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痛風のオンライン診療おすすめ6院!選び方と受診までの流れ【薬だけもらえる?】

痛風は、血液中の尿酸値が高くなることで関節に炎症や激しい痛みが生じる病気です。

足の親指の付け根など、関節に突然激しい痛みが現れ、日常生活に大きな支障をきたすこともあります。

尿酸値が高い状態が続くと症状の再発や合併症のリスクが指摘されているため、医師の診断や指導のもとで継続的に管理することが推奨されています。

しかし、通院の負担や忙しい生活から、治療を中断してしまうケースも少なくありません。

残念ながら診察なしで痛風の薬だけもらうことは原則的に不可ですが、オンライン診療ならスマートフォンやパソコンを使って自宅から医師の診察を受けることができます。

痛風発作で動けない方や多忙な方にとって、医療機関を受診する選択肢の一つとなっています。

ただし、サービス内容や治療方針は医療機関によって異なるため、適切なクリニック選びが重要です。

本記事では、痛風のオンライン診療を受診できる医療機関の情報や選び方のポイント、診療の流れ、注意点についてご紹介します。

痛風や高尿酸血症のオンライン診療を検討している方は、治療を受ける際の参考情報としてご活用ください。

この記事でわかること
  • 痛風治療におすすめのオンライン診療6院の特徴
  • 痛風オンライン診療の選び方7つのポイント
  • 受診から処方薬を受け取るまでの一般的な流れ※医師の診断により処方薬が出ない場合もあります。
  • 痛風の発症メカニズムと治療方法の種類
  • 痛風の治療継続にオンライン診療を活用する方法
はじめに(免責・注意事項)

本記事は、あくまでも一般的な情報提供を目的として作成されたものであり、医療上の助言や診断、治療を推奨するものではありません。

痛風の治療薬をはじめとする医薬品は、個人の健康状態や体質によって効果・副作用が異なる可能性があります。治療を希望される方は、必ず医師をはじめとする医療従事者と相談のうえ、十分な説明を受けてから自己責任においてご判断ください。

本記事の内容は公開時点の情報に基づいていますが、法改正やガイドラインの変更、医学的知見の進歩等により情報が変わる可能性があります。最新情報につきましては、必ず公的機関や各医療機関の公式情報をご確認ください。

