここでは、海外の研究で示された具体的なデータ、ルイボスティーに含まれる血圧に関わる主な成分、そして実際にどの程度の効果が期待できるのかについて、科学的な根拠とともに詳しく見ていきます。
過度な期待を持たず、正しい知識を持った上で、ルイボスティーを生活に取り入れるかどうかを判断していただければと思います。
海外の研究では血圧に関わる作用が報告されている
ルイボスティーが血圧に与える影響については、主に動物を使った実験や、少数の人を対象とした研究で調べられてきました。
アメリカの国立衛生研究所という信頼できる機関のデータベースに掲載されている研究では、ルイボスティーが血管を縮める働きをする「アンジオテンシン変換酵素」という酵素を抑える作用などが実験レベルで報告されています。
健康な人を対象とした研究では、ルイボスティーを飲んだ後30分から60分の間に、この酵素の働きが明らかに弱まったことが報告されています。
ルイボスティーを単回経口摂取したところ、30分後(P < 0.01)および60分後(P < 0.05)にACE活性が有意に阻害された。
引用:PubMed Effects of green tea, black tea and Rooibos tea on angiotensin-converting enzyme and nitric oxide in healthy volunteers
この「アンジオテンシン変換酵素」は、血圧を上げるホルモンを作り出すのに関わる重要な酵素です。
この酵素の働きが抑えられると、血管が広がりやすくなり、血圧が下がりやすい状態になります。
実際、病院で処方される降圧薬の一種である「ACE阻害薬」は、まさにこの酵素の働きを抑えることで血圧を下げる仕組みを持っています。
ただし、人を対象とした研究で血圧そのものが下がったことを明確に示したデータは限られています。
ある研究のまとめでは、健康な人が一定期間ルイボスティーを飲んでも血圧の明らかな低下は見られなかったと報告されています。
研究者たちは、飲んだ期間が短すぎた可能性や、対象が健康な人だったことが影響した可能性を指摘しています。
血圧が高めの方を対象にした場合には、より明確な効果が見られる可能性があるとも述べられています。
フラボノイドとミネラルが血圧に働きかける主な成分
ルイボスティーには、血圧を調節する働きに関わる可能性のある複数の成分が含まれています。
中でも注目されているのが、「アスパラチン」と「ケルセチン」という植物由来の成分です。
これらは「フラボノイド」と呼ばれる体に良い成分の一種です。
- アスパラチン
- ルイボスティーを特徴づける主要な成分
- 強い抗酸化作用(体のサビつきを防ぐ働き)を持つ(試験管内研究等)
- 血管がサビついて硬くなるのを防ぎ、血管を柔らかく保つ
- 血管を広げる物質への作用などを通じ、血管の健康維持に関わると考えられている
- ケルセチン
- 炎症を抑える働きがあり、血管の炎症を抑える
- 血管を縮める物質の働きを弱める
- カリウム
- 体の中の余分な塩分を尿として出す働き
- 血圧のバランスを整える
- マグネシウム
- 血管の筋肉をリラックスさせる
- 血管を広げることで血圧を下げる
- 血管を広げる物質の産生にも関わる
ルイボスティーに含まれるこれらのミネラルの量は、1杯あたりでは決して多くありませんが、継続的に摂取することで、食事から摂るミネラルと合わせて血圧のバランス維持に貢献する可能性があります。
劇的な効果ではなく穏やかなサポート効果
ルイボスティーの血圧への効果について理解する上で重要なのは、これが薬のような即効性や強い効果を持つものではないという点です。
病院で処方される降圧薬は血圧を10〜20mmHg程度下げることができますが、ルイボスティーによる血圧への影響は、医薬品と異なりあくまで穏やかなもの(具体的な数値は確立されていません)と考えられます。
ルイボスティーと降圧薬の効果の違い
| 項目 | 降圧薬 | ルイボスティー |
|---|---|---|
| 血圧低下の程度 | 10〜20mmHg程度 | 数値などの明確なデータはなし(穏やかなサポート) |
| 効果の現れ方 | 比較的早い | 継続的な摂取が望ましい(期間は個人差あり) |
| 効果の強さ | 強力 | 補助的・サポート的 |
| 位置づけ | 治療薬 | 生活習慣改善の一環 |
動物を使った実験では、ルイボスティーの成分が血圧の高いネズミの血圧を明らかに下げたという報告がありますが、人における効果はまだ十分に証明されていません。
