※本ページはプロモーションが含まれています

【2025年最新】不眠症・睡眠障害に対応するオンライン診療クリニック7院|保険適用&当日発送も比較

本記事では、不眠症・睡眠障害に対応しているオンライン診療サービスの特徴や料金、診療内容についてご紹介します。

また、オンライン診療の選び方や利用方法、不眠症の症状・原因・治療方法についてもわかりやすく解説します。

不眠でお悩みの方や、オンライン診療の利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

※オンライン診療では、初診時に向精神薬(依存性の高い睡眠薬や抗不安薬など)は処方できません。また、医師の判断により薬が処方されない場合があります。

この記事でわかること
  • 不眠症・睡眠障害におすすめのオンライン診療7院の特徴
  • 信頼できて利便性の高いオンライン診療の選び方
  • 不眠症治療のオンライン診療を利用する流れ
  • 不眠症の基礎知識と一般的な治療方法
  • 不眠症オンライン診療を利用する際の注意点
はじめに(免責・注意事項)

本記事は、あくまでも一般的な情報提供を目的として作成されたものであり、医療上の助言や診断、治療を推奨するものではありません。

不眠症の治療薬をはじめとする医薬品は、個人の健康状態や体質によって効果・副作用が異なる可能性があります。治療を希望される方は、必ず医師をはじめとする医療従事者と相談のうえ、十分な説明を受けてからご判断ください。

本記事の内容は公開時点の情報に基づいていますが、法改正やガイドラインの変更、医学的知見の進歩等により情報が変わる可能性があります。最新情報につきましては、必ず公的機関や各医療機関の公式情報をご確認ください。

なお、本記事の一部にはプロモーションが含まれており、それによる広告収入を受け取ることがありますが、これは編集内容や掲載位置に影響することはございません。

目次
  1. 不眠症・睡眠障害におすすめのオンライン診療クリニック7選!治療プラン・費用・特徴などを紹介
    1. デジタルクリニックは24時間対応のサポートで不眠の悩みを相談できる
    2. DMMオンラインクリニックは24時間診療で忙しい方でも不眠症治療を始めやすい
    3. 患者目線のクリニックは初診で生活指導や睡眠衛生のアドバイスを受けられる
    4. おうち病院オンライン不眠症外来は依存性が高いとされる睡眠薬を使用しない方針
    5. CUREAオンライン睡眠外来はLINEで予約からフォローアップまで完結する不眠症治療
    6. ファストドクターは不眠症による休職・復職サポートが充実
    7. フェアクリニックは企業の福利厚生にも導入可能な社内診療所
  2. 不眠症のオンライン診療は信頼できて利便性の高いクリニックを選ぼう
    1. 費用が明確で相場の範囲内か
    2. 治療中のサポート体制や睡眠・生活指導が充実しているか
    3. 実績や症例数が十分か
    4. セキュリティやプライバシーへの配慮があるか
    5. 利用しやすい診療時間か
    6. 薬や処方箋の受け取り方法は柔軟か
    7. 診断書の発行に対応しているか
  3. 不眠症のオンライン診療を受診する5ステップ!自宅で予約〜薬の受け取りまで可能
    1. 1. ウェブサイトやアプリから診療予約
    2. 2. 問診票回答を済ませておく
    3. 3. スマホやパソコンで受診するために必要な環境を整える
    4. 4. 医師によるオンライン診療を受ける
    5. 5. 決済完了後、処方箋や薬が発送される
  4. ただの寝不足?それとも不眠症?オンライン診療の受診を検討すべきタイミング
    1. 不眠症の症状は主に入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒の3種類
    2. 日中の不調も認められると不眠症と診断される場合が多い
    3. 不眠症の原因は生活リズムや就寝環境、心理的要因など多岐にわたる/h3>
  5. 不眠症の治療方法とオンライン診療で受けられる治療の選択肢
    1. 不眠症治療の基本は生活指導、必要に応じて薬物療法や認知行動療法
    2. オンライン診療では生活指導や薬物療法などの選択肢がある
    3. 症状が落ち着いたら医師と相談しながら段階的な治療終了を目指す
  6. オンライン診療は体調や生活リズムに合わせて不眠症治療を継続できる
    1. 通院不要で体調が悪い日でも治療を継続しやすい
    2. 診療科に悩まず医師へ相談できる
    3. 自宅などリラックスできる場所から相談しやすい
    4. 自分の生活リズムに合わせて受診しやすい
  7. 不眠症治療のオンライン診療を受ける前に知っておくべき注意点
    1. オンライン診療では処方できない薬がある
    2. オンライン診療では診断が確定できない場合がある
    3. オンライン診療は対面診療の補完的役割であることを理解する
  8. 不眠症治療をサポート!良質な睡眠のための環境づくりと生活習慣
    1. 規則正しい生活で体内時計を調整する
    2. 就寝前にリラックス時間をつくって脳を落ち着かせる
    3. ぐっすり眠れる寝室づくりは「温度・光・音」がポイント
    4. カフェインやお酒、喫煙などの嗜好品を控える
  9. 不眠の症状が気になったら無理をせず、必要に応じて専門家の力を借りよう
    1. 眠れないときは無理に寝ようとしない
    2. まずは睡眠習慣を見直してみる
    3. 睡眠習慣を改善しても不眠が続く場合は専門医に相談する
  10. 不眠症治療のオンライン診療に関するよくある質問
  11. 不眠症の悩みは一人で抱え込まず、オンライン診療で気軽に医師へ相談しよう

不眠症・睡眠障害におすすめのオンライン診療クリニック7選!治療プラン・費用・特徴などを紹介

不眠症治療のオンライン診療に対応しているクリニックは、料金体系や保険適用の有無、診療体制、サービス内容がそれぞれ異なります。

自分の生活スタイルや希望に合ったクリニックを選ぶことで、治療を継続しやすくなります。

不眠症治療のオンライン診療に対応している7院について、主な治療薬・費用・配送サービス・診療時間・保険適用の有無・支払い方法・予約方法を一覧表にまとめました。

クリニック名主な治療薬薬代
(月額)
診察料システム
利用手数料
配送料
(通常配送)
配送日程
(通常配送)
診療時間保険適用支払い方法予約方法
デジタルクリニックオレキシン受容体拮抗薬
非ベンゾジアゼピン系薬
ベンゾジアゼピン系薬
メラトニン受容体作動薬
漢方薬
3,850〜7,480円初診:1,650円
再診:無料
なし550円最短当日発送
※当日10時までに診察と決済完了
24時間365日対応自由診療クレジットカード
デビットカード
代金引換
銀行振込
コンビニ払い(NP後払い)
WEB
DMMオンラインクリニック非ベンゾジアゼピン系薬
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
オレキシン受容体拮抗薬
メラトニン受容体作動薬
漢方薬
4,400〜17,380円無料なし550円最短当日発送
※平日15:30、土日祝14:30までに受診の場合
※予約状況や決済完了時間によって翌日発送の場合有り
24時間対応
※年末年始を除く
自由診療クレジットカード
DMMポイント
PayPay
WEB
患者目線のクリニック非ベンゾジアゼピン系薬
漢方薬
処方内容による初診:1,000円前後
再診:500円前後
※夜間・早朝加算有り
1,000円390円最短当日発送
※16時までに服薬指導・決済完了の場合
9:00〜24:00
(土日・祝日含む)
保険診療クレジットカードWEB
おうち病院オレキシン受容体拮抗薬
メラトニン受容体作動薬
漢方薬
処方内容による保険診療の患者負担分
+
決済手数料
(保険診療費+オンライン診療手数料)×4.5%
1,100円500円決済完了後発送
※診療日時によっては当日発送できない場合有り
8:00〜22:00
(土日・祝日含む)
保険診療クレジットカードWEB
CUREAオンライン睡眠外来オレキシン受容体拮抗薬9,680円無料1,650円550円決済確認後から1営業日後に発送9:30〜18:30
(365日対応)
自由診療クレジットカード
後払い
LINE
ファストドクターメラトニン受容体作動薬
オレキシン受容体拮抗薬
漢方薬
抗不安薬
抗うつ薬
処方内容による初診:3,000円〜
再診:3,750円〜
初診:1,100〜2,100円
再診:3,300円
※診察料に含まれる
100円最短翌日発送9:00〜23:00
(土日・祝日含む)
保険診療クレジットカード
コンビニ後払い
WEB
フェアクリニック非べンゾジアゼピン系薬
ベンゾジアゼピン系薬
オレキシン受容体拮抗薬
4,290〜6,270円薬代に含まれるなし薬代に含まれる最短当日発送要確認自由診療クレジットカード
銀行振込
LINE

※金額はすべて税込表記です。
※初診オンライン診療で向精神薬(依存性の高い睡眠薬や抗不安薬など)は処方できません。また、医師の判断により薬が処方されない場合があります。

以下では、各クリニックの治療プランや特徴、診療体制、おすすめの人・おすすめできない人について詳しく解説します。

複数のクリニックを比較しながら、自分に合ったオンライン診療サービスを選ぶ参考にしてください。

デジタルクリニックは24時間対応のサポートで不眠の悩みを相談できる

デジタルクリニック
おすすめポイント
  • 治療中の悩みをチャットで24時間365日医療チームに相談できる
  • 診察後、医師が処方を判断した場合は最短当日中に薬を配送
  • 定期配送サービスも用意されており、自分のペースで利用できる

※当日10時までに診察と決済が完了した場合。予約状況や決済完了時間によっては翌日配送になる可能性があります。

デジタルクリニックは、「医療と患者の距離をゼロに」をコンセプトに掲げ、オンライン診療と対面診療の両方に対応しているクリニックです。

24時間365日体制で診察とアフターサポートに対応しており、自分のライフスタイルに合わせて利用できます。

不眠症の治療では、医師が診察のうえ、症状や既往歴に応じて適切な治療法を提案します。

治療プランと料金(お試しプラン)

お試しプラン料金
入眠改善プラン(睡眠薬+漢方薬)7日分3,630円
熟睡プラン(睡眠薬+漢方薬)7日分3,630円

※金額はすべて税込表記です。
※すべて保険適用外の自由診療です。
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

治療プランと料金(治療プラン)

治療プラン(定期配送)1ヶ月3ヶ月6ヶ月12ヶ月
オレキシン受容体拮抗薬7,480円/月7,106円/月6,732円/月6,358円/月
非ベンゾジアゼピン系薬3,850円/月3,657円/月3,465円/月3,272円/月
ベンゾジアゼピン系薬3,850円/月3,657円/月3,465円/月3,272円/月
メラトニン受容体作動薬3,850円/月3,657円/月3,465円/月3,272円/月
漢方薬4,620円/月4,389円/月4,158円/月3,927円/月
漢方薬7,480円/月7,106円/月6,732円/月6,358円/月

※金額はすべて税込表記です。
※すべて保険適用外の自由診療です。
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

治療中の悩みをいつでも医療チームに相談できる

デジタルクリニックでは、診察だけでなく、治療中のサポートも24時間365日体制で対応しています。

服用中の疑問や副作用などの質問に対し、公式LINEのチャット相談サービスを通じて専門の医師や医療チームが応じてくれます。

また、再診料が無料に設定されており、治療中にオンラインで医師の診察が受けやすいよう配慮もされています。

プライバシーに配慮した配送

デジタルクリニックでは、患者のプライバシーに配慮した配送方法を採用しています。

薬は「日用品」と記載された伝票で発送され、外観からは医薬品であることが分からないように工夫されています。

ポスト投函方式により、受け取りのために自宅で待機する必要もありません。

デジタルクリニックがおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・年中無休で24時間対応のクリニックを探している方
・治療中の悩みをチャットで相談したい方
・プライバシーに配慮した配送を希望する方
・保険診療で不眠症治療を受けたい方

