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デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬

デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬とは

デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬とは、その名の通りGIPとGLP-1両方の作用を持つダイエット医薬品のことです。
GLP-1はすでにGLP-1受容体作動薬として日本でも使用されていて、主に下記の3つの効果を持つ成分です。

1つ目は、膵臓におけるインスリン分泌を促進させることで血糖値を降下させる効果を持ち、2型糖尿病の治療薬として扱われています。
2つ目は、腸管の蠕動運動を抑制することでお腹の中の食べ物をゆっくり排出させるため、食欲を低下させる効果があります。
3つ目は、脳の食欲中枢に直接働くことで食欲を低下させる効果もあります。
以上、3つの効果によって体重減少効果が得られるため、欧米ではダイエット医薬品として認可されています。

しかし、近年ではGLP-1以外のインクレチンホルモンであるGIPというホルモンも製剤化できており、欧米ではさらに強力なダイエット医薬品としてデュアルGIP/GLP-1受容体作動薬が開発されたのです。

デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬がおすすめの人

デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬では食欲の抑制に伴い体重減少効果を期待できるため、厳しい食事制限やつらい運動に苦しむことはありません。また、皮下注射も週に1回だけで済みます。
以上のことから、下記のような方には、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬によるダイエットがおすすめです。

  • 運動習慣がない
  • 厳しい食事制限をしたくない
  • 注射が苦手
  • 過去のダイエットでリバウンドを繰り返してきた

従来のダイエット注射(GLP-1)との違い

ざっくり言えば、インクレチンホルモンのうちGLP-1の作用だけを有するGLP-1受容体作動薬に対し、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬はGIPとGLP-1の両方の作用を有しています。
デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬の効果については、2021年に行われた国際臨床試験(SURPASS Program)で様々な検証が行われました。

結論から言えば、GLP-1受容体作動薬単独使用よりもデュアルGIP/GLP-1受容体作動薬の方が血糖値を効果的にコントロールでき、より体重の減少を認めるという結果が得られたのです。
つまり、ダイエット医薬品としても糖尿病治療薬としてもGLP-1受容体作動薬単独より素晴らしい結果を残したのです。

具体的には、GLP-1受容体作動薬単剤では1.86%のHbA1c低下および6.2kg(6.7%)の体重減少を認めたのに対し、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬の最高容量(15mg)投与群では2.46%のHbA1c低下および12.4kg(13.1%)の体重減少を認めたのです。

以上のことから、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬の効果は世界的にも非常に高く評価されています。
さらに、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬はたった週1回の投薬だけでいいため、血糖値や体重管理において非常に使いやすい医薬品です。

デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬服用時の注意事項

デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬は既存のGLP-1受容体作動薬と同様、お腹の蠕動運動を抑制してしまうため、治療開始からしばらくの間は吐き気、下痢、便秘などの症状を催すことがあります。
通常、これらの症状はいずれも数週間以内に収まるのが一般的です。

また非常に稀ではありますが低血糖発作を招く危険性もあります。
SURPASS Programにおける低血糖の発現率は、GLP-1受容体作動薬で0.4%であったのに対し、デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬では0.6-1.7%でした。
万が一投薬中に悪心、手足の震え、ふらつき、脱力といった低血糖症状が現れた場合には、ブドウ糖など速やかに吸収される糖分を摂取する必要があります。

他の糖尿病治療薬の内服やインスリン製剤との併用は、さらに低血糖のリスクを高めてしまうため、インスリン導入などが行える糖尿病の知識のある医師から処方してもらいましょう。

マンジャロが令和5年4月から投与開始

法定記載事項

(1)治療の内容
世界初の持続性GIP/GLP-1受容体作動薬「マンジャロ」は2型糖尿病に対する国内製造販売承認を取得されている薬剤です。当クリニックでは、「マンジャロ」を用いた糖尿病治療と医療痩身も行っています。

(2)費用
保険診療の際は、患者さん負担割で異なります。2.5㎎製剤の場合、3割負担で2300円程(1か月、薬剤費のみ)

(3)主な副作用とリスクについて
悪心、嘔吐、下痢、食欲減退などの胃腸障害、注射部位反応(紅斑、掻痒感、疼痛主張等)、胆管炎、心拍数増加などが起こる可能性があります。

(4)未承認医療機器・医薬品等であることの明示
当院で用いる薬剤は厚労省が承認した医薬品です。

(5)入手経路等の明示
当院は国内メーカーから入手します。

(6)同一成分、同一効能の国内承認医薬品の有無
各々の薬剤について同一成分、同一効能の国内承認医薬品はありません。

(7)諸外国における安全性等に係る情報の開示
当院で用いる薬剤について重大な副作用は報告されていません。

 

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