高血圧で治療を受けている方の中には、急にめまいやふらつきを感じたり、立ち上がった時に血圧が下がりすぎてしまう経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「血圧が高いのに、なぜ急に下がってしまうのだろう」と不安に感じることもあるかもしれません。
実は、高血圧の方でも様々な原因によって血圧が急に低下することがあります。
薬の影響、脱水、体位の変化、心臓機能の変化など、その背景には複数の要因が考えられます。
- 降圧薬の効果が強く出すぎる(体質に合わない、複数薬の併用、加齢による代謝低下)
- 循環血液量の減少(脱水、嘔吐・下痢、消化管出血や外傷)
- 心臓のポンプ機能低下(心不全、不整脈、心筋梗塞や弁膜症)
- 自律神経機能の低下(加齢、糖尿病性神経障害、ストレスや睡眠不足)
- 起立性低血圧(立ち上がり時の血圧低下、自律神経の調整機能不全、血管の硬化)
血圧の急激な変動は、転倒や意識障害などのリスクにもつながるため、原因を理解し、適切に対処することが大切です。
この記事では、高血圧の方が急に血圧が下がる原因とその対処法について、医学的な根拠に基づいて詳しく解説していきます。
ご自身やご家族の健康管理に、ぜひお役立てください。
- 高血圧の方が急に血圧が下がる主な5つの原因
- 血圧低下時に現れる症状と注意すべきサイン
- 血圧が急に下がった時の具体的な対処法
- 高齢者で特に注意が必要な理由
- 日常生活でできる血圧変動の予防策
はじめに(免責・注意事項)
本記事は、高血圧に関する一般的な医学情報の提供を目的として作成されたものであり、特定の診断・治療を推奨するものではありません。
血圧の状態や治療方針は、年齢・体質・基礎疾患・服薬状況などにより個人差があります。降圧薬を含む医薬品の使用や生活習慣の改善を検討される場合は、必ず医師などの医療専門職にご相談のうえ、十分な説明を受けてからご自身の判断で行ってください。
また、本記事で紹介する内容の一部は、一般診療のほか自由診療に該当する可能性があります。保険適用の有無や費用、効果、副作用などについては、必ず受診先の医療機関で最新の情報をご確認ください。
本記事の情報は公開時点の医学的知見やガイドラインをもとにしていますが、今後の研究や法令改正により内容が変更となる場合があります。正確かつ最新の情報を得るために、公的機関(厚生労働省、日本高血圧学会など)や各医療機関の公式情報をあわせてご確認ください。
高血圧なのに急に血圧が下がってしまう5つの原因
高血圧治療を受けている方でも、血圧が急激に低下することがあります。
ここでは、その主な原因を5つに分けて解説します。
血圧が下がる背景には、薬の作用、体内の水分バランス、心臓の機能、自律神経の働き、体位の変化など、複数の要因が関わっています。
それぞれの原因を理解することで、適切な対応や予防につながります。
薬が効きすぎて血圧が下がりすぎている
高血圧治療で使用される降圧薬は、血圧を適切な範囲にコントロールするための重要な薬です。
しかし、薬の量が体質に合っていない場合や、複数の降圧薬を併用している場合には、血圧が必要以上に下がってしまうことがあります。
降圧薬には様々な種類があり、それぞれ異なる仕組みで血圧を下げています。
例えば、血管を広げる薬、心臓の働きを調整する薬、体内の余分な水分を排出する利尿薬などがあります。
これらの薬を服用していると、特に服用後の数時間は血圧が下がりやすくなります。
高齢者の方では、加齢に伴って薬の代謝が遅くなるため、通常の用量でも効果が強く出すぎることがあります。
薬力学的変化には、抗凝固薬、心血管薬、向精神薬など、いくつかのクラスの薬物に対する感受性の変化(通常は増加)が伴います。
引用:PubMed Central Age-related changes in pharmacokinetics and pharmacodynamics: basic principles and practical applications
また、食事量が減ったり、他の病気で新たな薬を追加したりすると、薬の効き方が変わることもあるため注意が必要です。
降圧薬を服用している方で、立ちくらみやめまいが頻繁に起こる場合は、薬の量や種類が適切かどうかを医師に相談することが大切です。
自己判断で薬を中断すると、血圧が急上昇するリスクがあるため、必ず医療機関で相談しましょう。
脱水や出血で体内の血液が足りなくなっている
体内の血液量が減少すると、血管内を流れる血液の量が不足し、血圧が低下します。
これは、高血圧の方であっても例外ではありません。
脱水は、汗をかきやすい夏場や、発熱・下痢・嘔吐などで体液が失われた時に起こりやすくなります。
これは、嘔吐、下痢、出血などの症状に見られるように、水分とナトリウムが均等に失われた場合に起こります。
引用:National Center for Biotechnology Information Adult Dehydration