なお、本記事の一部にはプロモーションが含まれており、それによる広告収入を受け取ることがありますが、これは編集内容や掲載位置に影響することはございません。

目次
  1. 痛風のオンライン診療おすすめ6院!診療体制や特徴を紹介
    1. デジタルクリニックは24時間365日いつでも診察可能 
    2. エミシアクリニックは無料診察とLINEで気軽に医師へ相談できる
    3. クリニックフォアは定期的な問診で治療経過をフォローアップ
    4. イーヘルスクリニックの処方薬は4つの受取方法から選べる
    5. ヤックルは18時から22時までの診察体制で仕事終わりに利用しやすい 
    6. 患者目線のクリニックは専用アプリで予約から支払いまでスムーズ
  2. 痛風オンライン診療は続けやすさやサービスの充実度に注目して選ぶ
    1.  診療時間帯が長く生活スタイルに合っているか
    2.  料金プランが明確で総額をイメージできるか
    3.  薬の配送日程や受け取り方法が柔軟か
    4.  定期的な血液検査に対応しているか
    5.  クリニックの実績や問い合わせ対応の有無
    6.  セキュリティ対策が充実しているか
  3. 痛風で薬だけもらうには?オンライン診療の流れを解説!スマホで診察、薬を自宅で受け取る
    1. 希望の日時を選んで予約する
    2. 事前に問診票に回答する
    3. ビデオ通話で診察を受ける
    4. 痛風で薬だけもらう場合は決済完了後すぐ発送される
  4. 痛風とは「尿酸」によって引き起こされる関節炎を伴う病気 
    1. 尿酸値が上昇しすぎると関節内に結晶が生じて痛風発作を発症する
    2. 関節の痛みや腫れは3日程度がピーク、10日程度続く
    3. 高尿酸血症が続くと痛風慢性化や痛風結節の併発リスクがある
  5. 痛風の治療法は痛風発作への対応と高尿酸血症の管理
    1. 痛風発作の治療は痛みや炎症を抑えることが目的
    2. 高尿酸血症治療は尿酸値を適切な範囲にコントロールすることが目標
    3. 痛風・高尿酸血症治療は合併症リスク予防の観点も考慮されている
  6. オンライン診療が痛風・高尿酸血症の治療継続に役立つ3つのポイント
    1. 痛風発作により通院が困難な場合でも自宅から受診できる
    2. 通院時間や手間を軽減できて治療を開始・継続しやすい
    3. 痛風に関連する生活習慣病の予防にも期待されている
  7. 痛風のオンライン診療は対面診療と診察方法が異なる点に注意する
    1. 画面越しのため症状が伝わりにくい場合がある
    2. 診療を受けられる環境を準備する必要がある
    3.  症状によっては対面診療が必要になる場合がある
  8. 痛風のオンライン診療を始める際は保険適用の可否と費用総額を確認しよう
  9. 痛風・高尿酸血症治療では生活習慣の見直しが基本とされている
    1. 食べ過ぎや高プリン体食品の摂取を控える
    2. アルコール代謝によって尿酸値は上昇する
    3. 肥満防止のために適度な有酸素運動を行う
  10. 「痛風×オンライン診療」に関するよくある質問
  11. 痛風治療の選択肢としてオンライン診療の理解を深めよう

痛風のオンライン診療おすすめ6院!診療体制や特徴を紹介

痛風や高尿酸血症のオンライン診療に対応しているクリニックは、診療時間や料金体系、保険適用の有無など、サービス内容がそれぞれ異なります。

自分の生活スタイルや治療方針に合ったクリニックを選ぶことで、継続的な治療や症状管理がしやすくなります。

痛風のオンライン診療に対応している主要6院について、料金・配送・診療時間・保険適用の有無・支払い方法・予約方法・実店舗数を一覧表にまとめました。

痛風のオンライン診療対応クリニック比較表

クリニック名薬代診察料配送料(通常配送)配送日程診療時間保険適用支払い方法予約方法院数
デジタルクリニック痛風発作治療薬:8,000円

尿酸降下薬:
1ヶ月4,250円〜5,000円※1
初診:1,650円
再診:無料
550円最短当日発送
※当日10時までに診察・決済完了
24時間対応
年中無休
自由診療クレジットカード
デビットカード
代金引換
銀行振込
コンビニ払い
WEB1院
(東京)
エミシアクリニック尿酸値治療薬+痛み止め:
1カ月4,380〜13,480円※2
無料無料最短当日発送10:00~19:00
年中無休
※年末年始除く
自由診療クレジットカード
銀行口座引落し
LINE1院
(東京)
クリニックフォア痛風発作治療薬:
1,980円/3〜5日分

尿酸降下薬:
1ヶ月4,880円
初診:1,650円
問診回答による継続処方時:無料
550円最短当日発送
※診察時間や配送先により異なる
7:00〜24:00
※土日祝日など日によって異なる場合有り
自由診療クレジットカード
デビットカード
Paidy
AmazonPay
GMO後払い
代金引換
WEB12院
(東京/大阪)
※2025年4月時点
イーヘルスクリニック処方内容による1,980円660円最短当日発送
※当日15時までに決済完了
9:00〜20:00
不定休
保険診療
※治療内容により自由診療の場合有り
クレジットカードWEB1院
(東京)
ヤックル処方内容による1,100円550円診療の翌日発送18:00〜22:00
休診日なし
保険診療クレジットカード
デビットカード
代金引換
GMO後払い
LINE1院
(提携院・東京)
患者目線のクリニック処方内容による初診:1,000円前後
再診:500円前後
システム利用料:1,000円
※夜間・早朝等は別途費用
390円最短翌日配送
※16:00までに服薬指導・決済完了
9:00〜24:00
年中無休
※診療科により異なる
保険診療クレジットカードWEB2院
(東京)