デジタルクリニックは、夜間・早朝など一般的な診療時間外に受診したい方に適しています。

24時間いつでも診察予約ができ、医師やカウンセラーへの相談も常時可能なため、不規則な生活リズムの方でも自分のペースで治療を進められます。

一方で、治療は全て保険適用外の自由診療となるため、保険診療で治療を受けたい方は他のクリニックも選択肢に入れたほうがよいでしょう。

<デジタルクリニックの基本情報>

クリニック名デジタルクリニックグループ
保険適用適用外(自由診療)
主な治療薬オレキシン受容体拮抗薬
非ベンゾジアゼピン系薬
ベンゾジアゼピン系薬
メラトニン受容体作動薬漢方薬
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。
診療方法電話診療
診療時間24時間365日対応
薬の受け取り方法配送受け取り
診察料初診:1,650円
再診:無料
配送料550円
コンビニ後払い・代引き:手数料330円
発送日最短当日発送(当日10時までに診察と決済完了の場合)
※予約状況や決済完了時間によっては翌日発送になる可能性があります。
決済方法クレジットカード(VISA / MASTER / JCB / AMEX)
デビットカード(VISA / MASTER)
代金引換
銀行振込
コンビニ払い(NP後払い)
予約方法WEB
定期便の解約期間の縛りや解約料なし。
次回決済日の2日前までに公式LINEのメニューから手続き可能。
院数1院
住所渋谷院 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目8-11渋谷三丁目TRビル3F

※金額はすべて税込表記です。

DMMオンラインクリニックは24時間診療で忙しい方でも不眠症治療を始めやすい

DMMオンラインクリニック
おすすめポイント
  • 24時間の診療体制で夜間や早朝のスキマ時間を活用できる(年末年始を除く)
  • 生活習慣の見直しや治療の終了など医師と相談できる
  • 7日分のお試しプランで少ない日数から服用を開始できる

※初診オンライン診療で向精神薬(依存性の高い睡眠薬や抗不安薬など)は処方できません。また、医師の判断により薬が処方されない場合があります。

DMMオンラインクリニックは、100万件以上の診療実績を持つオンライン診療プラットフォームです。

土日祝日を含め、24時間の診療に対応(年末年始を除く)しており、空きがあれば即時受診も可能です。

不眠症治療は、医師の診察のうえ、生活習慣の見直しや必要に応じた薬物療法を提案しています。

※診療件数は2022年4月〜2024年10月の期間におけるオンライン診療プラットフォーム「DMMオンラインクリニック」を利用したオンライン診療の実績(お薬の発送実績を含む。)

治療プランと料金

プラン種類通常価格らくらく定期便価格
お試しプラン入眠改善プラン
(漢方薬+睡眠薬1種類)
7日分3,520円
熟睡プラン
(漢方薬+睡眠薬1種類)
7日分3,520円
睡眠リズム改善プラン
(睡眠薬1種類)
7日分2,750円
単剤処方
(睡眠薬1種類)
7日分2,750円
単剤処方非ベンゾジアゼピン系薬2mg1ヶ月分4,400円3,740円/月
非ベンゾジアゼピン系薬3mg1ヶ月分6,600円5,610円/月
ベンゾジアゼピン系睡眠薬1ヶ月分4,400円3,740円/月
オレキシン受容体拮抗薬5mg1ヶ月分8,690円7,370円/月
オレキシン受容体拮抗薬10mg1ヶ月分17,380円14,740円/月
メラトニン受容体作動薬1ヶ月分4,400円3,740円/月
漢方薬1ヶ月分5,280〜8,690円
※薬剤の種類により異なる。
4,510〜7,370円/月
※薬剤の種類により異なる。

※金額はすべて税込表記です。
※すべて保険適用外の自由診療です。
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

治療は不眠の原因となる生活習慣の見直しからスタート

不眠症治療においては、単に薬を処方するだけでなく、不眠の原因となる生活習慣の見直しから開始されます。

患者の症状に合わせ、必要に応じて薬物療法を組み合わせるアプローチを採用しています。※医師の判断により薬が処方されない場合もあります。

生活習慣が改善され、症状が落ち着いてきたら、医師の指導のもとで薬の服用回数を減らし、最終的には服用なしで安定した状態を目指すという、段階的な治療方針が特徴です。

薬は自宅やロッカーなど指定場所へ配送

処方された薬は、自宅やコンビニ、ロッカーなど指定場所へ配送されるため、ライフスタイルに合わせて受け取り可能です。

追加料金はかかりますが、東京23区と大阪24区内では当日配送も選択できます。

当日配送は8:00~20:00で対応しており、地域によって1,500〜4,500円(税込)の配送料がかかります。

配送時の伝票には「日用品」と記載され、医薬品だと分かりにくいよう配慮されている点も魅力です。

また、定期配送サービスを利用することで、薬の受け取り忘れを防ぎ、治療を継続しやすくなるでしょう。

セキュリティ面にも配慮したサービス

DMMオンラインクリニックでは、患者の診療情報やプライバシーを守るために以下のようなセキュリティ対策を実施しています。

さらに、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格であるISMS認証(ISO27001:2022、認証番号JQA-IM2014)を取得するなど、患者のプライバシー保護に努めています。

DMMオンラインクリニックがおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・24時間いつでも診療予約したい方
・自分に合う治療薬がわからない方
・生活習慣や睡眠環境のアドバイスを受けたい方
・保険適用の範囲内で治療を進めたい方

DMMオンラインクリニックは、24時間いつでも予約可能(年末年始を除く)なシステムを導入しており、早朝や深夜など自分の都合に合わせて受診したい方に適しています。

夜勤やシフト制勤務など不規則な生活を送る方でも、自分のタイミングに合わせて診療を受けられます。

また、まずは不眠の原因となる生活習慣の見直しからスタートする治療方法も特徴です。

一方で、治療はすべて保険適用外の自由診療のため、保険診療の範囲内で治療を受けたい方には不向きといえます。

<DMMオンラインクリニックの基本情報>

クリニック名DMMオンラインクリニック
保険適用適用外(自由診療)
主な治療薬非ベンゾジアゼピン系薬
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
オレキシン受容体拮抗薬
メラトニン受容体作動薬
漢方薬
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。
診療方法ビデオ通話
診療時間24時間対応(年末年始を除く)
薬の受け取り方法配送受け取り
診察料無料
配送料550円
発送日最短当日発送
※平日15:30、土日祝14:30までに受診の場合
※予約状況や決済完了時間によっては翌日配送になる場合があります。
決済方法クレジットカード(VISA / JCB / AMEX / DINERS)
DMMポイント
PayPay
予約方法WEB
定期便の解約解約手数料なし。発送の2日前までに途中解約が可能です。
院数1院(提携院)
住所医療法人社団DMH
〒105-0003 東京都港区西新橋2丁目8−6 住友不動産日比谷ビル 4階

※金額はすべて税込表記です。

患者目線のクリニックは初診で生活指導や睡眠衛生のアドバイスを受けられる

患者目線のクリニック
おすすめポイント
  • 保険適用で夜間診療にも対応しているオンライン睡眠外来
  • 1年間で10万件以上のオンライン診療実績
  • 初診は生活指導や睡眠衛生のアドバイスが中心

※ 2023年4月~2024年3月の当院の全オンライン診療実績

患者目線のクリニックのオンライン睡眠外来は、不眠症に悩む方が自宅にいながら専門医の診察を受けられる保険適用の医療サービスです。

2023年4月から2024年3月までの1年間で、10万件以上の診療実績があります。

診療時間は朝9時から深夜24時まで毎日対応しており、忙しい方でも自分のスケジュールに合わせて受診できます。

オンライン診療の専用アプリを使用し、予約からビデオ通話での診察、決済まで一連の手続きが可能です。

治療費用の目安

項目詳細
薬代薬剤の種類によって異なる
診察料初診:1,000円前後
再診:500円前後
※平日 18時以降 / 土曜日 12時以降 / 日曜日・祝日 6時以降は夜間・早朝加算有り
1割負担50円、2割負担100円、3割負担150円
オンライン診療システム利用料1,000円
診断書発行手数料発行なし
各種証明書発行手数料発行なし

※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

初診時は生活指導や睡眠衛生のアドバイスが中心

初診では、患者の現在の状態や症状を踏まえたうえで、生活指導や睡眠衛生のアドバイスが中心です。

必要に応じて医師が処方を検討しますが、初診のオンライン診療では向精神薬など一部の薬は処方できません。

処方可能な場合でも、初回は7日分までとなります。

睡眠薬は保険診療の範囲で処方可能な薬があり、例えば非ベンゾジアゼピン系薬の場合、3割負担で1日あたり約4.3円からの料金設定です(薬剤や負担割合により異なります)。

ポスト投函または薬局受け取りを選択できる

処方された薬は、自宅への配送または近隣薬局での受け取りが選択可能です。

自宅配送の場合は診察終了後にオンライン服薬指導を受け、その後薬が郵送されます。

配送はポスト投函方式で、在宅の必要がなくプライバシーにも配慮されています。

薬局受け取りの場合は、診療後に処方箋データが薬局に送信され、薬剤師から直接服薬指導を受けてから薬を受け取る流れです。

重篤な症状の方には対面診療を推奨している

患者目線のクリニックのオンライン睡眠外来では、「不眠症以外の症状がない方」や「いつも服用している不眠症の薬がほしい方」が主な対象です。

重篤な症状の方や、より専門的な治療が必要な場合は対面診療を推奨しており、状況によっては初期治療のみの対応となる場合があります。

また、傷病手当金申請書など一部の診断書類の発行には対応していません。

心の悩みなど、不眠症を含めたその他の症状も相談したい場合には、「オンライン心療内科」が用意されています。

患者目線のクリニックがおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・休日や夜間の診察を希望する方
・睡眠指導や生活指導から治療を始めたい方
・重篤な身体症状や他の疾患がない方
・初診から薬の処方を希望する方
・傷病手当金申請書など特定の診断書が必要な方

患者目線のクリニックは、朝9時から夜24時まで土日祝日も含めて診療しているため、日中は仕事で忙しい方や、平日の受診が難しい方に向いています。

また、睡眠衛生指導や生活習慣の改善といった非薬物療法からアプローチするスタイルを重視していることから、薬に頼りすぎず、根本的な睡眠の質を改善していきたい方に適したクリニックといえるでしょう。

ただし、初診は非薬物療法を重視する方針のため、いつも服用している睡眠薬をすぐに処方してもらいたい方には向かないかもしれません。

なお、傷病手当金支給申請書など一部の診断書類の発行には対応していないため、休職や各種制度の利用に関わる書類が必要な方は注意が必要です。

<患者目線のクリニック の基本情報>

クリニック名患者目線のクリニック
保険適用あり(保険診療)
主な治療薬非ベンゾジアゼピン系睡眠薬
漢方薬など
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。
診療方法ビデオ通話(専用アプリ)
診療時間9:00〜24:00(土日・祝日含む)
※診療科によって異なる場合があります。
薬の受け取り方法自宅配送(ポスト投函)
薬局での受け取り
配送料390円
発送日最短当日発送
※16時までに服薬指導・決済完了の場合
決済方法クレジットカード
予約方法WEB
院数2院
住所虎ノ門院 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-17 虎ノ門黒沢ビル5階
銀座新橋院 〒105-0004 東京都港区新橋1丁目9番5号KDX新橋駅前ビル8階

※金額はすべて税込表記です。

おうち病院オンライン不眠症外来は依存性が高いとされる睡眠薬を使用しない方針

おうち病院
おすすめポイント
  • 依存性が高いとされるベンゾジアゼピン系睡眠薬は処方なし
  • 朝8時〜夜22時まで土日祝日を含み毎日診察
  • 全国6,700店舗の連携薬局で薬の受け取りが可能

おうち病院は、株式会社アナムネが運営するオンライン診療サービスです。

2014年に医師へのチャット相談サービスとして始まり、2020年4月からはビデオ通話による診察と薬の処方も可能となりました。

2025年の「不眠の日(1月23日)」には、自宅にいながら不眠症の治療を受けられる「オンライン不眠症外来」を開始し、不眠症のケアや薬の処方を行っています。

診療時間は朝8時から夜22時までと幅広く、平日夜間や土日祝日も受診可能なため、朝の出勤前や帰宅後のリラックスタイムなど、自分のスケジュールに合わせて受診できます。

治療費用の目安

項目内容
薬代薬剤の種類によって異なる
診察料保険診療の患者負担分
オンライン診療手数料1回1,100円(固定)
決済手数料(保険診療費+オンライン診療手数料)×4.5%

※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

依存性が高いとされる薬剤は処方しない

おうち病院では患者の安全を考慮し、依存性の高い一部の睡眠薬(ベンゾジアゼピン系など)は処方していません。

デュアルオレキシン受容体拮抗薬、オレキシン受容体拮抗薬、メラトニン受容体作動薬、漢方薬などを取り扱っており、症状に合った薬剤が医師によって処方されます。※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

この方針により、一般的に長期使用による薬物依存リスクや、薬の中止後に不眠が悪化する現象の発生率を低く抑えることが期待されます。※治療効果やリスクの程度には個人差があります。