健康な人を対象とした研究では明確な血圧の低下が見られなかったことから、ルイボスティーの効果は、すでに血圧が高い人においてより現れやすい可能性があります。
また、血圧への効果を期待する場合、毎日続けて飲むことが重要です。
1回や数日飲んだだけでは変化を感じにくい可能性があり、一定期間の継続が望ましいと考えられます。
ルイボスティーは、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理といった総合的な生活習慣の改善の一部として取り入れることで、血圧管理をお手伝いする飲み物と考えるのが適切でしょう。
ルイボスティーが血圧対策に役立つ3つの仕組み
ルイボスティーが血圧に影響を与える可能性がある仕組みは、主に3つの経路から説明されています。
- 抗酸化物質による血管の保護 – 体のサビつきを防ぐ成分が血管を柔らかく保つ
- ミネラルによる血圧バランスの調整 – カリウムやマグネシウムが塩分バランスを整える
- カフェインゼロによる負担軽減 – 血圧の急上昇を防ぐ
一つ目は、体のサビつきを防ぐ成分による血管の保護作用です。
血管は年齢とともに硬くなりがちですが、この成分がそのプロセスを遅らせることで、血管の柔らかさを保ち、血圧の上昇を防ぐと考えられています。
二つ目は、ミネラル成分による血圧バランスの調整作用です。
ルイボスティーに含まれるカリウムやマグネシウムは、体の中の塩分バランスを整え、血管の縮んだり広がったりする働きを適切にコントロールすることで、血圧を正常な範囲に保ちます。
そして三つ目は、カフェインを含まないことによる血圧への負担軽減です。
カフェインは一時的に血圧を上げる作用があるため、カフェインが入っていないルイボスティーは、朝でも夜でも時間を気にせず安心して飲むことができます。
これらの作用が互いに関連し合いながら、総合的に血圧に良い影響を与えると考えられています。
ここでは、それぞれの仕組みについて、科学的な根拠とともにわかりやすく解説していきます。
体の中でどのような変化が起きているのかを理解することで、ルイボスティーを毎日続けて飲むモチベーションにもつながるでしょう。
抗酸化物質が血管を柔らかく保つ
ルイボスティーに含まれる「抗酸化物質」は、血管の健康を保つために重要な役割を果たします。
抗酸化物質とは、体の中で起こる「サビつき」のような現象を防ぐ働きをする成分のことです。
血管は、この「サビつき」によってダメージを受けると、硬く柔軟性を失っていきます。
この状態を「動脈硬化」と呼び、血圧が上がる主な原因の一つとなります。
ルイボスティーに含まれる「アスパラチン」や「ケルセチン」などのフラボノイドは、体の中で悪さをする「活性酸素」という物質を無害化する働きがあります。
最も強力なラジカルスカベンジャーはアスパラチン(IC50 = 3.33 μM)およびEGCG(IC50 = 3.46 μM)であり、次いでケルセチン(IC50 = 3.60 μM)およびノトファギン(IC50 = 4.04 μM)であった。
引用:PubMed Antioxidant Activity of the Dihydrochalcones Aspalathin and Nothofagin and Their Corresponding Flavones in Relation to Other Rooibos ( Aspalathus Linearis ) Flavonoids, Epigallocatechin Gallate, and Trolox
活性酸素は、血管の細胞を傷つけ、血管に炎症を起こす原因となります。
抗酸化物質がこれらの活性酸素を取り除くことで、血管の炎症が抑えられ、血管のしなやかさを保つのに役立つと考えられています。
心臓や血管の病気のリスクが高い大人を対象とした研究では、6週間にわたって1日に6杯のルイボスティーを飲んだグループで、血液中の脂質がサビつくレベルが明らかに下がり、抗酸化物質のレベルが上がったことが報告されています。
発酵させた伝統的なルイボスの摂取は、その一般的な使用法を裏付けるように、心血管疾患を発症するリスクのある成人において、心臓病に関連する脂質プロファイルと酸化還元状態を大幅に改善しました。
引用:PubMed Effects of rooibos (Aspalathus linearis) on oxidative stress and biochemical parameters in adults at risk for cardiovascular disease
また、「善玉コレステロール」と呼ばれる体に良いコレステロールのレベルも改善が見られました。