特に高齢者の方は、喉の渇きを感じにくくなるため、気づかないうちに脱水状態になっていることがあります。
脱水になると、血液の量が減少し、血圧を維持できなくなります。
また、消化管からの出血や外傷による出血なども、血液量の減少を引き起こします。
出血が続くと、体は血圧を保とうとして心拍数を上げたり血管を収縮させたりしますが、それでも血圧が低下してしまう場合があります。
利尿薬を服用している方は、尿量が増えることで体内の水分が失われやすくなっています。
特に暑い日や運動後には、普段以上に水分補給を意識することが重要です。
ただし、心不全などで水分制限がある方は、主治医の指示に従って水分摂取量を調整してください。
心臓の働きが弱くなって血圧が保てない
心臓は、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たしています。
この心臓の機能が低下すると、十分な血液を送り出せなくなり、血圧が低下する可能性があります。
心不全は、心臓のポンプ機能が弱まる状態です。
心不全になると、心臓が十分な量の血液を送り出せなくなるため、血圧が低下することがあります。
特に進行した心不全では、安静時でも血圧が低めになることが知られています。
臨床試験では心不全(HF)患者の10~15%に低血圧(BP)が報告されていますが、日常の臨床診療ではこの割合ははるかに頻繁に見られます。
引用:PubMed Central Management of low blood pressure in ambulatory heart failure with reduced ejection fraction patients
また、不整脈も血圧低下の原因となります。
心臓のリズムが乱れると、効率的に血液を送り出せなくなり、一時的に血圧が下がることがあります。
特に心拍数が極端に遅くなる徐脈や、心房細動などの不整脈では、血圧の変動が起こりやすくなります。
心筋梗塞の既往がある方や、心臓の弁に問題がある方なども、心臓の働きが十分でないことがあります。
息切れ、胸の痛み、足のむくみなどの症状がある場合は、心臓の機能低下が疑われますので、早めに医療機関を受診することをお勧めします。
自律神経のバランスが崩れて血圧が不安定になる
自律神経は、意識しなくても体の様々な機能を自動的に調整している神経系です。
血圧の調整にも重要な役割を果たしており、自律神経のバランスが崩れると血圧が不安定になることがあります。
自律神経には、活動時に働く交感神経と、リラックス時に働く副交感神経があります。
通常、これらの神経がバランスよく働くことで、血圧は適切な範囲に保たれています。
しかし、ストレス、睡眠不足、加齢などの影響で自律神経のバランスが乱れると、血圧の調整がうまくいかなくなります。
高齢になると、自律神経の反応が鈍くなることが知られています。
自律神経系(ANS)および圧受容器反射の変化は加齢と関連しています。
引用:PubMed Central Orthostatic hypotension in older people: considerations, diagnosis and management
そのため、体位を変えた時や食事の後など、本来であれば自律神経が血圧を調整すべき場面で、適切な調整が行われず血圧が下がってしまうことがあります。
また、糖尿病が進行すると自律神経障害を起こすことがあり、これも血圧の不安定さにつながります。
自律神経の働きが低下すると、立ち上がった時に血圧を維持できなくなったり、日中の血圧変動が大きくなったりすることがあります。
立ち上がったときに血圧がついていけない(起立性低血圧)
起立性低血圧は、横になっている状態や座っている状態から立ち上がった時に、血圧が急激に下がる現象です。
高血圧の治療を受けている方でも、起立性低血圧は起こり得ます。
立ち上がると、重力によって血液が下半身に溜まります。
通常は、自律神経が素早く反応して心拍数を上げたり血管を収縮させたりすることで、脳への血流を保ち血圧を維持します。
しかし、この調整機能がうまく働かないと、立ち上がった直後に血圧が大きく下がってしまいます。
起立性低血圧の定義は、立位で収縮期血圧が20mmHg以上、または拡張期血圧が10mmHg以上低下することとされています。
この状態になると、めまいやふらつき、時には意識を失うこともあります。
高血圧の方で起立性低血圧が起こりやすい理由として、降圧薬の影響、加齢による自律神経機能の低下、長期間の高血圧による血管の硬化などが挙げられます。
降圧薬の中でも、ベータ遮断薬、アルファ遮断薬、利尿薬、硝酸薬などは起立性低血圧を起こしやすいことが知られています。
起立性低血圧は、転倒や骨折のリスクを高めるため、特に高齢者では注意が必要です。
朝起きる時や、トイレから立ち上がる時など、日常生活の中で血圧が下がりやすい場面を意識することが大切です。
血圧が急に下がるとどんな症状が出る?