※2025年4月時点の情報です。最新情報や詳細は各クリニック公式サイトでご確認ください。
※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

※1 下限は12カ月プランの総額を12分割した金額、上限は1カ月プランの金額
※2 下限は12カ月ブラン、上限は1カ月プランの金額

以下では、各クリニックの特徴や料金体系、診療体制、注意点などを詳しく解説します。

複数の項目を比較しながら、自分に合ったオンライン診療サービスを選ぶ参考にしてください。

デジタルクリニックは24時間365日いつでも診察可能 

デジタルクリニック
おすすめポイント
  • 24時間365日いつでも診療受付が可能で突然の痛風発作にも対応しやすい
  • プライバシーに配慮した目立たない梱包で配送される
  • 公式 LINEを通じて治療に関する相談や質問を医師に連絡できる

デジタルクリニックはオンライン診療に特化した医療医療で、24時間365日の診療受付体制を整えています。

予約枠に空きがあれば、夜間や休日の痛風発作時や、日中忙しい方でも都合に合わせて診療予約・相談が可能です。

治療プランと料金

治療薬の種類尿酸降下薬/痛風発作治療薬
料金尿酸降下薬:1カ月5,000円/3カ月14,250円/6カ月27,000円/12カ月51,000円
痛風発作治療薬:8,000円
※自由診療となります。
診察料初診料:1,650円
再診料:無料

※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

薬のもらい忘れを防止できる定期配送サービス

デジタルクリニックでは、尿酸降下薬に対して定期配送サービスを提供しています。

痛風・高尿酸血症は、症状が落ち着くと治療を中断してしまいがちですが、実際には長期的な尿酸値管理が重要な疾患です。

定期配送サービスを利用することで、薬の受け取り忘れや通院の手間を軽減できます。

3カ月、6カ月、12カ月の長期プランでは、通常の都度購入に比べて最大15%程度の割引が適用されます。

なお、定期配送には期間の縛りや解約料はなく、次回決済日の2日前までであれば公式LINEのメニューから手続きが可能です。

※医師の判断により薬が処方されない場合があります。

目立たない梱包で周囲に知られずに薬を受け取れる

痛風は食生活や生活習慣に関わる疾患のため、治療を受けていることを周囲に知られたくないと考える方も多いでしょう。

デジタルクリニックではプライバシーに配慮し、処方された薬は「日用品」と記載された目立たない梱包で届きます。

また、ポスト投函に対応しているため、受け取り時に対面する必要もありません。

LINEで継続的な相談ができる

治療に関する相談や副作用などの懸念がある場合には、公式LINEを通じて医師に連絡できます。

定期的な血液検査も推奨しており、郵送型血液検査サービス(有料)も利用可能です。

継続ケアが重要な痛風・高尿酸血症治療において、このようなサポートは治療の継続に役立つでしょう。

デジタルクリニックのオンライン診療が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
・プライバシーに配慮した治療を希望する方
・夜間や休日に診察を受けたい方
・公式 LINEを活用して医師へ質問したい方
・保険診療での治療を希望する方