これらの変化は、血管の状態が良くなったことを示す指標と考えられています。
血管が柔らかさを保つことができれば、心臓から送り出された血液をスムーズに全身に運ぶことができ、血圧の上昇を防ぐことにつながります。
カリウムとマグネシウムが血圧バランスを整える
ルイボスティーには、血圧を調節するために重要な役割を果たすミネラルである「カリウム」と「マグネシウム」が含まれています。
これらのミネラルは、体の中の塩分などのバランスを整え、血圧を適正な範囲に保つために欠かせない栄養素です。
カリウムは、体の中の余分な塩分を尿として外に出す働きを持っています。
現代の食生活では塩分を摂りすぎることが多いのですが、塩分が多くなると体の中に水分が溜まりやすくなり、血圧が上がってしまいます。
カリウムを適切に摂ることで、この余分な塩分が外に出されやすくなり、血圧の上昇を抑えることができます。
成人では、カリウムの摂取量を増やすことで血圧が大幅に低下することがエビデンスで示されています。
引用:World Health Organization Increasing potassium intake to reduce blood pressure and risk of cardiovascular diseases in adults
マグネシウムは、血管の筋肉をリラックスさせる働きがあります。
血管の筋肉が緊張すると血管が縮んで血圧が上がりますが、マグネシウムはこの筋肉をリラックスさせることで血管を広げ、血圧を下げる効果があります。
また、マグネシウムは血管を広げる物質を作り出すことにも関わっており、血管の健康維持に色々な面から役立っています。
ルイボスティーに含まれるこれらのミネラルの量は、1杯あたりではそれほど多くありませんが、毎日続けて飲むことで、食事から摂るミネラルと合わせて血圧のバランス維持に役立つ可能性があります。
カフェインゼロで血圧の急上昇を防げる
ルイボスティーの大きな特徴の一つは、カフェインを全く含まないことです。
これは、血圧が気になる方にとって大きな利点となります。
カフェイン含有飲料との比較
| 飲み物 | カフェイン | 血圧への影響 | 時間帯の制限 |
|---|---|---|---|
| コーヒー | あり(多) | 一時的に上昇 | 夕方以降は注意 |
| 緑茶 | あり(中) | 一時的に上昇 | 夕方以降は注意 |
| 紅茶 | あり(中) | 一時的に上昇 | 夕方以降は注意 |
| ルイボスティー | なし | 上昇しない | いつでもOK |
カフェインは、脳や神経を刺激し、一時的に血圧を上げる作用があります。
コーヒーや緑茶、紅茶といったカフェインが入った飲み物を飲んだ後、血圧が一時的に上昇する場合があることが報告されています(個人差あり)。
この効果は一時的なものですが、カフェインに敏感な方や、すでに血圧が高い方にとっては避けたい影響です。
ルイボスティーはカフェインを含まないため、このような血圧の急な上昇を引き起こす心配がありません。
朝から晩まで、時間帯を気にせずに飲むことができ、眠りの質にも影響を与えません。
良い睡眠は血圧管理においてとても大切ですので、寝る前に温かいルイボスティーを飲むことで、リラックスしながら水分補給ができるという点も嬉しいポイントです。
また、カフェインには軽いおしっこが出やすくなる作用がありますが、ルイボスティーにはこの作用もないため、水分補給の飲み物として適しています。
ただし、ルイボスティーに含まれる一部の成分には軽いおしっこを促す働きがあるという報告もありますので、極端に大量に飲む必要はありません。
ルイボスティーを飲む時に知っておきたい注意点
ルイボスティーは一般的に安全性の高い飲み物として知られていますが、いくつか注意すべき点もあります。
どんな健康に良いとされる食べ物や飲み物でも、適量を守ることや、自分の体の状態に合わせた配慮が必要です。
- 過剰摂取による肝機能への影響(極めて稀)
- 降圧薬を服用中の方の飲み合わせ
- ルイボスティーだけに頼った高血圧管理の危険性
特に注意が必要なのは、飲みすぎによる潜在的なリスクです。
極めて稀なケースではありますが、大量に飲んだり長期間飲み続けたりすることで肝臓に負担がかかる可能性が報告されています。
また、血圧の薬を飲んでいる方にとっては、薬との飲み合わせの問題も考えなければなりません。
ルイボスティーが血圧を下げる働きを持つ可能性があるため、血圧の薬と一緒に飲むことで効果が強まりすぎる心配があります。