全国6,700店舗以上の提携薬局で受け取り可能

薬の受け取り方法も充実しており、診療後の処方箋は全国約6,700店舗以上の提携薬局や調剤併設型ドラッグストアに送信されます。※指定薬局に在庫がない場合、自宅への配送や別の連携薬局に変更する場合があります。

これだけの選択肢があれば、自宅や職場の近くに対応薬局がある可能性が高いため、薬局までの移動時間の節約にもつながります。

連携薬局には、以下のような店舗が含まれています。

また、自宅宅配サービス「おくすりおうち便」も選択可能です。

自宅宅配サービスの場合、オンライン診療の後、薬剤師による服薬指導を受けたうえで薬が自宅に配送されるため、外出せずに診察から薬の受け取りまで完結できます。

※診療日時によっては処方箋の発行が当日ではない場合があります。
※医師の診察結果によってはお薬が処方されない場合もあります。

診療前のチャットサポート・診療後24時間のアフターサポート

おうち病院では、診療開始前にチャットルームが案内され、事前に不安な点や質問を相談できるシステムを導入しています。

診療前の不安を軽減し、限られた診察時間をより効果的に使うことができます。

また、オンライン診療後24時間は無料のアフターサポートとして、薬の服用後に生じた副作用の懸念や効果に関する質問など、治療に関する不安を医師に相談することが可能です。

24時間を過ぎた後も、月額980円のオンライン医療相談サービスを利用すれば、いつでも医師にチャットで相談できる体制が整っています。

さらに、再診をスムーズにするため、過去の問診情報や診療内容が記録され、毎回ゼロから問診票を入力する手間が省けるよう設計されています。

おうち病院がおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・出勤前など朝の時間を活用して受診したい方
・自宅や職場近くの薬局で薬を受け取りたい方
・診療前から相談できる体制を希望する方
・ベンゾジアゼピン系睡眠薬などの処方を希望する方

おうち病院は朝8時から診療を開始しているため、出勤前の時間を活用して受診したい方に適しています。

早朝の診察で処方箋が発行され、そのまま勤務先近くの薬局で薬を受け取れるという流れは、忙しいビジネスパーソンの日常にスムーズに組み込めるでしょう。

また、全国6,700店舗以上の提携薬局ネットワークにより、引っ越しや出張時にも同じサービスが受けられる利便性があります。

一方で、患者の安全を重視し、依存性の低い薬剤を中心とした処方方針を取っているため、ベンゾジアゼピン系睡眠薬などの処方を希望する方には適していないかもしれません。

<おうち病院の基本情報>

クリニック名おうち病院
保険適用あり(保険診療)
主な治療薬オレキシン受容体拮抗薬
メラトニン受容体作動薬漢方薬
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。
診療方法ビデオ通話
診療時間8:00〜22:00(土日・祝日含む)
薬の受け取り方法自宅配送(おくすりおうち便)
連携薬局受け取り
配送料500円
発送日決済完了後発送
※診療日時によっては処方箋の発行が当日でない場合があります。
決済方法クレジットカード(VISA / JCB / MASTER / AMEX)
予約方法WEB
院数3院(提携院)
住所東京メディカルクリニック
〒179-0085 東京都練馬区早宮2-17-47
ヒロオカクリニック
〒160-0022 東京都新宿区新宿2-5-12 フォーキャスト新宿アヴェニュー3階
さっぽろ大通内分泌クリニック
〒060-0002 北海道札幌市中央区北二条西1丁目1 マルイトビル2階

※金額はすべて税込表記です。

CUREAオンライン睡眠外来はLINEで予約からフォローアップまで完結する不眠症治療

CUREAオンライン睡眠外来
おすすめポイント
  • 治療中の悩みをLINEでいつでも相談できる
  • 薬はポスト投函のため在宅での待機が不要
  • 送料・システム利用料込みのシンプルな料金体系

CUREAオンライン睡眠外来では、LINEを活用して医師の診察や相談ができるオンライン診療サービスを提供しています。

診察予約から診察までの流れをLINEで完結できるため、忙しい方や通院が難しい方でも気軽に治療を始められます。

治療プランと料金

項目3ヶ月定期コース料金
内容オレキシン受容体拮抗薬
3ヶ月契約の総額22,340円
内訳初回価格:2,980円/月
2回目以降価格:9,680円/月(送料・システム利用料込)
定期コース条件3ヶ月の継続

※金額はすべて税込表記です。
※公的保険が適用されない自由診療です。
※医師の診察結果によっては、薬が処方されない場合があります。

薬のもらい忘れを防止できる定期配送サービスに対応

不眠症の治療薬では、覚醒に関わる部分に作用するオレキシン受容体拮抗薬を取り扱っています。

料金プランは3ヶ月契約の定期コースを採用しており、初回22,340円(税込)、2回目以降9,680円(税込)で3ヶ月の総額は22,340円(税込)です。

3ヶ月の継続契約が条件となりますが、3ヶ月目以降は次回注文の10日前までであれば、薬の送付停止の手続きが可能です。

※医師の判断により薬が処方されない場合もあります。

LINEでいつでも相談できるアフターフォロー体制

公式LINEに登録し問診票に回答した後、医師とのオンライン診察を受け、適切な治療薬の提案を受けることができます。

診療後の悩みはLINEでいつでも相談可能で、薬を飲むうえで不安なことや注意点など気軽に相談可能です。

また、薬の処方や服薬指導だけでなく、生活改善のアドバイスにも対応しています。

不眠症は日常生活と関連していることが多いため、LINEを通して気軽に相談できる体制は不眠に悩む方にとって魅力的なサービスといえます。

自宅のポスト投函で在宅不要&プライバシーに配慮した梱包

診察の結果治療薬が処方された場合、クリニックが決済確認した後、1営業日後に自宅へ配送されます。

配送方法はポスト投函のため、受け取りのために自宅で待機する必要はありません。

また、配送時の品名は「サプリメント」と記載され、患者のプライバシーにも配慮されています。

CUREAオンライン睡眠外来がおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・オレキシン受容体拮抗薬の服用を検討している方
・治療中の不安をこまめに相談したい方
・定期的に薬を受け取りたい方
・LINEなどのSNSに抵抗がある方
・治療薬は数日分から試したい方

CUREAオンライン睡眠外来は、オレキシン受容体拮抗薬を中心とした不眠症治療を検討している方に適しています。※医師の判断により薬が処方されない場合もあります。

また、治療中の疑問や不安をLINEで気軽に相談できる体制が整っており、医師やスタッフとのコミュニケーションを密に取りながら治療を進めたい方にも向いているでしょう。

薬の定期配送サービスがあるため、薬の受け取り忘れがなく、継続的な治療がしやすい点も特徴です。

一方で、診療や相談が主にLINEで行われるため、普段からLINEを使い慣れていない方や、SNSでのやりとりに抵抗を感じる方には不向きかもしれません。

なお、初回は3ヶ月の契約が条件となるため、まずは数日分だけ薬を試してみたいという方には合わないかもしれません。

<CUREAオンライン睡眠外来の基本情報>

クリニック名CUREAオンライン睡眠外来
保険適用適用外(自由診療)
主な治療薬オレキシン受容体拮抗薬
※医師の判断により薬が処方されない場合もあります。
診療方法ビデオ通話
診療時間9:30〜18:30(365日対応)
薬の受け取り方法自宅配送
診察料無料
配送料550円
後払い:手数料209円
システム利用料1,650円
発送日決済確認後から1営業日後に発送
決済方法クレジットカード
後払い(コンビニ/銀行ATM)
予約方法LINE
定期便の解約3ヶ月目以降、次回注文の10日前までの手続きで送付の停止が可能。
院数1院
住所一般社団法人徳志会
〒141-0031 東京都品川区西五反田7丁目17番5号 五反田第3noteビル 1階A

※金額はすべて税込表記です。

ファストドクターは不眠症による休職・復職サポートが充実

ファストドクター
おすすめポイント
  • 不眠に関する幅広い悩みをオンラインで相談できる
  • 年中無休・夜23時まで診療対応!夜間や連休中に受診しやすい
  • 診断書発行やカウンセリング(有料)など休職・復職サポート充実

ファストドクターは、内科から生活習慣病外来まで多数の診療科に対応したオンライン診療・救急往診サービスです。

2024年2月時点で全診療科合わせて175万件※の診療実績があることが特徴です。※ファストドクターオンライン診療(全診療科)の合算(2024年2月現在)

不眠症・睡眠障害については、心療内科・精神科にて診察を受けられます。

メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬、漢方薬などの治療薬を取り扱っており、患者の症状や体質に合わせて医師が最適な治療法を提案します。※医師の判断により治療薬が処方されない場合があります。

治療費用の目安

項目内容
薬代薬剤の種類によって異なる
診察料9:00〜22:00: 初診3,000円〜、再診3,750円〜
22:00〜23:00:初診4,100円〜、再診3,750円〜
システム利用料診察料に含まれる(保険適用外)
初診:18:00まで2,100円、18:00以降1,100円
再診:時間帯に関わらず3,300円

※医師の判断により薬が処方されない場合もあります。

年中無休・朝9時から夜23時までの広い診療時間

ファストドクターでは、朝9時から夜23時までという広い診療時間を設けています。

一般的なクリニックが閉まっている夜間や休日でも診察を受けられるため、仕事の合間の昼休み、帰宅後の夜間など、自分のライフスタイルに合わせて予約が可能です。

土日祝日も含めて毎日診療しているため、平日は仕事で忙しい方や、家事や育児に追われる方も、自分の都合に合わせて診療を受けられます。

不眠症を含む複数の睡眠障害の診察に対応

ファストドクターでは、不眠症だけでなく、過眠症(日中の過度な眠気)、睡眠随伴症(睡眠時の異常行動)、概日リズム睡眠障害(体内時計の乱れ)などの睡眠障害にも対応しています。

治療方法としては、生活習慣・睡眠環境の改善などの睡眠衛生指導や、睡眠に関する誤った考え方を修正する認知行動療法などを行っています。

「なるべく薬は使いたくない」「自然な方法で改善したい」といった患者の希望も聞く方針を取っているため、事前問診や診察時に相談してみましょう。

※治療内容は医師の判断によって異なります。
※詳細な検査が必要な場合や、症状によっては対面診療が必要となる可能性があります。

休職や復職に関するサポートが充実

休職や復職に関するサポートも充実しており、診断書の提出や傷病手当金の申請なども相談可能です。

診断書は受診後3日以内を目安にメール(PDF添付)で受け取れます。

発行可能な診断書と各種書類・手数料

書類料金
診断書(指定フォーマット)4,400円
診断書(指定フォーマット以外)6,600円
診療情報提供書(紹介状)750円(3割負担の場合)
傷病手当金申請書
※健康保険組合(保険証の発行元)宛て
300円(3割負担の場合)
傷病手当金申請書
※任意保険会社宛て
6,600円

診断書や各種書類については、医師の判断や継続的な診察が必要な場合があります。

初診時に発行できない場合もあるため、詳細は事前にクリニックへご相談ください。

復職や復帰後のサポートには、心理士によるメディカルカウンセリングサービスも利用できます(初回3,480円、2回目以降4,980円)。

メディカルカウンセリングでは、不眠症の認知行動療法にも対応しており、必要に応じて医師の診療と並行して心理的サポートを受けることができます。

カウンセリングサービスは保険適用外となるため、必要に応じて利用を検討しましょう。

ファストドクターがおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・夜間や休日しか時間が取れない方
・不眠症以外の症状も相談したい方
・休職・復職のサポートを希望する方
・重篤な症状が現れている方

ファストドクターは土日祝日も23時まで診療に対応しているため、日中は仕事で忙しい方や、一般的な医療機関の診療時間内に受診できない方に適しています。

また、不眠症だけでなく過眠症や概日リズム睡眠障害など幅広い睡眠関連症状に対応しており、複合的な悩みを持つ方でも包括的な診療を受けられます。

さらに、休職診断書の発行や心理士によるカウンセリングなど、メンタルヘルスに関する総合的なサポートが充実している点も特徴です。

重篤な症状がある場合は、オンライン診療ではなく直接医療機関を受診することが推奨されています。

<ファストドクターの基本情報>

クリニック名ファストドクター
保険適用あり(保険診療)
主な治療薬メラトニン受容体作動薬
オレキシン受容体拮抗薬
漢方薬
催眠作用のある抗不安薬
抗うつ薬
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。
診療方法ビデオ通話
診療時間9:00〜23:00(土日・祝日含む)
薬の受け取り方法宅配受け取り
近隣薬局受け取り
配送料100円
コンビニ後払い:別途手数料277円
発送日宅配受け取り:最短翌日発送
※提携薬局の薬剤師によるオンライン服薬指導が完了したのち、配送が手配されます。
決済方法クレジットカード(VISA / MASTER / JCB / AMEX / DINERS)
コンビニ後払い
予約方法WEB
院数1院(提携院)
住所新宿ホームクリニック
〒160-0014 東京都新宿区内藤町1-110 ガーデンクロス新宿御苑 1F