血圧が急激に低下すると、体の各臓器に十分な血液が届かなくなり、様々な症状が現れます。
ここでは、血圧低下時に起こりやすい症状と、それぞれの症状が持つ意味について解説します。
症状を早期に認識することで、適切な対応が可能になり、重大な事態を防ぐことができます。
めまい・ふらつき・冷や汗などの初期サイン
血圧が下がり始めると、まず脳への血流が不足してきます。
その初期症状として、めまいやふらつきが現れることが多くあります。
めまいは、周囲がぐるぐる回るような感覚(回転性めまい)ではなく、ふわふわした感じや立ちくらみのような症状(浮動性めまい・立ちくらみ)として現れることが一般的です。
特に、急に立ち上がった時や、長時間立っている時に感じやすくなります。
- めまい(ふわふわ感・立ちくらみなどの浮動性めまい)
- ふらつき(姿勢を保ちにくくなる)
- 冷や汗(交感神経の活性化による)
- 顔面蒼白(顔色が青白くなる)
- 手足の冷え(血流不足のサイン)
- 視界のぼやけ
- 集中力の低下
- 強い疲労感
- 吐き気
冷や汗も血圧低下の重要なサインです。
血圧が下がると、体は血圧を保とうとして交感神経を活性化させます。
その結果、冷たく湿った汗が出ることがあります。
顔色が青白くなったり、手足が冷たくなったりすることも、血流が不足しているサインです。
その他の初期症状として、視界がぼやける、集中力が低下する、疲労感を強く感じる、吐き気がするなどがあります。
これらの症状が現れたら、無理をせず、すぐに座るか横になることが大切です。
高血圧の治療を受けている方は、これらの症状を感じた時に、血圧を測定する習慣をつけることをお勧めします。
どのような状況で血圧が下がりやすいかを把握することで、予防にもつながります。
意識が遠のいたり倒れたりする危険性
血圧の低下が進むと、脳への血流がさらに減少し、意識レベルが低下することがあります。
これは非常に危険な状態であり、緊急の対応が必要です。
意識障害は、軽いものから重いものまで段階があります。
意識障害の段階と主な症状
| 程度 | 主な症状の特徴 |
|---|---|
| 軽度 | 頭がぼーっとする/反応が鈍い/会話がかみ合わない |
| 中等度 | 呼びかけへの反応が遅い/判断力が低下 |
| 重度 | 呼びかけに反応しない/完全に意識を失う |
軽度の場合は、頭がぼーっとする、反応が鈍くなる、会話がかみ合わなくなるといった症状が現れます。
中等度になると、呼びかけに対する反応が遅れたり、判断力が著しく低下したりします。
重度の場合は、呼びかけにも反応しなくなり、完全に意識を失うこともあります。
失神(syncope)は、一時的に意識を失って倒れてしまう状態です。
血圧が急激に下がることで脳への血流が途絶え、数秒から数分間意識を失います。
- 横になると多くは自然に意識が戻る
- 転倒時の頭部外傷や骨折に注意
- 特に高齢者では、転倒による生活の質低下に直結する
- 運転中や入浴中に起こると重大事故につながる
多くの場合、横になることで脳への血流が回復し、意識も戻りますが、倒れた際に頭を打ったり骨折したりするリスクがあるため、非常に危険です。
特に高齢者では、転倒による頭部外傷や骨折が、その後の生活の質を大きく低下させる可能性があります。
また、運転中や入浴中に意識を失うと、さらに重大な事故につながる恐れがあります。
もし血圧が下がって意識がもうろうとしてきた場合は、すぐに座るか横になり、足を少し高くすることで脳への血流を改善できます。
一人でいる時にこのような症状が現れた場合は、周囲の人に助けを求めるか、可能であれば救急車を呼ぶことも検討してください。
血圧が上がったり下がったりを繰り返すケース
血圧が高い状態と低い状態を繰り返す現象も、実は珍しくありません。
これは血圧の変動性が大きい状態であり、心血管系への負担が大きくなる可能性があります。
例えば、普段は高血圧なのに、立ち上がった時だけ急に血圧が下がる方がいます。
このように、座位や臥位では血圧が高く保たれているのに、立位になると血圧が大きく下がる状態を、起立性低血圧を伴う高血圧と呼びます。
このような血圧の変動パターンは、特に高齢者や自律神経機能が低下している方に多く見られます。
- 座位・臥位では高血圧だが、立位になると血圧が急に下がる(起立性低血圧)
- 朝は高く、午後〜夕方に下がるなど、時間帯で大きく変動
また、時間帯によって血圧が大きく変動する方もいます。
朝は血圧が高いのに、午後や夕方になると血圧が下がるといったパターンです。
通常、血圧は1日の中で変動するものですが、その変動幅が大きすぎると、臓器への負担が増える可能性があります。
血圧が不安定に変動する状態は、血管壁へのストレスを増大させ、動脈硬化を進行させる可能性が指摘されています。
また、脳梗塞や心筋梗塞などの心血管イベントのリスクも高まる可能性があります。
血圧の変動が大きい場合は、家庭での血圧測定を継続的に行い、変動のパターンを記録することが重要です。
朝・昼・夜と複数の時間帯で測定し、その記録を医師に見せることで、より適切な治療方針を立てることができます。
血圧が急に下がったときはどうすればいい?