そして最も大切なのは、ルイボスティーだけに頼った血圧管理の危険性です。
ルイボスティーはあくまで補助的な飲み物であり、病院での治療の代わりにはなりません。
ここでは、これらの注意点について詳しく見ていき、安全に、そして効果的にルイボスティーを楽しむための知識を身につけていきましょう。
過剰摂取による肝機能への影響に注意が必要
ルイボスティーは基本的に安全な飲み物ですが、極めて稀なケースとして、大量に飲んだり長期間飲み続けたりすることで肝臓に負担がかかる可能性が報告されています。
医学の専門誌に掲載された症例報告では、毎日大量のルイボスティーを長期間飲み続けた方が、肝臓の働きを示す数値が上がり、急性肝炎のような症状を起こしたケースがいくつか記録されています。
これらのケースでは、ルイボスティーを飲むのを止めることで肝臓の働きが元に戻ったことから、ルイボスティーが原因である可能性が示されています。
ただし、こうした報告は非常に稀であり、適量を守って飲む分には心配する必要はないとされています。
- 肝炎と診断されている方
- 肝硬変と診断されている方
- 肝臓の数値に異常がある方
- 何らかの薬を服用している方
肝臓に持病がある方、例えば肝炎や肝硬変と診断されている方は、ルイボスティーを飲む前にかかりつけの医師に相談することをおすすめします。
また、健康な方でも、1日に何十杯も飲むような極端な飲み方は避けるべきでしょう。
なお、ルイボスティーには肝臓で薬を処理する働きに影響を与える可能性があるという研究報告もあります。
これは、肝臓で処理される薬の効き方に影響する可能性を意味しますので、何らかの薬を飲んでいる方は、念のため医師や薬剤師に相談しておくとより安心です。
降圧薬を服用中の方が気をつけること
すでに高血圧の治療を受けており、血圧を下げる薬を飲んでいる方がルイボスティーを飲む場合には、いくつか注意が必要です。
前で説明した通り、ルイボスティーには血管を縮める酵素を抑える働きがあることが示されています。
「ACE阻害薬」と呼ばれる血圧の薬も、同じ酵素をターゲットにして血圧を下げる仕組みを持っています。
そのため、ACE阻害薬を飲んでいる方がルイボスティーを大量に飲むと、理論上は薬の効果が強まりすぎて血圧が下がりすぎてしまう可能性が考えられます。
実際にそのような事例がたくさん報告されているわけではありませんが、可能性としては考えられます。
これらの薬を飲んでいる方は、ルイボスティーを飲み始める前に、念のためかかりつけの医師に相談しておくことをおすすめします。
また、その他の血圧の薬を飲んでいる場合でも、ルイボスティーとの相互作用の可能性はゼロではありません。
特に、複数の血圧の薬を組み合わせて飲んでいる方や、血圧のコントロールが不安定な方は、自己判断でルイボスティーを大量に飲み始めるのではなく、医師に相談してから始めることが賢明です。
適量であれば問題ないと考えられますが、安全性を最優先に考えることが大切です。
ルイボスティーだけでは高血圧は治療できない
ここまでルイボスティーの血圧への効果について解説してきましたが、最も重要な注意点は、ルイボスティーだけで高血圧を治すことはできないということです。
- 心筋梗塞
- 脳卒中
- 腎不全
- 心不全
- 大動脈瘤
高血圧は、そのままにしておくと心筋梗塞、脳卒中、腎不全といった重大な合併症を引き起こす可能性のある病気です。
適切な治療を受けず、民間療法やサプリメントだけに頼ることは非常に危険です。
ルイボスティーは、あくまで生活習慣改善の一つとして取り入れる補助的な飲み物であり、病院での治療の代わりにはなりません。
血圧が高いと指摘されている方、すでに高血圧と診断されている方は、必ず病院を受診し、医師の指導のもとで適切な治療を受けることが最優先です。
- 病院を受診し、医師の診断を受ける
- 処方された薬を医師の指示通りに服用する
- 医師の許可を得た上で生活習慣を改善する
- バランスの良い食事
- 適度な運動
- 塩分を減らす
- タバコをやめる
- 適正体重を維持する
- その一環としてルイボスティーを取り入れる
その上で、医師の許可を得た範囲で、食事の改善、適度な運動、塩分を減らす、タバコをやめる、適正体重を維持するといった生活習慣の改善に取り組み、その一部としてルイボスティーを取り入れるという考え方が正しいアプローチです。
また、ルイボスティーを飲み始めたからといって、自己判断で血圧の薬を飲むのを止めたり、量を減らしたりすることは絶対に避けてください。
薬の調整は必ず医師の指示のもとで行う必要があります。
血圧対策に効果的なルイボスティーの飲み方