※金額はすべて税込表記です。

フェアクリニックは企業の福利厚生にも導入可能な社内診療所

フェアクリニック
おすすめポイント
  • 働く人の不眠をオンラインでサポート
  • 通院不要、送料込みのわかりやすい料金
  • プライバシーに配慮&最短即日発送※予約状況や決済完了時間によっては翌日発送になる可能性があります。

フェアクリニックは、株式会社フェアワークが医療法人社団惟心会と共同で2023年2月に開始したオンライン診療サービスです。

働く人の健康をサポートする仕組みとして、職場の生産性低下を防ぐための医療ケアを提供しています。

不眠に悩む忙しいビジネスパーソンにとって、通院の負担なく専門的な医療ケアを受けられる選択肢となっています。

治療プランと料金

種類初回(1週間分)2回目以降(1ヶ月分)
非べンゾジアゼピン系薬3,080円4,290円
ベンゾジアゼピン系薬3,080円4,290円
オレキシン受容体拮抗薬3,850円6,270円

※保険適用外の自由診療となります。
※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

生活習慣の見直しから始める治療方法

治療方針として、まず生活習慣の見直しを基本とし、必要に応じて薬物療法を組み合わせる方法を採用しています。

症状が改善して状態が落ち着いた後は、最終的に服用を終了することも視野に入れた長期的な治療計画を立てることが特徴です。

料金体系も診療費・送料込みでわかりやすく設定されており、医療サービスを利用しやすい環境が整っています。

※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

最短即日発送でプライバシーに配慮した梱包

フェアクリニックでは、処方された薬は最短で診察当日に発送対応が可能です。※予約状況や決済完了時間によっては翌日発送になる可能性があります。

自宅はもちろん、オフィスなど受け取りやすい場所への配送にも対応しています。

また、配送時の伝票や梱包には薬剤名や医療関連の記載はなく、「ご注文の品」という表記のみとなっておりプライバシーにも配慮されています。

企業の福利厚生としての導入にも対応

フェアクリニックはオンラインで完結する診療サービスとして、企業の福利厚生制度への導入にも対応しています。

「オフィスや自宅近くに適当な医療機関がない」「病院に行く時間がない」という状況でも医師の診察を受けやすく、従業員の健康管理をサポートするツールの一つとして活用できます。

個人での利用はもちろん、企業の健康経営の一環としても検討できる選択肢といえるでしょう。

フェアクリニックがおすすめの人・おすすめできない人

おすすめの人おすすめできない人
・多忙で通院時間が取れない方
・生活習慣の改善から始めたい方
・プライバシーを重視したい方
・LINEでのやりとりに抵抗のある方
・保険診療での治療を希望する方

フェアクリニックは、多忙なビジネスパーソンや近くに適切な医療機関がない方にとって、時間や場所を選ばずに受診できる点がメリットです。

薬物療法だけでなく、生活習慣の見直しから始めたい方や、プライバシーに配慮した配送を希望する方にもおすすめです。

一方で、治療はすべて自由診療のため、保険適用での治療を希望する方には向きません。

また、診療予約や受診はLINEを通して行われるため、LINEのやりとりに抵抗がある方には合わない可能性があります。

<フェアクリニックの基本情報>

クリニック名オンライン社内診療所 フェアクリニック(Fair-Clinic)
保険適用適用外(自由診療)
主な治療薬非べンゾジアゼピン系薬
ベンゾジアゼピン系薬
オレキシン受容体拮抗薬
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。
診療方法ビデオ通話
診療時間要確認(平日10:00~17:00は問い合わせ対応)
薬の受け取り方法配送受け取り
診察料薬代に含まれる
配送料薬代に含まれる
発送日最短即日発送
※予約状況や決済完了時間によっては翌日配送になる可能性があります。
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
決済方法クレジットカード
銀行振込
予約方法LINE
定期便の解約定期便なし
院数1院
住所医療法人社団惟心会
〒104-0052 東京都中央区月島1丁目13-6 ウェルネス月島3階

※金額はすべて税込表記です。

不眠症のオンライン診療は信頼できて利便性の高いクリニックを選ぼう

不眠症のオンライン診療選びでは、信頼性と利便性のバランスが取れたクリニックを選ぶことが重要です。

クリニックによってサービス内容や対応範囲が異なるため、自分に合った医療機関を見極めることが必要です。

不眠症治療のオンライン診療を選ぶポイント

<信頼性のチェックポイント>

  • 費用が明確で相場の範囲内か
  • 治療中のサポート体制や睡眠・生活指導が充実しているか
  • 実績や症例数が十分か
  • セキュリティやプライバシーへの配慮があるか

<利便性のチェックポイント>

  • 利用しやすい診療時間か
  • 薬や処方箋の受け取り方法は柔軟か
  • 診断書の発行に対応しているか

不眠症治療では睡眠習慣や生活リズムの改善が基本となるため、薬の処方だけでなく、継続的にサポートしてくれる体制があるかどうかがポイントです。

日中の体調が優れない場合でも、通院の負担なく治療を継続できる点はオンライン診療の大きなメリットといえるでしょう。

以下では、信頼できて利便性の高いオンライン診療クリニックを選ぶための具体的なポイントを解説します。

費用が明確で相場の範囲内か

不眠症のオンライン診療を選ぶ際は、費用の透明性と相場を確認しましょう。

主な費用項目と相場の目安を下表にまとめました。

不眠症オンライン診療にかかる費用目安

項目保険診療の相場(自己負担1〜3割)自由診療の相場(目安)備考
診察料2,000〜4,000円程度0〜1,650円程度保険診療は診察内容・負担割合で変動
薬代薬剤によって異なる1ヶ月あたり4,000〜18,000円程度自由診療は薬の種類で大きく変動
システム利用料1,000円程度0〜1,650円程度診察料に含まれる場合あり
配送料100〜500円程度500円程度
処方箋発行料1,000〜10,000円程度未対応が多い
費用目安の参考クリニック一覧

下記クリニックの公式サイトに記載の料金を参考にしています。(2025年5月時点)

  • ユビー オンライン診療
  • デジタルクリニック
  • DMMオンラインクリニック
  • フェアクリニック
  • CUREAオンライン睡眠外来
  • たわらクリニック
  • 患者目線のクリニック
  • おうち病院
  • ファストドクター
  • イーヘルスクリニック

実際の費用はクリニックや薬剤ごとに異なるため、詳細は各クリニックの公式サイトなどで確認してください。

クリニック選びの際は、長期的な治療継続を考慮し、追加料金の有無や総コストも事前にチェックしておきましょう。

治療中のサポート体制や睡眠・生活指導が充実しているか

不眠症のオンライン診療では、薬の処方だけでなく、根本的な原因を改善するための生活習慣の見直しや、継続的なサポート体制が重要です。

クリニック選びの際は、以下のポイントをチェックしましょう。

サポート体制の主なチェックポイント
  • 詳しい問診・診察…初診時に生活習慣や症状について丁寧にヒアリングしてくれるか
  • 睡眠衛生指導などのサポート…睡眠環境や生活リズムの改善指導が受けられるか
  • フォローアップ体制…チャットやメールで相談できる、定期的なフォローがあるか
  • 医師との相談のしやすさ…予約や相談がしやすいシステムになっているか
  • 対面診療への切り替え…必要時に対面診療へ案内してもらえるか

良質なクリニックでは、詳しい問診や睡眠衛生指導など、非薬物療法のサポートも重視しています。

また、治療中もチャットやメールで気軽に相談できるフォローアップ体制があると安心です。

症状が落ち着いてきたら、医師と相談しながら減薬や休薬を進めていくことになるため、定期的なフォローアップが可能なクリニックを選ぶことが重要です。

症状や経過によっては、オンラインだけでなく対面診療への切り替えに柔軟に対応できるクリニックを選びましょう。

実績や症例数が十分か

オンライン診療サービスの実績や症例数は、幅広い症状への対応力や経験値を知るうえで必要な情報です。

クリニックを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

実績や症例数の主なチェックポイント
  • 診療実績・症例数の公表…公式サイトで累計診療件数や症例数が確認できるか
  • 不眠症への対応経験…不眠症の治療実績や、どのようなタイプの不眠症に対応しているか
  • 多様な症状への対応…入眠困難型・中途覚醒型・早朝覚醒型など幅広い症状に対応しているか
  • 個別の治療提案が可能か…症状や生活背景に合わせた治療方法を提案してもらえるか

診療実績や症例数を公式サイトなどに明示しているクリニックは、信頼性や経験値が高いと考えられます。

また、オンライン診療システムの使いやすさや予約の取りやすさなど、サービスの利便性についても一定の評価を得ている可能性があります。

不眠症のタイプや症状に応じて、個別に適した治療提案ができる体制かも確認しましょう。

セキュリティやプライバシーへの配慮があるか

不眠症のオンライン診療では、診療内容や個人情報が第三者に漏れるリスクを軽減するため、セキュリティやプライバシーへの配慮が不可欠です。

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」でも、質と安全性の確保、患者のプライバシー保護が強調されています。

セキュリティ対策の主なチェックポイント
  • 通信の暗号化…医師と患者間の通信データが暗号化(TLS1.2以上等)されているか
  • 本人確認の徹底…診療前に患者と医師の本人確認が確実に行われているか
  • プライバシーポリシーの公開…個人情報保護方針が公式サイトでわかりやすく公開されているか
  • 相談窓口の設置…トラブル発生時に相談できる窓口や問い合わせ先が明記されているか

参照:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成30年3月(令和5年3月一部改訂)」

これらの対策は、オンライン診療特有の情報セキュリティリスクから患者を守るための基本的な取り組みです。

診察を受ける前に、セキュリティ対策について公式サイトに明記されているかを必ず確認しましょう。

利用開始前に利用規約やプライバシーポリシーを確認し、自分の情報がどのように扱われるかを把握することも大切です。

利用しやすい診療時間か

不眠症に悩む方は、睡眠リズムの乱れや日中の多忙などにより、受診時間の制約が大きい場合があります。

クリニックの診療時間は治療継続のしやすさに直結するため、自分の生活リズムに合っているかを確認しましょう。

下表に、診療時間が長いクリニックの例と特徴をまとめました。

不眠症オンライン診療の診療時間の例

クリニック名診療時間特徴
デジタルクリニック24時間365日対応いつでも診療可能
DMMオンラインクリニック24時間365日対応(年末年始を除く)深夜・早朝も利用しやすい
患者目線のクリニック9:00〜24:00(土日・祝日も対応)就寝前や休日に利用しやすい
おうち病院8:00〜22:00(土日・祝日も対応)出勤前や休日に利用しやすい

24時間対応のクリニックなら、不規則な生活リズムの方でも自分の都合の良い時間帯に受診できます。

また、平日仕事で忙しい方には、夜間診療や土日・祝日の診療に対応しているクリニックが便利です。

24時間予約システムを導入しているクリニックなら、空き時間に手軽に予約できます。

自分の生活リズムに合った診療時間を選ぶことで、無理なく治療を継続しやすくなるでしょう。

薬や処方箋の受け取り方法は柔軟か

継続的な服薬が必要な不眠症治療では、薬や処方箋の受け取り方法の柔軟性も重要なポイントです。

オンライン診療における薬の受け取り方法は、主に自宅配送と薬局受け取りの2種類があります。

主な受取方法と注意点

受け取り方法特徴注意点
自宅への配送オンライン服薬指導後、薬が自宅に届く。
外出不要で体調不良時も安心。
配送に1〜3日かかる場合や、配送料が必要な場合あり
薬局での受け取り処方箋を薬局に送信し、薬局で薬剤師から服薬指導を受けて受け取る。薬局まで出向く必要がある