血圧が急に下がった時には、適切な対応を取ることで症状を軽減し、危険な状態を回避することができます。
ここでは、その場ですぐにできる応急処置と、医療機関を受診すべき目安、そして降圧薬を服用している方が特に気をつけるべきポイントについて解説します。
その場ですぐにできる応急処置
血圧が下がってめまいやふらつきを感じたら、まず安全を確保することが最優先です。
転倒や事故を防ぐため、すぐに座るか横になりましょう。
座る場所がある場合は、椅子やソファに腰かけ、頭を膝の間に入れるように前かがみになると、脳への血流が改善されることがあります。
可能であれば、横になって足を少し高くする姿勢を取ると、下半身に溜まった血液が心臓に戻りやすくなり、血圧の回復を助けます。
足を15〜30センチほど高くするだけでも効果があります。
水分補給も重要です。
脱水気味の場合は、水やスポーツドリンクを少しずつ飲むことで、血液量を増やすことができます。
ただし、心不全などで水分制限がある方は、主治医の指示に従ってください。
衣服がきつい場合は、ベルトやネクタイ、襟元を緩めて、血液の循環を妨げないようにします。
また、暑い場所にいる場合は、涼しい場所に移動することも大切です。
症状が軽減しない場合や、意識がもうろうとする場合は、無理に動かず、周囲の人に助けを求めてください。
一人でいる時は、可能であれば携帯電話を使って誰かに連絡を取りましょう。
こんな症状があったらすぐに病院へ
血圧低下の多くは一時的なもので、休息することで回復しますが、以下のような症状がある場合は、すぐに医療機関を受診する必要があります。
症状と想定される主な疾患
| 症状・サイン | 想定される疾患・状態 |
|---|---|
| 意識消失・反応鈍化 | 心疾患、脳血流障害、重度の低血圧 |
| 胸の痛み・圧迫感 | 心筋梗塞、狭心症 |
| 放散痛(肩・腕・顎・背中) | 心臓由来の痛み(虚血性心疾患) |
| 激しい頭痛 | 脳出血、くも膜下出血などの脳血管障害 |
| ろれつ障害・麻痺・視野欠損 | 脳梗塞、脳卒中 |
| 息苦しさ・呼吸困難 | 心不全、肺塞栓、呼吸不全 |
| 冷や汗・顔面蒼白 | ショック状態(循環不全) |
| 腹痛・吐血・黒色便 | 消化管出血、胃潰瘍など |
意識を失った、または意識がもうろうとして周囲の呼びかけに反応しにくい場合は、緊急性が高い状態です。
たとえ短時間で意識が戻ったとしても、必ず医師の診察を受けてください。
失神の背後には、重大な心臓の問題や脳の問題が隠れている可能性があります。
胸の痛みや圧迫感がある場合も要注意です。
これは心筋梗塞などの心臓の重大な問題のサインかもしれません。
胸痛に加えて、肩や腕、顎、背中などへの放散痛がある場合は、特に注意が必要です。
激しい頭痛、特に今まで経験したことのないような強い頭痛がある場合は、脳血管の問題の可能性があります。
また、ろれつが回らない、顔や手足のしびれや麻痺がある、視野が欠ける、といった症状は脳卒中の兆候の可能性があるため、直ちに救急車を呼んでください。
息苦しさが強い、呼吸が荒い、唇や爪が青白くなっている場合も、酸素不足の状態ですので緊急の対応が必要です。
また、冷や汗が大量に出て、顔色が極端に悪い場合も、ショック状態の可能性があります。
腹痛や吐血、黒い便が出る場合は、消化管からの出血の可能性があります。
出血が続くと血圧がさらに低下するため、早急な治療が必要です。
血圧の薬を飲んでいる人が気をつけること
降圧薬を服用している方が血圧低下を経験した場合、薬との関連を考える必要があります。
ただし、自己判断で薬を中止することは非常に危険ですので、必ず医師に相談してください。
まず、最近薬の種類や量が変更されていないか確認しましょう。
新しい薬を追加したり、用量を増やしたりした直後は、血圧が下がりすぎる可能性が高まります。
また、複数の医療機関を受診している場合、それぞれの医師が処方した薬が相互作用を起こしている可能性もあります。
薬を飲むタイミングも重要です。
例えば、朝に降圧薬を服用している方は、多くの薬で血中濃度や降圧効果が服用後数時間でピークとなることがあり、そのタイミングで血圧が下がりやすくなります。
このタイミングで急に立ち上がったり、入浴したりすると、血圧がさらに下がるリスクがあります。
ほとんどのACE阻害薬は、服用後1時間以内に血清中濃度のピークに達します。
引用:National Center for Biotechnology Information ACE Inhibitors
利尿薬を服用している方は、脱水になりやすいため、水分補給に特に注意が必要です。
暑い日や運動後は、普段以上に水分を取るよう心がけてください。
ただし、心不全などで水分制限がある場合は、その指示を優先してください。
他の薬との飲み合わせにも注意が必要です。
痛み止めや胃薬など、一見関係なさそうな薬でも、降圧薬の効果に影響を与えることがあります。