ルイボスティーを血圧対策の一つとして取り入れる場合、どのくらいの量を、どのタイミングで、どのような品質のものを選んで飲むかによって、その効果や安全性が変わってきます。
適切な飲み方を知ることで、ルイボスティーの良さを最大限に活かすことができます。
- 適量を守る – 1日2〜3杯を目安に継続
- タイミング – 温かくして食間や就寝前に
- 品質 – オーガニックで高品質なものを選ぶ
ここでは、研究データや専門家の意見をもとに、ルイボスティーの効果的な飲み方について具体的にご紹介します。
1日にどれくらい飲むべきか、どのタイミングで飲むのが良いのか、そしてどのような品質のルイボスティーを選ぶべきかといった、実践的な情報をお伝えします。
ただし、これらはあくまで一般的な目安であり、人によって体の状態や体質、飲んでいる薬などが異なるため、適量は人それぞれです。
持病がある方や薬を飲んでいる方は、ルイボスティーを飲み始める前に医師に相談することをおすすめします。
正しい知識を持って、安全かつ効果的にルイボスティーを生活に取り入れていきましょう。
1日2〜3杯を目安に継続して飲む
ルイボスティーの適量については、明確な科学的な決まりはありませんが、研究データや安全性の観点から考えると、1日2〜3杯程度が日常的に取り入れやすい目安と考えられます。
心臓や血管の病気のリスクが高い方を対象とした研究では、1日6杯のルイボスティーを6週間飲むことで、血液中の体に良い成分のレベルが上がり、脂質の状態が改善したという報告があります。
ただし、これはかなり多めの量ですので、日常的に取り入れる場合は、もう少し控えめの量で十分でしょう。
- 茶葉の量:ティーカップ1杯に対してティースプーン1〜2杯
- 蒸らし時間:3〜5分程度
- 特徴:長く蒸らしても苦くならない
1杯あたりの茶葉の量は、ティーカップ1杯に対してティースプーン1〜2杯程度が一般的です。
しっかりとした味わいを楽しみたい場合は、3〜5分程度蒸らすと良いでしょう。
長く蒸らしすぎても、緑茶や紅茶のように苦くなることはありませんので、お好みの濃さに調整できます。
大切なのは、毎日続けて飲むことです。
血圧への効果を期待する場合、1回や数日飲んだだけでは変化は期待できません。
少なくとも数週間から数ヶ月にわたって毎日飲み続けることで、少しずつ体の中の状態や血管の健康状態が良くなっていく可能性があります。
ただし、前で説明した通り、極端に大量に飲むことは避けるべきです。
極端な大量摂取(通常の飲用量を超えるような飲みすぎ)は、肝臓への負担の可能性を考えると推奨されません。
温かくして食間や就寝前に飲むのがおすすめ
ルイボスティーを飲むタイミングについては、特に厳密な決まりはありませんが、食事と食事の間や寝る前に温かくして飲むのがおすすめです。
- 朝食と昼食の間
- 昼食と夕食の間
- 就寝前(リラックスに役立つ)
温かい飲み物は、心身のリラックスに役立ちます。
特に寝る前に温かいルイボスティーを飲むことで、心と体がリラックスし、良い睡眠につながる可能性があります。
良い睡眠は血圧管理においてとても大切な要素ですので、この点でも役立ちます。
また、ルイボスティーはカフェインを含まないため、寝る前に飲んでも眠りの質を妨げにくいのが特徴です。
食事と食事の間に飲むことで、水分補給と体に良い成分の摂取を同時に行うことができます。
ただし、ルイボスティーに含まれる「タンニン」という成分は鉄分の吸収を妨げる可能性があるため、貧血の方や鉄分のサプリメントを飲んでいる方は、食事の直前や直後ではなく、食事と食事の間に飲む方が良いでしょう。
とはいえ、ルイボスティーのタンニンの量は緑茶や紅茶よりもかなり少ないため、一般的な飲用量であれば、過度に心配する必要はありません。
冷やして飲むこともできますが、リラックスしたい時は、温かくして飲むのがおすすめです。
季節や好みに合わせて、温度を調整すると良いでしょう。
オーガニックで高品質なものを選ぶポイント
ルイボスティーを選ぶ際には、品質にこだわることが大切です。
品質の高いルイボスティーほど、体に良い成分がたくさん含まれているとされ、また安全性も高いと考えられます。
ルイボスティーの選び方のポイント
| 項目 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 認証 | オーガニック認証あり | 農薬・化学肥料の使用が制限され管理されている |
| タイプ | 緑のルイボスティー | アスパラチンの含有量が多い |
| 形状 | リーフタイプ | 新鮮で成分が豊富(ティーバッグでも可) |