※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

利用可能な方法は、サービスやクリニックによって異なるため、事前に確認しましょう。

また、不眠症の症状によっては外出が困難な場合もあるため、自宅配送オプションがあるクリニックを選ぶと安心です。

配送には日数や配送料がかかる場合があるので、事前に確認しておく必要があります。

なお、医師の判断や在庫状況、地域によっては配送できない場合や、到着までに日数がかかる場合もあることを理解しておきましょう。

診断書の発行に対応しているか

不眠症が重症化し休職が必要な場合など、診断書が必要になることがあります。

オンライン診療でも診断書の発行は可能ですが、対応状況や発行までの流れ、費用はクリニックによって異なります。

診断書発行のチェックポイント

項目内容・注意点
診断書発行の可否・すべてのクリニックで対応しているわけではない
・発行可能な書類はクリニックによって異なる
・必要な場合は事前に相談が必要
発行費用・一般的に数千円〜1万円程度が目安
・内容や用途によってはさらに高額になる場合もある
受け取り方法・PDFか郵送か
・発行までにかかる日数
注意点・症状や診断内容によっては、医師の判断で発行できない場合もある

クリニックによっては、発行可能な診断書の種類が限られる場合もあるため、休職や傷病手当金の申請など特定の目的がある場合は事前に確認しておきましょう。

また、発行までの所要日数や受け取り方法(PDF、郵送など)も事前に確認しておくと安心です。

不眠症のオンライン診療を受診する5ステップ!自宅で予約〜薬の受け取りまで可能

不眠症のオンライン診療は、対面診療と比べて自宅から手軽に医療を受けられる便利なサービスです。

予約から薬の受け取りまで全てをオンラインで完結できるため、不眠症で体調がすぐれない時でも気軽に医師の診察を受けられます。

しかし、初めて利用する方にとっては、手順や流れがわからず不安に感じる方も多いでしょう。

以下では、オンライン診療を受ける際の一般的な流れを5つのステップでわかりやすく解説します。

1. ウェブサイトやアプリから診療予約

オンライン診療の第一歩は、クリニックの公式ウェブサイトやアプリから診療予約することです。

不眠症に対応しているクリニックを選び、初めて利用する場合は基本情報を登録します。

登録時には氏名、生年月日、住所、連絡先、必要に応じて健康保険証情報を入力します。

会員登録が完了したら、診療科目(不眠症・睡眠障害など)を選択し、希望する日時を指定して予約を確定させます。

一部のクリニックでは初診当日の予約も可能ですが、時間に余裕を持って前日までに予約しておくことをおすすめします。

2. 問診票回答を済ませておく

オンライン診療では、診療前に問診票への回答を求められるケースがほとんどです。

問診票は、医師が患者の状態を事前に把握するための重要な情報源となります。

不眠症の場合、不眠の症状や生活習慣、ストレス要因、既往歴、服用中の薬などについて回答を求められます。

事前に問診票を済ませておくことで、限られた診療時間を有効に使え、医師もより的確な診断や治療方針を立てやすくなります。

多くのクリニックでは、予約確定後にメールやアプリで問診票の入力フォームへのリンクが送られてくるため、診療前日までに必ず回答を済ませるようにしましょう。

3. スマホやパソコンで受診するために必要な環境を整える

オンライン診療をスムーズに受けるためには、適切な環境を整えることが大切です。

必要な機器として、カメラとマイクが搭載されたスマートフォンかタブレット、パソコンなどを用意します。

スマートフォンを使用する場合は、バッテリー残量が十分あることを確認しておきましょう。

安定したインターネット接続環境の確保のため、可能であればWi-Fi環境での接続をおすすめします。

診療前までに、使用するアプリやシステムのインストールと、動作確認を済ませておくことも重要です。

診療中に周囲の音で会話が妨げられないよう静かな場所を選び、プライバシー確保のためカフェやレストランなどの公共の場所での受診は控えましょう。

現在の症状や睡眠の状況、服用している薬があれば用意しておくと、より正確な情報を医師に伝えることができます。

4. 医師によるオンライン診療を受ける

予約時間になったらアプリやウェブサイトにログインし、クリニックからの連絡を待ちます。

医師とのビデオ通話が始まったら、まずは自分の症状を簡潔に伝えましょう。

不眠の種類(入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒など)や症状の経過、日中の体調変化などを具体的に説明することが重要です。

医師の質問には正確に答え、不明点があればその場で質問することで、より適切な診断と治療につながります。

オンライン診療の時間は通常15〜20分程度ですが、初診の場合はより詳しい問診が行われることもあります。

診療中は良好な通信状態を維持し、医師の顔がはっきり見える明るさを確保することも大切です。

5. 決済完了後、処方箋や薬が発送される

オンライン診療終了後に診療費の決済が完了すると、処方が必要と判断された場合は薬の手配が行われます。

薬の受け取り方法は、主に「自宅配送」と「薬局での受け取り」の2つがあります。

自宅配送の流れ
STEP1
オンライン診療後に決済を完了
STEP2
薬剤師によるオンライン服薬指導を受ける
STEP3
薬が自宅へ配送される(通常1〜3日程度)
薬局受け取りの流れ
STEP1
オンライン診療後に医師が処方箋を指定薬局へ送信
STEP2
薬の準備ができたら薬局から連絡がくる
STEP3
薬局へ行き、薬剤師から対面で服薬指導を受ける
STEP4
その場で薬を受け取る

自宅配送の場合、オンライン服薬指導や薬の受け取りを自宅で行えるため、薬局へ行く時間がない方に適しています。

薬局受け取りの場合、診療完了時間や在庫状況によっては即日受け取りが可能な場合もあり、薬剤師に直接質問できるメリットもあります。

利用できる方法はクリニックによって異なるため、自分のライフスタイルに合った方法を選びましょう。

なお、薬剤の在庫状況などにより、希望の受け取り方法を選択できない場合もあることを理解しておきましょう。

ただの寝不足?それとも不眠症?オンライン診療の受診を検討すべきタイミング

「最近よく眠れない」「寝不足が続いている」と感じる方は多いですが、実は不眠症と睡眠不足は医学的に異なる状態です。

両者の違いを知ることで、自分の症状に合った対処や、受診のタイミングが見えてきます。

不眠症と睡眠不足の違い
  • 不眠症…適切な機会・環境があるにもかかわらず、特定の症状で眠れず、かつ日中の生活に支障が出ている状態。
  • 睡眠不足や不眠…睡眠時間の不足や一時的な睡眠困難、睡眠の質の低下など、必ずしも病気ではない状態を含む一般的な表現。

厚生労働省の報告によると、「睡眠で休養がとれている」と感じている人の割合は、2009年(平成21年)の80.6%から2023年(令和5年)には73.1%まで減少しています。

このことから、睡眠の質に悩む人は年々増えていることが分かります。

「睡眠で休養がとれている」と回答した割合の推移

回答割合
2009年80.6%
2012年83.7%
2014年78.3%
2016年79.1%
2018年76.6%
2022年77.7%
2023年73.1%

出典:厚生労働省『令和5年 国民健康・栄養調査結果の概要』「3.睡眠の状況」の「図 27 睡眠で休養がとれている者の割合(20 歳以上、男女計・年齢階級別)」をもとに筆者作成。

また、厚生労働省が全国1,304人を対象に実施した調査でも、睡眠に関する悩みを抱える人が多いことが明らかになっています。

睡眠時間の取れている度合いに関する質問(複数回答、N=1304)

回答回答者の割合
夜間、睡眠途中に目が覚めて困った48.3%
日中、眠気を感じた38.3%
睡眠全体の質に満足できなかった34.2%
起きようとする時刻よりも早く目が覚め、それ以上眠れなかった31.4%
寝付き(布団に入ってから眠るまでに要する時間)に時間がかかった29.2%

出典:厚生労働省『令和4年度 健康実態調査結果の報告』「表3-3 睡眠時間の取れている度合い(複数回答)」をもとに筆者作成。

調査概要
  • 調査目的:カネミ油症患者の生活習慣、病状、治療内容の把握
  • 調査期間:令和4年4月~6月末
  • 調査対象:1,304人(男性618人、女性686人)
  • 調査方法:アンケート調査

一時的な寝不足や不眠は、ストレスや環境の変化などが原因となることが多く、誰にでも起こりうる現象です。

多くの場合は自然に改善しますが、「眠れない日が続く」「日中の不調が長引く」といった場合は、無理をせず早めに医師へ相談することが大切です。

日中の活動に大きな支障がない場合は経過観察でよいケースもありますが、自己判断は難しいため医師の診察を受けることが推奨されます。

通院が難しい方や忙しい方、まずは気軽に相談したい方には、オンライン診療を活用するのも一つの方法です。※症状や状況によっては対面診療が必要となる場合もあります。

自宅から医師に相談できるため、初めての受診にもハードルが低くなります。

不眠症の症状や診断基準、原因を正しく理解することは、受診の必要性を判断するための参考になるでしょう。

不眠症の症状は主に入眠困難・中途覚醒・早朝覚醒の3種類

不眠症の症状は、主に3つのパターンに分類されます。

症状タイプを理解することは、不眠の原因を探るだけでなく、ご自身の症状をより正確に医師に伝えることで、より効果的な治療につながる可能性があります。

不眠症の症状

タイプ特徴
入眠困難布団に入ってもなかなか寝つけない状態。
夜型生活などによる体内時計の後退や、覚醒中枢の過剰な活動により寝つきが悪くなる。
中途覚醒夜中に何度も目を覚ましてしまう状態。
睡眠中枢の働きが弱まることで睡眠が浅くなり、目が覚めやすくなる。
早朝覚醒早く目が覚めてしまい、二度寝できない状態。
体内時計の後退により睡眠時間帯が早くなり、予定よりも早く目覚めてしまう。

参照睡眠障害の治療:内山真|日本睡眠学会

不眠症の症状は1つだけでなく、複数が重なって現れることもあります。

また、症状が継続することで、「十分な睡眠時間をとっても熟睡した感じが得られない」「睡眠による休養感が低い」といった熟眠感や睡眠休養感の低下につながることがあります。

特に高齢者では、加齢に伴い睡眠のリズムが前に移動する「睡眠相の前進」や、「深い睡眠の減少」により、中途覚醒や早朝覚醒、熟眠感の欠如がみられやすくなります。

高齢者では睡眠相の前進や深睡眠の減少により,中途覚醒,早朝覚醒や熟眠感の欠如を訴える場合が多い.

引用元:鈴木, 宮本, 平田. 「3.高齢者睡眠障害の特徴とその対策」.日本内科学会雑誌,103(8),1885–1895(2014).

日中の不調も認められると不眠症と診断される場合が多い

不眠症は夜間の睡眠障害だけでなく、日中の機能障害が伴うことが診断のポイントです。

国際的な診断基準によれば、睡眠に適した環境や状況でも不眠症状が現れ、日中のパフォーマンスに影響を及ぼす状態を「不眠症」といいます。

不眠症の一般的な診断基準(睡眠障害国際分類第2版;ICSD-2)

項目内容
夜間症状以下の症状が慢性的に続く。
・入眠困難(寝つきが悪い)
・中途覚醒(夜中に目が覚める)
・早朝覚醒(予定より早く目が覚める)
・熟眠感欠如(十分眠った感じがしない、睡眠の質が悪い)
睡眠環境睡眠に適した状況・環境であるにもかかわらず、夜間症状が現れる
日中の機能障害以下の状態が少なくとも1つ以上ある。
・疲労感または不快感
・注意力,集中力,記憶力の低下
・日中の眠気社会的あるいは職業的機能の低下,または学業低下
・気分の障害またはいらいら感
・モチベーション、活動性、積極性の低下
・仕事中のミスや運転中の事故の起こりやすさ
・睡眠不足による緊張・頭痛・胃消化器症状
・睡眠に関する心配や悩み

出典:日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン(2014年7月22日更新)」より「不眠症の一般診断基準(睡眠障害国際分類第2版;ICSD-2)」をもとに筆者作成。

日中の活動に明らかな支障がない場合は、厳密には「不眠症」と診断されないこともあります。

ただし、不眠の状態が長く続くと、徐々に日中のパフォーマンスや気分にも影響が及ぶ可能性が高くなるため注意が必要です。

このように、不眠症の診断では夜間の睡眠状態だけでなく、日中の生活への影響も重要な判断基準となります。

不眠が続いている方は、日中の体調や気分の変化にも目を向け、必要に応じて医師に相談しましょう。

不眠症の原因は生活リズムや就寝環境、心理的要因など多岐にわたる/h3>

不眠症の原因は一つではなく、さまざまな要素が複雑に関係しています。

主な原因は以下のとおりです。

不眠症の主な原因
  • 心理的要因…ストレス、不安障害、うつ病、過度な緊張や興奮
  • 生活習慣要因…不規則な生活リズム、就寝前のカフェイン摂取・飲酒・喫煙、運動不足
  • 環境要因…睡眠環境の問題、不適切な寝具
  • 身体的要因…加齢、ホルモンバランスの変化(更年期障害など)、その他の睡眠障害、痛みを伴う疾患
  • 薬剤の影響…降圧剤・甲状腺製剤・抗がん剤など