新しい薬を処方された時や、市販薬を使う時は、降圧薬を服用していることを必ず伝えてください。
血圧が下がる症状が繰り返し起こる場合は、薬の調整が必要かもしれません。
医師の診察時に、どのような状況で症状が出たか、家庭での血圧測定の記録などを持参すると、適切な対応がしやすくなります。
決して自己判断で薬を減らしたり止めたりせず、必ず医師と相談しながら調整していきましょう。
高齢者は特に注意が必要な理由
高齢者では、若い世代に比べて血圧が急に下がるリスクが高く、その影響も深刻になりやすいという特徴があります。
ここでは、加齢に伴う体の変化と、それが血圧調整にどのように影響するのか、そして高齢者の血圧管理で特に大切なポイントについて解説します。
年齢とともに血圧の調整機能が衰える
加齢とともに、体の様々な機能が徐々に低下していきます。
血圧を調整する仕組みも例外ではありません。
まず、自律神経の働きが鈍くなります。
若い頃は、立ち上がった時や環境が変化した時に、自律神経が素早く反応して血圧を適切に保っていました。
しかし、高齢になるとこの反応速度が遅くなり、反応の強さも弱まります。
そのため、体位を変えた時や食後など、血圧が下がりやすい場面で適切な調整ができず、血圧が大きく下がってしまうことがあります。
加齢による主な変化と血圧への影響
| 変化の部位・機能 | 加齢による変化の内容 | 血圧への影響 |
|---|---|---|
| 自律神経 | 反応が遅く・弱くなる | 体位変化や食後に血圧が急に下がりやすくなる |
| 血管 | 硬く・厚くなり柔軟性が低下 | 血圧変動に対応できず、調整が難しくなる |
| 心臓 | 筋肉の働きや弁の動きが低下 | 必要なときに血圧を維持しにくくなる |
| 体内水分調節 | 渇き感覚が鈍くなる | 脱水に気づかず血圧低下を招くことがある |
| 肝臓・腎臓 | 薬の代謝・排泄機能が低下 | 降圧薬の効果が強く出やすくなる |
血管の硬さも変化します。
長年の高血圧の影響で、血管壁が硬く厚くなっていることが多くあります。
硬い血管は、血圧の変化に対して柔軟に対応することができません。
若い血管であれば、血圧が下がった時に血管が収縮して血圧を保とうとしますが、硬くなった血管ではこの調整が難しくなります。
心臓の機能も加齢とともに変化します。
心臓の筋肉の働きが弱くなったり、心臓の弁の動きが悪くなったりすることがあります。
これにより、必要な時に心拍出量を増やすことが難しくなり、血圧の維持が困難になります。
また、高齢者では喉の渇きを感じにくくなるため、気づかないうちに脱水状態になっていることがあります。
合理的な説明の一つとして、高齢者は血漿浸透圧が徐々に上昇する渇きに対する反応が比較的弱いと考えられる。この渇き感覚の鈍化は、高齢者の脱水リスク増加の重要な寄与因子である。
引用:PubMed Central Hydration Status in Older Adults: Current Knowledge and Future Challenges
脱水は血液量を減少させ、血圧低下の原因となります。
特に夏場や、利尿薬を服用している方は注意が必要です。
薬の代謝も変化します。
加齢により肝臓や腎臓の機能が低下すると、薬の分解や排泄に時間がかかるようになります。
そのため、同じ量の降圧薬でも、体内に留まる時間が長くなり、効果が強く出すぎることがあります。
転倒や骨折につながりやすい
高齢者において血圧低下が特に問題となるのは、転倒とそれに伴う骨折のリスクが非常に高いためです。
血圧が急に下がると、めまいやふらつきが起こり、バランスを崩しやすくなります。
高齢者では、筋力の低下や反射神経の衰えにより、バランスを崩した時に体を支えることが難しくなっています。
その結果、転倒してしまうリスクが高まります。
転倒時の衝撃は、骨折という深刻な結果をもたらすことがあります。
特に、大腿骨頸部骨折(太ももの付け根の骨折)は、高齢者の生活の質を大きく低下させる重大な怪我です。
高齢者の大腿骨骨折の90%は転倒に先行して起きている[ 20 ]。
引用:PubMed Central Risk of incident fractures in individuals hospitalised due to unexplained syncope and orthostatic hypotension
この骨折は、長期間の安静や手術が必要となり、その間に筋力がさらに低下したり、認知機能が低下したりすることもあります。
頭部外傷も深刻な問題です。
転倒時に頭を打つと、脳出血や脳挫傷を起こす可能性があります。
特に、血液をサラサラにする薬(抗凝固薬や抗血小板薬)を服用している方では、軽い衝撃でも脳出血を起こすリスクが高まります。
転倒への恐怖心も問題となります。
一度転倒を経験すると、また転ぶのではないかという不安から、活動を控えるようになることがあります。
これは「転倒恐怖症」と呼ばれ、さらなる筋力低下や社会的な孤立につながる可能性があります。