| メーカー | 信頼できる会社 | 品質管理がしっかりしている |
| 鮮度 | 製造日が新しい | 有効成分が保たれている |
まず、できれば「オーガニック認証」を受けた製品を選ぶことをおすすめします。
オーガニック認証を受けた製品は、農薬や化学肥料の使用が制限されており、より品質面での安心感につながります。
また、前で説明した肝臓への影響に関する報告では、不純物が原因である可能性なども考察されていますが、原因の特定には至っていませんので、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
- 赤いルイボスティー(発酵タイプ) – 一般的なタイプ、甘みがある
- 緑のルイボスティー(非発酵タイプ) – アスパラチンをより多く摂取できる
ルイボスティーには、発酵させた赤い色のルイボスティーと、発酵させていない緑色のルイボスティーがあります。
緑のルイボスティー(非発酵タイプ)は、体のサビつきを防ぐ「アスパラチン」という成分が発酵タイプよりも多く含まれているとされています。
アスパラチンなどの成分を重視する場合は、緑のルイボスティーを試してみるのも一つの選択肢です。
また、ティーバッグよりも茶葉そのままのタイプの方が、新鮮で体に良い成分がたくさん含まれている可能性があります。
ただし、ティーバッグの方が手軽で続けやすいという利点もありますので、続けやすさを重視するならティーバッグでも十分です。
購入の際には、作られた日や賞味期限を確認し、できるだけ新鮮なものを選びましょう。
保管は、高温多湿を避け、密閉できる容器に入れて涼しく暗い場所に保管することで、品質を保つことができます。
ルイボスティー以外で血圧対策に役立つお茶
ルイボスティー以外にも、血圧対策に役立つ可能性のあるお茶がいくつかあります。
それぞれのお茶には独自の特徴があり、含まれる成分やその働き方も異なります。
さまざまなお茶について知ることで、自分の好みや体質、生活スタイルに合った選択ができるようになります。
ルイボスティーと組み合わせたり、気分や好みに応じて飲み分けたりすることで、より豊かな選択肢を持つことができます。
毎日同じものを飲み続けるのが苦手な方も、いくつかのお茶を交代で飲むことで、飽きずに続けられるでしょう。
ここでは、科学的な研究データに基づいて、血圧対策に役立つ可能性のあるハイビスカスティーと緑茶、そして逆に避けるべき飲み物について解説します。
それぞれのお茶の特徴や研究で示された効果、注意点などを理解した上で、自分に合った飲み物を選んでいただければと思います。
正しい知識を持って、健康的な飲み物選びをしていきましょう。
ハイビスカスティーは研究で血圧低下効果が確認されている
ハイビスカスティーは、ルイボスティー以上に血圧を下げる効果について多くの研究が行われているハーブティーです。
ハイビスカスの花から作られるこのお茶は、鮮やかな赤色と酸っぱい味わいが特徴です。
ハイビスカスティー・ハイビスカスの血圧低下効果
| 研究内容 | 結果 | 期間 |
|---|---|---|
| 軽度〜中等度高血圧患者の臨床試験 | 上の血圧が平均7.2mmHg低下 | 6週間 |
| 複数研究のメタアナリシス | 上の血圧が7.1mmHg低下 | – |
| 特徴 | もともと血圧が高い人ほど効果大 | – |
アメリカの国立衛生研究所という信頼できる機関に掲載されている複数の研究論文によると、ハイビスカスには明確に血圧を下げる効果があることが示されています。
軽度から中等度の高血圧の患者さんを対象とした臨床試験では、6週間にわたって1日3回ハイビスカスティーを飲んだグループで、上の血圧が平均7.2mmHg下がったという結果が報告されています。
これは偽薬(効果のない薬)を飲んだグループに比べて統計的に明らかな低下でした。
別の複数の研究をまとめた分析では、ハイビスカスを摂取することで上の血圧が平均7.1mmHg下がることが示されています。
興味深いことに、もともと血圧が高い人ほど、ハイビスカスによる血圧を下げる効果が大きかったという報告もあります。
ハイビスカスティーに含まれる「アントシアニン」や「ポリフェノール」という成分が、血管を広げたり、おしっこを出やすくすることで体の中の余分な水分と塩分を外に出したりすることで、血圧を下げると考えられています。
- おしっこが出やすくなるため水分不足に注意
- 降圧薬を飲んでいる方は医師に相談
- 酸味が強いため胃が弱い方は注意
ただし、ハイビスカスティーにも注意点があります。