参照:不眠症|e-ヘルスネット(厚生労働省)

近年は、うつ病やストレス関連疾患など心の病気に悩む人が増えています。

厚生労働省の報告によれば、精神疾患を有する外来患者数は平成14年の223.9万人から令和2年には586.1万人と、2.5倍以上に増加しています。

精神疾患を有する外来患者数の推移

精神疾患を有する外来患者数
平成14年223.9万人
平成20年290.0万人
平成26年361.1万人
平成29年389.1万人
令和2年586.1万人

※令和2年から推計方法が一部変更されています。
出典:櫻木 章司. (2024). 第4回新たな地域医療構想等 に関する検討会 – 厚生労働省. をもとに筆者作成。

なかでも「気分障害(躁うつ病を含む)」の割合は169.3万人と最も多く、身近な疾患であることが分かります。

不眠症状に加え、気分の落ち込みや意欲低下などが見られる場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。

また、24時間型社会の進展により交代制勤務(シフトワーク)者が増加しており、体内時計の乱れから不眠を招きやすい傾向があります。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」でも、次のように注意喚起されています。

交替制勤務では、睡眠の不調などの健康リスクに注意が必要である

引用元:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

さらに、痛みやかゆみなど身体的な病気が不眠の原因となる場合もあります。

痛みを伴う疾患の例
  • 高血圧や心臓病(胸苦しさ)
  • 呼吸器疾患(咳・発作)
  • 腎臓病、前立腺肥大(頻尿)
  • 糖尿病、関節リウマチ(痛み)
  • アレルギー疾患(かゆみ)

参照:不眠症|e-ヘルスネット(厚生労働省)

これらの基礎疾患がある方は、原疾患の治療と並行して睡眠の問題にも取り組むことが重要です。

不眠症の原因は多岐にわたり、心理的・生活習慣・環境・身体的・薬剤の各要素が複雑に関係します。

症状が続く場合や日常生活に支障が出る場合は、早めに医師に相談しましょう。

不眠症の治療方法とオンライン診療で受けられる治療の選択肢

不眠症は睡眠障害の1つであり、「寝つきが悪い」「夜中に何度も目が覚める」「朝早く目が覚めてしまう」といった症状が続き、日中の生活に支障をきたす状態です。

国際的な診断基準である「睡眠障害国際分類第3版(ICSD-3)」では、睡眠障害は以下の7つの系統に分類されています。

睡眠障害の分類
  1. 不眠症
  2. 睡眠関連呼吸障害群(閉塞性睡眠時無呼吸症候群など)
  3. 中枢性過眠症群(ナルコレプシー、特発性過眠症など)
  4. 概日リズム睡眠・覚醒障害群(睡眠相後退型、交代勤務障害など)
  5. 睡眠時随伴症群(悪夢障害、レム睡眠行動障害など)
  6. 睡眠関連運動障害群(むずむず脚症候群など)
  7. その他の睡眠障害

出典:睡眠障害国際分類(ICSD-3:2013年)|国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所睡眠・覚醒障害研究部

不眠症の治療は大きく「薬物療法」と「非薬物療法」に分けられ、症状の種類や重症度、原因によって適切な治療法が選択されます。

不眠症の主な治療法
  • 非薬物療法…生活習慣の改善(睡眠衛生指導)、認知行動療法(CBT)
  • 薬物療法…必要に応じて睡眠薬などを処方

日本睡眠学会の「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」によると、まずは不眠の原因となる疾患の治療や、睡眠環境・生活習慣の改善が優先されます。

そのうえで、必要に応じた薬物療法や、認知行動療法(CBT)などの非薬物療法を組み合わせることが推奨されています。

オンライン診療では、症状や生活習慣の聞き取り、生活指導、必要に応じた薬物療法が基本です。

ただし、オンライン診療で完結できない場合もあり、詳細な検査が必要な場合は対面診療を勧められることもあります。

以下では、不眠症治療の具体的な内容と、オンライン診療で受けられる治療について詳しく解説します。

不眠症治療の基本は生活指導、必要に応じて薬物療法や認知行動療法

不眠症治療は、主に「生活習慣の改善(睡眠衛生指導)」「認知行動療法(CBT)」「薬物療法」の3つを組み合わせて行います。

日本睡眠学会のガイドラインによる治療の流れは以下のとおりです。

不眠症治療の基本的な流れ
  1. 症状把握・治療の要否判定
  2. 睡眠衛生指導(生活習慣・環境の見直し)
  3. 薬物療法(必要に応じて)
  4. 非薬物療法(認知行動療法など)
  5. 治療効果の再評価・減薬や休薬の検討

出典:日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン(2014年7月22日更新)」をもとに筆者作成

まずは不眠の原因となる疾患や生活習慣を見直し、必要に応じて薬物療法や認知行動療法を組み合わせます。

薬物療法は効果が期待される一方で、長期的な有効性や安全性への課題が指摘されており、漫然とした長期処方は避けるべきとされています。

非薬物療法の特徴

項目内容
睡眠衛生指導寝る前の過ごし方や寝室の環境など、日常生活の工夫によって眠りやすくするための指導。
認知行動療法(CBT)不眠の原因となる考え方や行動のクセをカウンセリングやトレーニングを通じて見直し、睡眠の質を改善する治療法。

日本では、不眠症に対する認知行動療法(CBT)は保険適用外となっており、実施できる医療機関も限られています。

認知行動療法(CBT)を希望する方は、クリニック選びの際に対応の可否も確認しておくとよいでしょう。

現在のところ不眠症に対する認知行動療療法は保険適応外となっています。認知⾏動療法が実施できる施設については日本睡眠学会の HP をご参照ください。

引用元:日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン(2014年7月22日更新)」

オンライン診療では生活指導や薬物療法などの選択肢がある

不眠症のオンライン診療では、症状や生活習慣の聞き取り、生活指導、必要に応じた薬物療法が中心となります。

薬物療法に使用される睡眠薬には、主に以下の種類があります。

不眠症治療に使用される主な睡眠薬の作用

種類主な作用主な副作用
ベンゾジアゼピン系睡眠薬
脳の神経伝達物質に作用して興奮を鎮め、眠りやすくする。眠気、ふらつき、依存性、記憶障害、呼吸抑制など
非ベンゾジアゼピン系睡眠薬同上頭痛、めまい、依存性、健忘、睡眠随伴症状(夢遊症など)
オレキシン受容体拮抗薬脳内で覚醒を促す物質「オレキシン」の働きを抑えることで、自然な眠気を引き起こす。傾眠、頭痛、めまい、睡眠時麻痺、悪夢など
メラトニン受容体作動薬体内時計を調整するホルモン「メラトニン」と同じような働きを持ち、自然な睡眠リズムを整える。めまい、頭痛、眠気、悪夢、発疹など

参照:寺尾晶,  宮本政臣. (2007). 不眠症治療薬開発の最前線. 日本薬理学雑誌, 129(1), 35-41./ベンゾジアゼピン系睡眠薬 添付文書非ベンゾジアゼピン系睡眠薬 添付文書オレキシン受容体拮抗薬 添付文書メラトニン受容体作動薬 添付文書
※薬の効果や副作用の頻度・程度には個人差があります。

ベンゾジアゼピン系・非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、翌日に眠気を持ち越す効果(ハングオーバー)、依存性、記憶障害といった副作用が懸念点です。

そのため、初診オンライン診療では処方されないことが多く、医師が慎重に判断します。

最近ではオレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬など、依存性が低いとされる薬剤を取り扱うクリニックが増えています。

非ベンゾジアゼピン系薬剤も,筋弛緩作用,鎮静作用,記憶障害などの有害作用と長期使用時の依存性および耐性また投与中止時の反跳性不眠など多くの問題を抱えている

引用元:寺尾晶,  宮本政臣. (2007). 不眠症治療薬開発の最前線. 日本薬理学雑誌, 129(1), 35-41.

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、一部睡眠薬や抗うつ剤などの向精神薬については、オンライン診療の初診で処方してはいけないされています。

また、基礎疾患などの情報が把握できていない患者への高リスク医薬品の処方や、8日分以上の処方もできないという制限があります。

オンライン診療で薬の処方を希望する際は、初診から処方されない場合があることを理解しておきましょう。

より専門的な検査が必要と判断された場合は、薬が処方されず、対面診療を勧められることもあります。

症状が落ち着いたら医師と相談しながら段階的な治療終了を目指す

不眠症治療では、治療薬を一生涯飲み続けるのではなく、症状の改善に応じて段階的に薬を減らし、最終的には中止を目指すことが基本的な考え方です。

不眠症状が改善したら、現在行っている薬物療法(維持療法)をどの程度の期間続けるべきか患者ごとに検討する。すなわち治療のゴールを設定する。

引用元:三島和夫. (2014). 睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン. じほう, 東京.

減薬・休薬のタイミングには個人差がありますが、「夜間の不眠症状が改善している」「日中の心身の調子がよい」という2点が満たされているかが一つの目安です。

睡眠薬を急に中止すると逆に不眠症状が強くなる可能性もあるため、多くの場合、医師の指導のもとで少しずつ薬を減らしていく方法が推奨されます。

医師としっかり話し合い、お互いの理解と納得のもとで治療方針を決めていくことが、スムーズな減薬や治療終了につながります。

自己判断での急な減薬や休薬は、不眠の再発や悪化を招く可能性があるため、必ず医師の指導のもとで進めましょう。

オンライン診療は体調や生活リズムに合わせて不眠症治療を継続できる

不眠症治療において、オンライン診療は対面診療と比べて通院負担の軽減や受診のしやすさといった利点があります。

体調が優れない日でも自宅から受診できるため、治療の中断リスクを減らしやすくなります。

また、仕事や家事などで忙しい方でも、予約から診察・会計までオンラインで完結できるため、生活リズムに合わせて治療を続けやすい環境が整っています。

オンライン診療と対面診療の比較

項目オンライン診療対面診療
診療場所自宅や職場など好きな場所医療機関での直接診療
検査・処置の可否触診や詳細な検査は不可各種検査や処置が可能
感染リスク来院不要で感染リスク低減院内感染リスクあり
通院負担通院不要で負担軽減通院の時間・労力が必要
診療情報の取得量映像・音声のみで情報は限定的直接観察で多くの情報を得られる