転倒予防のためには、血圧管理だけでなく、住環境の整備も重要です。
床の段差をなくす、手すりを設置する、滑りにくい床材を使用する、夜間の照明を確保するなどの工夫が効果的です。
高齢者の血圧管理で大切なポイント
高齢者の血圧管理では、単に血圧を下げるだけでなく、血圧が下がりすぎないようにすることも同様に重要です。
まず、降圧目標は個別に設定する必要があります。
高齢者、特に75歳以上の方や、複数の病気を持っている方では、あまり厳格に血圧を下げようとすると、かえって健康を害することがあります。
多くの指針では65〜79歳で140/80mmHg未満、80歳以上は収縮期血圧140〜150mmHgを目安とし、個人の耐容性に応じて調整します。
年齢別の目安となる血圧目標
| 年齢区分 | 目標血圧(収縮期/拡張期) | 備考 |
|---|---|---|
| 65〜79歳 | 140/80 mmHg 未満 | 多くの指針で推奨される基準 |
| 80歳以上 | 140〜150 mmHg(収縮期) | 個人の耐容性に応じて調整 |
起立性低血圧がある場合は、立位での血圧を重視して治療方針を決定します。
起立性低血圧の有無を確認することも重要です。
診察時には、座位と立位の両方で血圧を測定し、立位で収縮期血圧が20mmHg以上下がる場合は、起立性低血圧があると判断されます。
この場合、立位の血圧を基準に治療方針を決定することが推奨されています。
薬の選択も慎重に行う必要があります。
高齢者では、血圧を急激に下げる薬や、起立性低血圧を起こしやすい薬は避けることが望ましいとされています。
また、最小限の種類と用量から始め、効果と副作用を確認しながら、必要に応じて徐々に調整していくアプローチが推奨されます。
- 降圧目標は年齢・体調・持病に応じて個別に設定する
- 起立性低血圧の有無を確認し、立位での血圧も考慮する
- 薬は少量から開始し、効果と副作用を確認しながら調整する
- 過度な減塩や無理な運動は避け、主治医・栄養士と相談する
- 適度な水分摂取、規則正しい食事、軽い運動を継続する
- 家庭で朝・昼・夜に血圧を測定し、記録を医師と共有する
生活習慣の改善も大切です。
適度な水分摂取、規則正しい食事、緩やかな運動などは、血圧の安定に役立ちます。
ただし、無理な減塩や過度な運動は、かえって体調を崩す原因となることがあるため、主治医や栄養士と相談しながら進めることが重要です。
定期的な血圧測定と記録も欠かせません。
家庭での血圧測定を習慣化し、朝・昼・夜など複数の時間帯で測定することで、血圧の変動パターンを把握できます。
この記録は、医師が治療方針を決める上で非常に有用な情報となります。
血圧の急な変動を防ぐために日頃からできること
血圧の急激な変動を予防することは、高血圧の方にとって重要な健康管理の一つです。
日常生活の中で少し意識を変えるだけで、血圧を安定させることができます。
ここでは、今日から実践できる具体的な予防策について解説します。
水分補給と塩分のバランスを整える
適切な水分補給は、血圧の安定に欠かせません。
体内の水分が不足すると血液量が減少し、血圧が下がりやすくなります。
1日に必要な水分量は、機関により異なりますが、例えば欧州食品安全機関 (EFSA) では成人男性で約2.5リットル、女性で約2リットルとされています(食事を含む)。
ただし、心不全や腎臓病などで水分制限がある方は、必ず主治医の指示に従ってください。
水分補給のタイミングも大切です。
喉が渇いてから飲むのではなく、定期的に少しずつ水分を取ることが理想的です。
- 朝起きた時
- 食事の時
- 入浴前後
- 就寝前
- 暑い日・運動後
ただし、心不全や腎臓病などで水分制限がある方は、主治医の指示に従ってください。
また、利尿薬を服用している方は、特に暑い日や運動後には通常より多めの水分補給が必要です。
塩分については、高血圧の方は制限が必要ですが、極端に減らしすぎると血圧が下がりすぎることがあります。
日本高血圧学会のガイドライン(JSH 2019)では、1日6グラム未満が推奨されていますが、個人の状態に応じて調整が必要です。
夏季や発汗が多い時は適切な塩分・水分補給を個別に調整してください。
水分と塩分の摂取目安
| 項目 | 推奨・目安 | 注意点 |
|---|---|---|
| 水分量 | 男性:約2.5L/女性:約2.0L(EFSA基準・食事含む) | 心不全・腎臓病の方は医師の指示に従う |
| 塩分摂取量 | 1日6g未満(JSH2019推奨) | 減らしすぎると血圧が下がりすぎる可能性あり |
なお、起立性低血圧が問題となる場合、症状改善のために塩分や水分の増量が用いられることもあります。
カリウムを多く含む食品(バナナ、アボカド、ほうれん草など)は、血圧の安定に役立つとされています。
ただし、腎機能が低下している方はカリウムの摂取に制限がある場合があるため、医師に確認してください。
ゆっくり動いて血圧の変化を緩やかにする
急激な体位変化は、血圧を大きく変動させる原因となります。