おしっこが出やすくなる作用が強い場合があるため、水分不足には気をつける必要があります。
また、降圧薬を飲んでいる方は、薬の効果が強まりすぎる可能性があるため、医師に相談することをおすすめします。
緑茶のカテキンも血管の健康をサポート
緑茶も、血圧に良い影響を与える可能性が研究で示されているお茶の一つです。
緑茶にたくさん含まれる「カテキン」という成分が、血管の健康を保つために大切な役割を果たすと考えられています。
緑茶の血圧低下効果
| 研究内容 | 結果 | 特徴 |
|---|---|---|
| 複数研究のメタアナリシス | 上の血圧1.17mmHg、下の血圧1.24mmHg低下 | 効果は小さいが統計的に有意 |
| 長期的な影響 | 心臓や血管の病気リスク低減の可能性 | 継続が大切 |
複数の研究をまとめた分析では、緑茶を飲むことで上の血圧が平均1.17mmHg、下の血圧が平均1.24mmHg下がることが示されています。
この効果は比較的小さいものですが、統計的には意味のある変化であり、長期的に見れば心臓や血管の病気のリスクを減らすことにつながる可能性があります。
- エピガロカテキンガレート – 強い抗酸化作用、血管のサビつきを防ぐ
- カテキン類 – 血管を広げる物質を増やす
- その他のポリフェノール – 血管を縮める酵素を抑える
緑茶に含まれるカテキン、特に「エピガロカテキンガレート」という成分は、強い抗酸化作用(体のサビつきを防ぐ働き)を持ち、血管のサビつきを減らします。
また、血管を広げる物質を増やすことで、血管を広がりやすくする働きもあります。
さらに、カテキンには血管を縮める酵素を抑える作用もあることが示されています。
- カフェインを含むため、飲みすぎに注意
- 就寝前は避ける(睡眠の質が下がる可能性)
- 1日2〜3杯程度が適量
- カフェインで一時的に血圧が上がる可能性
ただし、緑茶にはカフェインが含まれているため、カフェインに敏感な方や、寝る前に飲むと睡眠の質が下がる可能性があります。
また、カフェインには一時的に血圧を上げる作用がありますので、血圧が高い方は飲みすぎに注意が必要です。
1日2〜3杯程度が適量と考えられます。
緑茶とルイボスティーを上手に組み合わせることで、それぞれの良さを活かすことができます。
例えば、朝と昼は緑茶、夜はルイボスティーという飲み分けも一つの方法です。
糖分入りの飲み物やアルコールは避けるべき
血圧管理を考える上で、避けるべき飲み物についても知っておくことが大切です。
避けるべき飲み物一覧
| 飲み物の種類 | 具体例 | 避けるべき理由 |
|---|---|---|
| 糖分入り飲料 | 炭酸飲料、果汁飲料、スポーツドリンク、缶コーヒー | 肥満につながり、高血圧のリスクが上がる |
| アルコール飲料(過剰) | ビール、日本酒、ワインなど | 継続的な飲みすぎは高血圧の原因に |
| エナジードリンク | 各種エナジードリンク | 高濃度カフェインで血圧が急上昇 |
まず、砂糖が加えられた飲み物は避けるべきです。
炭酸飲料、果汁入り飲料、スポーツドリンク、缶コーヒーなどには大量の砂糖が含まれていることが多く、これらを日常的に飲むことは高血圧のリスクを高めます。
砂糖の摂りすぎは肥満につながり、肥満は高血圧の主な原因の一つです。
また、砂糖の摂取は体の中で炎症を起こしやすくし、血管にダメージを与える可能性もあります。
ルイボスティーやハイビスカスティーを飲む際も、砂糖やはちみつを大量に入れることは避けましょう。
お茶本来の味わいを楽しむか、少量の甘味料にとどめることが大切です。
- 男性:1日あたりアルコール換算20〜30ml以下
- 女性:1日あたりアルコール換算10〜20ml以下
- 目安:ビール中瓶1本、または日本酒1合程度
お酒についても注意が必要です。
適量のお酒は一時的に血管を広げますが、継続的に飲みすぎると高血圧の原因となります。
日本高血圧学会のガイドラインでは、男性は1日あたり純アルコール換算で20〜30ml以下、女性は10〜20ml以下が適量とされています。
これは、ビールなら中瓶1本、日本酒なら1合程度に相当します。
また、エナジードリンクも避けるべき飲み物です。
エナジードリンクには高濃度のカフェインが含まれており、血圧を急激に上げる可能性があります。
特に、すでに血圧が高い方や心臓に問題がある方にとっては危険です。
- ルイボスティー(カフェインフリー)
- ハイビスカスティー(適量)
- 麦茶(カフェインフリー)
- 普通の水
水分補給には、ルイボスティーのようなカフェインが入っていないお茶や、普通の水を選ぶことが最も健康的です。