一方で、オンライン診療では不眠症の詳細な検査ができず、診療情報が限定的になるといった限界があることも理解しておくことが必要です。

すべての治療や診断がオンラインで完結するわけではなく、症状や医師の判断によっては対面診療が必要となる場合があります。

オンライン診療の特徴を理解したうえで、自分に合った診療方法を選びましょう。

通院不要で体調が悪い日でも治療を継続しやすい

不眠症では、日中の強い倦怠感や眠気のために、通院が大きな負担となることがあります。

オンライン診療を利用すれば、体調がすぐれない日でも自宅などから医師の診察を受けられるため、治療の中断リスクを減らしやすくなります。

また、通院にかかる時間や交通費も不要となり、忙しい方や移動が難しい方にとっても治療を続けやすい環境といえるでしょう。

ただし、症状や医師の判断によっては、対面診療や専門医療機関での検査・治療が必要となる場合があります。

不眠症は早期治療が推奨されますが、通院の負担から受診を先延ばしにしてしまうケースも少なくありません。

オンライン診療なら体調に左右されずに受診しやすいため、症状が慢性化する前に適切な治療を開始できる可能性が高まります。

診療科に悩まず医師へ相談できる

不眠症の治療は、原因によって適切な診療科が異なるため、「どこに相談すればよいか分からない」と悩む方も少なくありません。

オンライン診療では、予約時に「不眠症」や「睡眠障害」などの診療科目を選択できるほか、症状を医師に相談することで、適切な診療科や治療方針を案内してもらえます。

また、診察の結果、より専門的な検査や治療が必要と判断された場合は、対面診療に対応している医療機関や他の診療科の案内を受けることも可能です。

相談先に迷って受診をためらっている場合も、まずはオンライン診療で気軽に相談することで、自分に合った治療への第一歩を踏み出しやすくなります。

自宅などリラックスできる場所から相談しやすい

オンライン診療の大きなメリットの一つは、自宅や自分が落ち着ける場所から診察を受けられることです。

病院の待合室では、他の患者やスタッフの目が気になったり、緊張して症状をうまく伝えられないと感じる方も多いでしょう。

オンライン診療なら、自分のペースでリラックスした状態で医師と話せるため、繊細な睡眠の悩みや生活習慣のことも率直に相談しやすくなります。

また、プライバシーが守られた空間で受診することで、周囲に知られたくない内容も話しやすく、精神的な負担も軽減されます。

初めての方や病院に慣れていない方でも、心置きなく受診できるでしょう。

自分の生活リズムに合わせて受診しやすい

オンライン診療の魅力の1つは、24時間対応や夜間・休日診療に対応しているクリニックが増えていることです。

仕事やシフト制勤務で日中の受診が難しい方でも、自分の生活リズムや空き時間に合わせて無理なく診療を受けられます。

例えば、早朝や深夜、休日の空いた時間など、都合の良いタイミングで予約・受診が可能なため、治療を継続しやすくなります。

また、予約から診察、会計までをオンラインで完結できるため、通院にかかる移動や待ち時間が軽減されます。

ただし、オンライン診療には検査や処置に限界があり、医師が必要と判断した場合は対面診療を勧められることもあります。

自分の症状やライフスタイルに合わせて、最適な診療方法を選択することが大切です。

不眠症治療のオンライン診療を受ける前に知っておくべき注意点

不眠症治療でオンライン診療を利用すれば、自宅から気軽に医師の診察を受けられるなど多くのメリットがあります。

一方で、対面診療と比べて薬の処方や検査内容に制限があるため、事前に注意点を知っておくことで、よりスムーズに治療を進められでしょう。

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」でも、オンライン診療の活用にあたっては安全性と適切な診断・治療の確保を重視するよう求められています。

不眠症治療のオンライン診療における注意点

内容詳細
初診では処方できない薬がある・ベンゾジアゼピン系睡眠薬、一部の抗不安薬
・抗うつ薬・患者の基礎疾患などが確認できない場合
・医師の診察により処方の必要性がないと判断された場合など
診断が確定できない場合がある・対面診療と比べて医師が得られる情報が限られる
・不眠症関連の詳細な検査ができない
対面診療の補完的役割である・対面診療に完全に代替するものではない
・必要に応じて対面診療と組み合わせることが推奨されている

オンライン診療の便利さだけでなく、薬の処方制限や検査の限界、必要に応じて対面診療を受ける重要性も理解しておきましょう。

不明な点や不安がある場合は、遠慮せず医師やクリニックに相談し、納得したうえで治療を進めてください。

オンライン診療では処方できない薬がある

不眠症のオンライン診療では、処方できる薬剤にいくつかの制限があります。

厚生労働省の指針によると、初診時において次のような薬剤の処方が禁止されています。

オンライン診療における処方の制限
  • 麻薬および向精神薬の処方
  • 基礎疾患などの情報が把握できていない患者に対する、特に安全管理が必要
  • な薬品の処方
  • 基礎疾患などの情報が把握できていない患者に対する8日分以上の処方

出典:厚生労働省. (2018). オンライン診療の適切な実施に関する指針. 平成 30 年, 3.(令和5年3月一部改訂)

向精神薬には、依存性や副作用リスクの高いベンゾジアゼピン系睡眠薬や、一部の抗うつ薬・抗不安薬(精神安定剤)も含まれます。

そのため、これらの薬をすでに服用している方や、初診から強力な睡眠薬の処方を希望する方は、オンライン診療だけで治療を完結できない場合があります。

オレキシン受容体拮抗薬やメラトニン受容体作動薬など、向精神薬に該当しない睡眠薬については、医師が患者の症状や既往歴を十分に把握したうえで初診から処方可能な場合があります。

ただし、基礎疾患の情報が十分に把握できていない場合や、安全管理上特に注意が必要な薬剤については、8日分以上の処方ができないなど、追加の制限が設けられています。

また、治療経過や症状の変化によっては、オンライン診療のみでは適切な薬剤選択や副作用管理が難しいケースもあります。

医師が必要と判断した場合や、より専門的な治療や詳細な検査が必要とされる場合は、対面診療への切り替えが求められることを理解しておきましょう。

オンライン診療の利便性だけでなく、薬剤ごとの制限や安全性への配慮も十分に認識したうえで、治療を進めることが大切です。

オンライン診療では診断が確定できない場合がある

オンライン診療は、対面診療と比べて診断に使える情報が限られるため、不眠症の正確な診断が難しい場合があります。

オンライン診療では主に問診や画面越しの視診が中心となり、医師が患者の状態を十分に把握するために必要な詳細な検査や身体診察が行えません。

特に、以下のような専門的な検査は対面診療でなければ実施できません。

不眠症の主な検査
  • 終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査)…脳波や心電図、呼吸、いびきなどを一晩かけて測定し、睡眠の質や障害を調べる検査
  • 反復睡眠潜時測定検査(MSLT検査)…日中の眠気を測定する検査
  • 血液検査…睡眠に影響を与える可能性のある基礎疾患の有無を調べる検査

参照:睡眠障害外来 | NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター

また、オンライン診療では触診や聴診ができないため、潜在的な身体疾患や複数の睡眠障害が併存している場合には、診断の精度が低下する可能性があります。

こうした理由から、医師がオンライン診療だけでは診断を確定できないと判断した場合や、症状が複雑・重篤な場合には、対面診療での詳細な検査や診察が勧められることもあります。

オンライン診療を受けている際に医師から対面診療を勧められた場合は、医師の指示に従いましょう。

正確な診断と適切な治療を受けるためには、オンラインと対面診療を上手に使い分けることが大切です。

オンライン診療は対面診療の補完的役割であることを理解する

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、オンライン診療は対面診療と適切に組み合わせて実施することが基本であることが明記されています。

つまり、オンライン診療は対面診療に取って代わるものではなく、患者の利便性を高めつつ、医療の質と安全性を確保するための補完的な役割を担うものという位置付けです。

例えば、以下のような場合には、専門的な検査や対面での詳細な診察が必要となる場合があります。

オンライン診療は、通院が困難な場合や定期的な経過観察など、対面診療を補完する形で活用することで、治療の継続や重症化の予防にも役立ちます。

このように、オンライン診療と対面診療はそれぞれの特性を理解し、医師の判断や指示に基づいてバランスよく活用することが、より安全で効果的な不眠症治療につながります。

オンライン診療の利便性を活かしつつ、必要に応じて対面診療を受けることを念頭におき、自分に合った診療方法を選びましょう。

不眠症治療をサポート!良質な睡眠のための環境づくりと生活習慣

不眠症の克服には、クリニックでの治療と並行して、自宅での環境改善や日々の習慣改善が重要な役割を果たします。

適切な睡眠衛生習慣を身につけることは、薬物療法の効果を高め、薬に頼らない良質な睡眠を目指す基盤づくりに役立ちます。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」によれば、以下のような生活習慣を心がけることが、良質な睡眠を確保するためのポイントです。

良質な睡眠のための生活習慣ポイント
  • 規則正しい生活で体内時計を調整する
  • 就寝前にリラックス時間をつくって脳を落ち着かせる
  • ぐっすり眠れる寝室づくりは「温度・光・音」がポイント
  • カフェインやお酒、喫煙などの嗜好品を控える

良質な睡眠を得るために大切なのは、これらの習慣を継続することです。

一度にすべて完璧に実践する必要はなく、できることから少しずつ取り入れていきましょう。

なお、生活習慣や睡眠環境を見直しても不眠症状が改善しない場合には、早めに医師へ相談しましょう。

以下では、良質な睡眠のための環境づくりと生活習慣について、具体的な方法を解説します。

規則正しい生活で体内時計を調整する

規則正しい生活は睡眠の質を高め、日中の眠気改善が期待されています。

長時間の夜更かしや毎日バラバラの就寝時間、不規則な食事時間などは、体内時計を混乱させ、睡眠の質に影響を与えることがあります。

体内時計とは、睡眠・覚醒リズムを整え、良質な睡眠を確保するために重要な役割を果たしている体内の機能のことです。

体内時計を整えるために、以下の生活習慣を心がけましょう。

体内時計を適切に調整するための生活習慣
  • 朝・日中に光を浴びる
  • 朝食をしっかり摂る
  • 日中の適度な運動習慣を身につける
  • 規則正しい生活リズムでメリハリをつける

参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

朝起きたときに朝日を浴びると体内時計がリセットされ、睡眠や覚醒のリズムが調整されます。

日中に光を多く浴びることも、夜間の睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を増加させ、夜になったときの自然な眠気を促進します。

また、朝食を抜くと体内時計が乱れ、寝つきが悪くなることが報告されているため、朝食を毎日しっかり摂ることも大切です。

日中の運動は睡眠と覚醒のリズムを整えるのに役立つため、成人の場合、中〜高強度の定期的な運動が推奨されています。

睡眠の質・入眠潜時や睡眠時間、睡眠効率を改善する運動

運動の強度内容
中強度やや速めに歩く、軽い筋トレ、水中歩行、太極拳
パワーヨガ、ピラティス、掃除機をかける、洗車など
高強度ジョギング、水泳、エアロビクス、サッカー、登山など

参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

なお、就寝前1時間以内に激しい運動をすると、かえって睡眠の質が低下する可能性があるため、控えることをおすすめします。

健康増進の観点から「1日60分程度」の身体活動を習慣化することが理想的ですが、まとまって運動する時間がない方は短時間でも運動を取り入れ、少しずつ運動時間を増やしていきましょう。

毎日の規則正しい習慣を通じて体内時計を適切に調整することで、睡眠の質が向上し、日中の活力も増すことが期待できます。

就寝前にリラックス時間をつくって脳を落ち着かせる

良質な睡眠へと導くためには、就寝前に心身をリラックスさせる時間をつくることが大切です。

日中の緊張や興奮状態のまま布団に入っても、なかなか眠りにつけないことがあります。

就寝の1時間前には仕事や家事、スマートフォンの使用などを終え、心と身体をゆっくりとした状態に整えていきましょう。

就寝前のリラクゼーション方法には、さまざまなものが推奨されています。

以下は、自宅で簡単にできるリラックス方法です。

就寝前にリラックスする方法
  • 静なヨガや瞑想
  • 深くゆっくりとした腹式呼吸
  • 心地よい音楽を聴く
  • アロマを焚く
  • ぬるめの湯船にゆっくりつかる

参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

就寝前にぬるめのお風呂にゆっくりつかると、全身の血行が良くなり、寝つきや睡眠の質が良くなると言われています。

どのリラックス法が自分に合うかは人それぞれなので、いくつか試してみて、自分に最適な方法を見つけて継続しましょう。

ぐっすり眠れる寝室づくりは「温度・光・音」がポイント

良質な睡眠を確保するためには、眠りやすい習慣環境を整えることが欠かせません。

厚生労働省によると、「温度・光・音」の3要素を整えることで、入眠がスムーズになり、睡眠の質が向上し、中途覚醒も減少するといわれています

寝室環境づくりのポイント
  • 温度…寝室の温度を適温に保つ
  • …寝室の照明は暗くする、スマートフォンやタブレット端末を持ち込まない
  • …騒音が気になる場合は対策する

参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

寝室が暑すぎたり寒すぎたりすると寝つきが悪くなるため、夏や冬はエアコンを活用して温度を維持することが推奨されています。

快適な睡眠のための適温は20℃前後、湿度は40〜70%と言われています。

また、強い光(特にブルーライト)は目を覚ます作用があるため、寝室はできるだけ暗くして、就寝前のスマートフォンやタブレットの使用は控えるようにしましょう。

騒音については、入眠の妨げや中途覚醒時間の延長などとの関連性が報告されています。

屋外の騒音が気になる場合には、防音機能のある窓や壁の設置といった対策が推奨されています。

取り入れやすい方法から実践し、快適な睡眠環境で良質な睡眠に役立てましょう。

カフェインやお酒、喫煙などの嗜好品を控える

睡眠の質を向上させるためには、カフェイン・アルコール・タバコなどの嗜好品の摂取に注意することが重要です。

嗜好品は覚醒作用や睡眠の質を低下させる作用があるため、不適切な摂取は睡眠障害を引き起こす原因となります。

嗜好品を適切に管理するための習慣
  • カフェイン…就寝前3〜4時間以内の摂取を控える
  • アルコール…「寝酒」を避け、就寝直前の飲酒を控える
  • タバコ…就寝前の喫煙を避け、可能であれば禁煙を目指す