日常生活の中で動作をゆっくりと行うことで、血圧の急激な変化を防ぐことができます。
場面別:血圧変化を防ぐための注意ポイント
| シーン | 注意点・対策 |
|---|---|
| 朝起きるとき | 布団の中で手足を動かし、座位で数十秒〜1分待ってから立ち上がる |
| トイレ | 用を足した後は深呼吸し、ゆっくり立ち上がる。夜間は特に注意 |
| 入浴 | 熱い湯・長湯を避け、浴槽から出る際はゆっくり立ち上がる |
| 脱衣所 | 温度差が大きいと血圧が変動しやすいため、事前に暖めておく |
| 長時間同じ姿勢の後 | 立ち上がる前に足首を動かすなど軽い準備運動を行う |
| 食後 | すぐに立ち上がらず、15〜30分休息してから活動を再開する |
朝起きる時は、特に注意が必要です。
寝ている間は血圧が低めになっているため、急に起き上がると血圧が追いつかず、めまいを起こすことがあります。
目が覚めたら、まず布団の中で手足を動かし、次にゆっくりと体を起こして座位になり、数十秒から1分ほど待ってから立ち上がるようにしましょう。
トイレから立ち上がる時も同様です。
用を足した後、すぐに立ち上がるのではなく、一度深呼吸をして、ゆっくりと立ち上がるようにします。
特に夜間のトイレは注意が必要です。
- 動作は「ゆっくり・一呼吸おいて」行う
- 起き上がる・立ち上がる前に軽い動きを入れる
- 暖房や服装で温度差による血圧変動を防ぐ
- 食後や入浴後は無理せず休む
入浴時の注意点もあります。
熱いお湯に長時間浸かると、血管が拡張して血圧が下がります。
浴槽から出る時は、ゆっくりと立ち上がり、浴室内で少し休んでから脱衣所に出るようにしましょう。
また、脱衣所と浴室の温度差が大きいと血圧が変動しやすいため、脱衣所を暖めておくことも効果的です。
長時間同じ姿勢でいた後に動く時も、ゆっくりと動作することが大切です。
椅子に座って作業をした後、立ち上がる前に足首を動かすなど、軽い準備運動をすると良いでしょう。
食後は血圧が下がりやすい時間帯です。
食事の後すぐに立ち上がったり活動したりせず、15〜30分程度はゆっくりと休息することをお勧めします。
毎日の血圧測定で体調の変化に気づく
家庭での血圧測定は、血圧の変動パターンを把握し、早期に異常を発見するために非常に重要です。
血圧測定の理想的なタイミングは、朝と夜の2回です。
朝は起床後1時間以内、排尿後、朝食前、服薬前に測定します。
夜は就寝前に測定します。
毎日同じ時間帯に測定することで、より正確な血圧の変化を把握できます。
- 朝:起床後1時間以内、排尿後、朝食前、服薬前に測定
- 夜:就寝前に測定
- 頻度:毎日同じ時間帯で継続する
測定時の姿勢と環境も大切です。
測定前5分間は安静にし、椅子に座って背もたれに背中をつけ、足を床につけた状態で測定します。
腕は心臓の高さに保ち、カフ(腕に巻く部分)は素肌か薄い衣服の上に巻きます。
測定中は話をせず、リラックスした状態を保ちます。
測定は2〜3回行い、その平均値を記録します。
1回目と2回目の値に大きな差がある場合は、もう1回測定すると良いでしょう。
血圧測定時の姿勢と環境
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 測定前の準備 | 5分間安静、背もたれに背中をつけ、足を床につける |
| 測定姿勢 | 腕は心臓の高さ、カフは素肌または薄い衣服の上 |
| 回数 | 2〜3回測定し、平均値を記録 |
| 測定中の注意 | 会話せずリラックスして測定 |
記録の方法も重要です。
血圧手帳や専用のアプリを使用して、測定日時、血圧値(収縮期血圧/拡張期血圧)、脈拍、その日の体調や活動内容を記録します。
めまいや頭痛など、気になる症状があった時も記録しておきましょう。
記録を続けることで、自分の血圧の傾向が分かってきます。
例えば、「月曜日の朝は血圧が高めになる」「夕方になると血圧が下がる」など、パターンが見えてきます。
このパターンを理解することで、血圧が変動しやすい時間帯に注意することができます。
- 測定日時・血圧値・脈拍・体調を毎回記録する
- 症状(めまい・頭痛など)があるときは併記する
- 「曜日」「時間帯」ごとの傾向を把握する
- 定期的に医師へ記録を提示する(診察時に活用)
定期的な診察時には、この記録を医師に見せてください。
診察室での1回の測定よりも、家庭での継続的な測定の方が、血圧の実態をより正確に反映しています。
医師はこの情報を基に、より適切な治療方針を立てることができます。
血圧測定器は、上腕式の自動血圧計が推奨されています。
手首式は簡便ですが、測定位置や姿勢の影響を受けやすく、正確性に欠けることがあります。
血圧測定器を購入する際は、医療機器として認証を受けた製品を選ぶようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
- 高血圧の人が低血圧になることはあるのですか?