よくある質問(FAQ)
- ルイボスティーを飲めば薬を飲まなくても良いですか
-
いいえ、ルイボスティーは薬ではなく、血圧の薬の代わりにはなりません。
すでに高血圧と診断されて薬を処方されている方は、必ず医師の指示に従って薬を飲み続けてください。
自分の判断で薬を止めることは、血圧が急に上がって重大な合併症を引き起こす危険があります。
ルイボスティーは、医師の指導のもとで行う適切な治療と並行して、生活習慣改善の一つとして取り入れるべきものです。
- 妊娠中や授乳中でもルイボスティーは飲めますか
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ルイボスティーはカフェインを含まないため、妊娠中や授乳中の方でもカフェインを避ける意味では適しています。
ただし、大量に飲んだり長期間飲み続けたりすることの安全性については十分なデータがありません。
妊娠中や授乳中は体が敏感になっているため、飲み始める前にかかりつけの医師に相談することをおすすめします。
ハーブとしての摂取には慎重さも必要なため、心配な場合は医師に相談してください。
- ルイボスティーに副作用はありますか
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一般的には、ルイボスティーは安全性の高い飲み物とされています。
ただし、極めて稀なケースとして、大量に飲んだり長期間飲み続けたりすることで肝臓に影響が出る可能性が報告されています。
また、人によってはアレルギー反応を起こす可能性もあります。
飲み始めて体調に変化を感じた場合は、すぐに飲むのを止めて、必要に応じて医師に相談してください。
- どのくらいの期間飲み続ければ効果が出ますか
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健康習慣として取り入れる場合、少なくとも数週間から数ヶ月の継続的な摂取が一般的です。
研究では、6週間飲み続けることで体の中の状態が改善したという報告があります。
ただし、効果の現れ方には人によって違いがあり、すべての人に同じような効果が出るわけではありません。
また、ルイボスティーの効果は穏やかなものですので、劇的な変化を期待するのではなく、長期的な健康維持の一つとして考えることが大切です。
- 市販のルイボスティーとオーガニックで違いはありますか
-
オーガニック認証を受けたルイボスティーは、農薬や化学肥料の使用が制限されているため、より安全性が高いと考えられます。
また、品質管理がしっかり行われていることが多いため、不純物が混ざるリスクも低いでしょう。
ただし、市販の一般的なルイボスティーも基本的には安全に飲めるものです。
予算や買いやすさに合わせて選択すれば良いでしょう。
大切なのは、信頼できるメーカーの製品を選ぶことです。
まとめ
ルイボスティーは、血圧を調整する仕組みに働きかける可能性が示唆されており、血圧対策のサポートとして期待されている飲み物の一つです。
血管を縮める酵素を抑える働きや、体のサビつきを防ぐ成分による血管の保護作用、そしてミネラルによる血圧バランスの調整作用などが、その仕組みとして考えられています。
ただし、ルイボスティーの効果は薬のような強いものではなく、あくまで補助的なものです。
高血圧の治療には病院での適切な診療が不可欠であり、ルイボスティーだけで血圧をコントロールすることはできません。
- 1日2〜3杯を目安に毎日続ける
- 降圧薬を飲んでいる方は医師に相談
- 極端な飲みすぎは避ける
- 生活習慣全体の改善の一環として取り入れる
ルイボスティーを血圧対策の一つとして取り入れる場合は、1日2〜3杯を目安に、毎日続けて飲むことが大切です。
血圧の薬を飲んでいる方は、飲み合わせについて医師に相談することをおすすめします。
また、極端な飲みすぎは肝臓への負担の可能性があるため避けましょう。
血圧管理においては、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレス管理、禁煙といった総合的な生活習慣の改善が最も重要です。
ルイボスティーは、これらの取り組みの一部として、楽しみながら取り入れることができる健康的な飲み物と考えるのが良いでしょう。
血圧が高いと指摘されている方、すでに高血圧と診断されている方は、まず病院を受診し、医師の指導のもとで適切な治療を受けることを最優先にしてください。
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