カフェインには覚醒作用があり、摂取量が増えると深い睡眠が減り、中途覚醒が増加します。

特に夕方以降の摂取は、寝つきを悪くする可能性が示唆されているため控えましょう。

ただし、1日400mg(ドリップコーヒー4杯程度)を超えて摂取すると、摂取時間に関係なく睡眠に悪影響を与える可能性があります。

主な飲料のカフェイン含有量

食品名カフェイン含有量(100mlあたり)浸出方法
コーヒー60mgコーヒー粉末10g/熱湯150ml
紅茶30mg紅茶5g/熱湯360ml、1.5〜4分
煎茶20mg煎茶10g/90°Cの湯430ml、1分
エナジードリンク
眠気覚まし用飲料(清涼飲料水)
32〜300mg製品によってカフェイン濃度および内容量が異なる

出典:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」をもとに筆者作成。

アルコールは一時的に入眠を促進しますが、睡眠後半の質を悪化させ、中途覚醒を増やすことが報告されています。

良質な睡眠のために、お酒の多量摂取は避け、寝つきを改善させる目的での「寝酒」も控えましょう。

ニコチンにも覚醒作用があり、寝つきの悪化や中途覚醒の増加、睡眠効率の低下などをもたらします。

不眠症状の悩みがある方は、良い睡眠のために禁煙することも検討しましょう。

不眠の症状が気になったら無理をせず、必要に応じて専門家の力を借りよう

不眠症は、放置すると慢性化しやすく、症状が長引く傾向があります。

もし「最近よく眠れない」「日中の調子が悪い」と感じたら無理をせず、早めに医師や専門家に相談することが大切です。

過去の疫学調査によれば、1ヶ月以上持続する慢性不眠症に陥ると、その後も遷延しやすく、きわめて難治性であることが明らかにされている。

引用元:日本睡眠学会「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン(2014年7月22日更新)」

また、不眠の原因や病態は多岐にわたります。

他の精神・身体疾患との関連性や、他の睡眠障害との識別には、専門家による正確な診断が必要です。

不眠症状が続く場合は専門家に相談し、正確な診断に基づいた治療や副作用の管理、減薬・休薬のサポートを受けることが望ましいでしょう。

特に、眠れないと感じる状態が長期的に続く場合や、睡眠不足による日中の不調が明らかな場合は医療機関への相談を検討してみてください。

以下では、一般的な不眠に対する考え方や、医療機関への相談について解説します。

眠れないときは無理に寝ようとしない

布団に入ってから眠れない時間が続くと、焦りや不安が生じてさらに眠りにくくなることがあります。

布団に入ってもなかなか眠れないときは、無理に眠ろうとせず、一度寝床を離れてみましょう。

理由としては、無理に眠ろうとすると脳の興奮が高まることや、寝床が「眠れない場所」として不安や緊張と結びついてしまうのを防ぐためです。

この考え方は、「刺激制御法」という行動療法的なアプローチの一つと関連しています。

眠れないときの対策
  • 寝床以外の暗めの場所で静かに過ごす
  • 眠気がきてから再び寝床に戻る
  • 寝床で考え事をしない
  • 眠れないことを過度に悩まない

参照:厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド 2023」

ベッドで長く過ごしても、実際に身体が眠れる時間には限りがあります。

また、睡眠時間を長くしようと早くベッドに入っても、すぐに寝つけるとは限りません。

眠気が訪れてから寝床に戻ることで、効率の良い睡眠につながりやすくなります。

まずは睡眠習慣を見直してみる

不眠の症状が気になり始めても、いきなり病院を受診するのは少し勇気がいるものです。

また、医師の診察や治療を受けるには、時間や費用もかかります。

もし日常生活に大きな支障が出ていないようであれば、まずは自分でできる睡眠環境や生活リズムの見直しから始めてみましょう。

体内時計を整える工夫やリラックス方法、寝室環境の整備、嗜好品の摂取方法など、まずは自分でできる対策から始めることで、症状が改善するかもしれません。

日常生活の中で実践できる睡眠習慣の改善は、日本睡眠学会の「睡眠薬の適正な使用と休薬のための診療ガイドライン」でも不眠症治療の第一歩として推奨されています。

睡眠習慣の改善は一気にすべて取り組む必要はなく、自分のペースで少しずつ始めることが長続きのコツです。

無理なく続けられる範囲で、まずは生活の中に取り入れてみてください。

睡眠習慣を改善しても不眠が続く場合は専門医に相談する

睡眠環境や生活リズムを見直しても不眠が続く場合や、日中の眠気や集中力低下など生活に支障が出ている場合は、早めに専門医に相談しましょう。

医師に相談することで、症状の原因や適切な治療法が見つかる可能性が高まります。

眠れないことに対する不安や緊張、寝室に対する恐怖感などが強くなると、不眠が悪化する可能性があると考えられてます。

また、うつ病や痛み、睡眠時無呼吸症候群など他の精神・身体疾患や、不眠症以外の睡眠障害が関連しているケースでは、医師による正確な診断が必要です。

なお、眠れないことで悩みが深くなっている場合にも、まずは医師に相談してみると良いでしょう。

病院を受診して専門的なアドバイスを受けるだけでも、不眠に対する不安や悩みが軽減されるかもしれません。

不眠症のオンライン診療なら、通院時間や待ち時間を軽減できるため、忙しい方でも診察を受けやすいでしょう。

医師へ相談することで、不眠症状に対する新たな対処法が見つかる可能性があります。

不眠症治療のオンライン診療に関するよくある質問

ここでは、不眠症治療のオンライン診療を検討する際によくある質問について、分かりやすくまとめました。

医療機関ごとに対応が異なる場合もあるため、気になる点は各クリニックに直接確認しましょう。

不眠症治療のオンライン診療に関するよくある質問
  • 不眠症治療のオンライン診療は保険適用されますか?
  • 初めてのオンライン診療で睡眠薬を処方してもらえますか?
  • 不眠症治療のオンライン診療はどれくらいの費用がかかりますか?
  • 不眠症のオンライン診療ではどのような治療を受けられますか?
  • オンライン診療でも不眠症の診断書は発行されますか?
不眠症治療のオンライン診療は保険適用されますか?

不眠症治療のオンライン診療は、標準的な治療内容であれば保険適用となるケースもありますが、クリニックによっては自由診療のみの場合もあります。

保険適用の可否や自己負担額は、事前に各医療機関へご確認ください。

初めてのオンライン診療で睡眠薬を処方してもらえますか?

初診のオンライン診療では、医師の判断や患者さんの状態によって処方できる睡眠薬に制限があります。

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」により、向精神薬は初診での処方が禁止されており、その他の薬についても8日分までなど制限される場合があります。

どの薬が処方可能かは、事前にクリニックへご相談ください。

不眠症治療のオンライン診療はどれくらいの費用がかかりますか?

不眠症治療のオンライン診療にかかる費用は、クリニックや治療内容によって異なります。

薬代や診察料、配送料、システム利用料、診断書発行手数料などが発生する可能性があります。

目安として、自由診療の場合は1ヶ月あたり4,000〜18,000円程度ですが、詳細は公式サイトや診察時に各クリニックへご確認ください。

不眠症のオンライン診療ではどのような治療を受けられますか?

不眠症のオンライン診療では、問診や診察により症状が診断され、不眠の原因となる生活習慣や睡眠環境の見直しなどの非薬物療法を中心とした治療が行われます。

必要に応じて、睡眠薬などを用いた薬物療法により不眠症の改善を目指します。

ただし、医師の判断によって薬が処方されない場合や、初診は生活指導のみの場合などもあります。

また、詳しい検査や専門的な治療が必要な場合は、対面診療を勧められることもあります。

オンライン診療でも不眠症の診断書は発行されますか?

オンライン診療でも、不眠症の診断書の発行に対応しているクリニックはあります。

ただし、初診では発行できない場合や、事前相談が必要な場合もあるため、診断書が必要な方は予約時や初診時に医師にご相談ください。

発行費用は1,000〜10,000円程度が目安ですが、内容やクリニックによって異なります。

不眠症の悩みは一人で抱え込まず、オンライン診療で気軽に医師へ相談しよう

この記事では、不眠症治療のオンライン診療について、選び方や受診の流れ、注意点、生活習慣のポイントまで詳しく解説しました。

不眠症は単なる睡眠不足ではなく、寝つきの悪さ、夜中に目が覚める、朝早く目が覚めるなどの症状が続き、日中の活動にも支障をきたす状態です。

まずは生活習慣や睡眠環境の見直しが大切ですが、症状が続く場合や日常生活に影響を与える場合には、医療機関への相談が推奨されます。

オンライン診療なら、自宅や職場から気軽に受診でき、体調が優れない日でも通院の負担なく医師の診察を受けられます。

不眠症治療のオンライン診療を活用する際の重要ポイントは以下のとおりです。

土日祝や夜間に対応しているクリニックもあるため、生活スタイルに合わせて受診しやすいでしょう。

また、自宅というリラックスした環境で診察を受けられるため、対面では打ち明けにくい悩みも相談しやすくなります。

ただし、症状や医師の判断によっては対面診療が必要となる場合もあるため、柔軟に対応できるクリニックを選ぶことが大切です。

不眠の悩みは一人で抱え込まず、まずは気軽に医師や専門家に相談してみましょう。

オンライン診療を上手に活用することで、忙しい方や通院が難しい方でも、無理なく治療を続けることができます。

備考

当院では睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療を行っておりますが、本記事では他クリニックが提供する睡眠治療やオンライン診療サービスについてもあわせてご紹介しています。こうしたご案内を行っている背景としては、主に以下の理由があります。

  1. 患者さんの選択肢を広げるため
    睡眠治療にはさまざまなアプローチがあり、患者さんごとに適切な治療方法や受診形態は異なります。当院では主に対面診療での治療を行っていますが、オンライン診療を希望される方や、ご自宅から通院が難しい方もいらっしゃるため、幅広い選択肢を提供したいと考えています。
  2. 当院では対応しきれないケースを補完するため
    医療機関ごとに得意な治療方法やサポート体制は異なります。当院の治療方針では対応が難しいケースや、専門性が求められる治療については、他院との連携や適切な紹介が重要です。こうした補完関係を築くことで、患者さんがより最適なケアを受けられるように努めています。
  3. 地域やオンライン・オフラインの利便性を考慮するため
    睡眠治療は継続的なサポートが大切です。遠方にお住まいで通院が困難な方や、仕事や家事で通院時間をとるのが難しい方には、オンライン診療が有効な手段となります。患者さんの生活スタイルに合わせた通院形態を選択できるよう、各種サービスをあわせてご案内しています。

当院としては、患者さんの利便性と最適な治療機会の拡大を第一に考えておりますので、ぜひ複数の選択肢を比較・検討のうえでご自身に合った治療法をお選びいただければ幸いです。

免責事項・注意喚起

本記事で説明した治療・薬剤の情報は、あくまで一般的な理解の一助とするものであり、個人の症状や体質、既往症によって適切さが異なる場合があります。

自由診療や未承認の医薬品・適応外使用に関する治療は、国の承認を得た医療行為ではなく、自己責任のもとで行われるものです。必ず担当の医師と十分に相談のうえ、リスクや費用を含め総合的に判断してください。

効果や安全性に関する記述は、あくまで現時点で得られている情報や一般的な臨床データに基づいており、特定の結果を保証するものではありません。また、効果や副作用は個人差があります。

本記事内の情報は最新かつ正確なものであるよう努めていますが、万一内容に誤りがあった場合や情報が更新されていた場合でも、一切の責任を負いかねます。治療を開始する前に、必ず複数の情報源を確認し、医師のカウンセリングを受けるなど、ご自身で十分な情報収集を行ってください。

本記事の内容が特定の治療法の受診を強制・推奨するものではないことを予めご了承ください。

当サイトは本記事を通じて得た情報を活用することに起因するいかなる損害やトラブルに対しても責任を負うものではありません。

記事で取り上げている費用や施術内容などは各医療機関により異なります。詳細や最新の料金・提供内容は、各医療機関の公式ホームページやお問い合わせ窓口等でご確認ください。

法律やガイドラインの改定、医療技術の進歩に伴い、予告なく記事内容を変更・削除する場合があります。