-
はい、高血圧の方でも低血圧になることがあります。
高血圧治療中の方では、降圧薬の効果が強く出すぎることで血圧が下がりすぎることがあります。
また、脱水、出血、心臓機能の低下、起立性低血圧など、様々な要因によって一時的に血圧が低下することがあります。
特に高齢者では、座位では血圧が高いのに立位では低血圧になるという状態も珍しくありません。
- 血圧が急に下がったときはすぐに病院に行くべきですか?
-
症状の程度によって判断が必要です。
軽いめまいやふらつき程度で、すぐに回復する場合は、しばらく安静にして様子を見ても良いでしょう。
ただし、意識がもうろうとする、胸痛がある、激しい頭痛がある、呼吸困難がある、症状が長時間続くといった場合は、すぐに医療機関を受診してください。
また、一時的に意識を失った場合は、たとえすぐに回復しても必ず医師の診察を受けることをお勧めします。
- 降圧薬を飲んでいると血圧が下がりすぎることがありますか?
-
あり得ます。
降圧薬の種類や用量が体質に合っていない場合、複数の降圧薬を併用している場合、他の薬との相互作用がある場合などに、血圧が必要以上に下がることがあります。
特に高齢者、腎機能が低下している方、体重が少ない方では注意が必要です。
めまいやふらつきが頻繁に起こる場合は、医師に相談して薬の調整を検討してください。
決して自己判断で薬を中止しないでください。
- 高血圧と低血圧を繰り返すのは危険ですか?
-
血圧の変動が大きい状態は、心血管系への負担が増える可能性があります。
血圧が高い時は血管壁への圧力が増し、低い時は臓器への血流が不足します。
この変動を繰り返すことで、血管壁が傷つきやすくなったり、臓器への負担が増したりする可能性が指摘されています。
また、転倒や意識障害のリスクも高まります。
血圧の変動が大きい場合は、家庭での血圧測定を継続し、そのパターンを医師に相談することが大切です。
- 血圧の変動を防ぐために自分でできることはありますか?
-
いくつかの対策があります。
まず、適切な水分補給を心がけ、脱水を防ぎましょう。
体位を変える時はゆっくりと動き、急激な動作を避けてください。
規則正しい生活リズムを保ち、十分な睡眠を取ることも重要です。
食事は1回の量を控えめにし、食後すぐの活動を避けましょう。
また、家庭での血圧測定を習慣化し、自分の血圧パターンを把握することが予防につながります。
降圧薬を服用している場合は、指示通りに服用し、気になる症状があれば早めに医師に相談してください。
まとめ
高血圧の方が急に血圧が下がる現象は、決して珍しいことではありません。
降圧薬の影響、脱水、心臓機能の変化、自律神経の乱れ、体位変化など、様々な要因が関係しています。
血圧が急に下がると、めまいやふらつき、意識障害、さらには転倒や失神といった危険な状態につながることがあります。
特に高齢者では、転倒による骨折のリスクが高く、その後の生活の質に大きな影響を与える可能性があります。
もし血圧が急に下がってめまいを感じた時は、すぐに座るか横になって安全を確保してください。
症状が軽い場合は安静にして様子を見ても良いですが、意識障害、胸痛、激しい頭痛などがある場合は、直ちに医療機関を受診してください。
降圧薬を服用している方は、薬が適切かどうかを定期的に見直すことが大切です。
ただし、自己判断で薬を中止することは非常に危険ですので、必ず医師に相談してください。
日常生活では、適切な水分補給、ゆっくりとした動作、定期的な血圧測定を心がけることで、血圧の急激な変動を予防することができます。
家庭での血圧測定の記録は、医師が治療方針を決める上で非常に有用な情報となります。
高血圧の治療は、血圧を下げるだけでなく、下がりすぎないようにすることも同様に重要です。
血圧の変動パターンを把握し、自分に合った血圧管理を行うことで、より安全で快適な日常生活を送ることができます。
気になる症状がある場合や、血圧の変動が大きい場合は、遠慮なく主治医に相談してください。
適切な治療と日常生活の工夫により、血圧を安定させることが可能です。
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