デジタルクリニックのオンライン診療は、時間に制約のある方や、プライバシーを重視する方に適しています。

24時間365日の診療体制により、深夜の痛風発作時などに医師へ相談できるのは大きな魅力です。

また、外出困難な痛風発作時でも自宅から診察を受けられ、処方薬もポスト投函で届くため、移動の負担も軽減できます。※医師の判断により薬が処方できない場合があります。

公式LINEでの相談体制も整っており、治療に関する不安や疑問をリアルタイムで解消できます。

一方で、痛風・高尿酸血症治療を自由診療として提供しているため、健康保険など公的医療保険が適用されないことを理解したうえで治療を検討しましょう。

<デジタルクリニックの基本情報>

クリニック名デジタルクリニックグループ
公式サイトhttps://digital-clinic.life/
保険適用自由診療
発送日最短当日発送(当日10時までに診察と決済完了の場合)
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
配送料通常便:550円
クール便:1,100円
代金引換・コンビニ払いの場合:別途330円
血液検査代オンライン血液検査:7,370円
診療時間24時間365日対応
予約方法WEB
診察方法電話
支払い方法クレジットカード(VISA/Master/ JCB/AMEX)
デビットカード(VISA/Master)
代金引換
銀行振込
コンビニ払い(NP後払い)
医療ローン
※医療ローンをご希望の場合はカウンセリング時にご相談ください。
院数1院
住所〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目8-11渋谷三丁目TRビル3F
定期配送の解約期間の縛りや解約料なし。
次回決済日の2日前までに公式LINEのメニューから手続き可能。

※金額はすべて税込表記です。

>>デジタルクリニックの詳細はこちら

エミシアクリニックは無料診察とLINEで気軽に医師へ相談できる

エミシアクリニック
おすすめポイント
  • 土日祝日も診療を行っているため、平日忙しい方でも日程調整しやすい
  • 初診料・再診料が無料で医師へ相談しやすい※薬代等の費用が別途発生します。
  • 自宅で測定できる尿酸値検査キットは定期的な健康管理に役立つ

エミシアクリニックは渋谷に実店舗を構える医療機関で、オンラインと対面の両方の診療体制を整えています。

痛風・高尿酸血症治療に特化したオンライン診療にも対応しており、全国から予約・相談が可能です。

予約は24時間受け付けており、土日祝日も診察対応しているため、忙しい方でも自分のスケジュールに合わせて受診できることが魅力です。

予約や診察、薬の受け取り手続きはLINEを利用して進めることができ、専用アプリ等の追加にかかる手間を軽減できます。※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

治療プランと料金

治療薬の種類尿酸値治療薬/痛風発作治療薬
料金尿酸値治療薬+痛み止め+尿酸値検査キット
1カ月分:月々13,480円/3カ月分:月々6,580円
6カ月分:月々5,480円/12カ月分:月々4,380円
※自由診療となります。
診察料無料

※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

定額制の料金プランにより、初期費用の負担を軽減

エミシアクリニックでは、1カ月ごとに治療費を支払う定額制の料金プランを採用しており、初期費用を抑えながら継続的な治療を受けられます。

治療プランには痛み止め薬と尿酸値治療薬の両方が含まれているため、痛風発作の症状を和らげた後も、医師の診断や指導のもとで継続的な高尿酸血症の治療が可能です。

また、LINEまたは電話からクリニックに連絡するだけで、いつでも治療を休止できるため、自分のペースで治療を進められる柔軟性も魅力です。

自宅で尿酸値測定が可能な郵送型検査キット

オンライン診療の治療プランには、自宅で採血できる郵送型検査キットも含まれており、定期的な尿酸値のモニタリングが可能です。

患者側は現在の健康状態を正確に把握でき、医師はその結果に基づいて最適な治療方針を検討することができます。

検査結果について疑問や不安がある場合も、LINEを使って医師に相談できるサポート体制が整っているため、通院することなく専門的なアドバイスを受けられる利便性があります。

気軽に医師へ相談しやすいサポート体制

エミシアクリニックでは初診料・再診料が無料となっているため、気軽に医師へ相談できます。※治療薬や検査キット等の費用が別途必要です。

なかでもLINEを活用したサポート体制が特徴で、例えば「薬の副作用が心配」「痛風発作が起きた場合の対処法」など、日常生活での疑問や不安にも医師に連絡できます。

また、処方薬は無地の茶封筒で梱包され、荷主名はクリニックの名前、品名は「医薬品」と記載されて配送されるなど、プライバシーに配慮した対応を行っています。

エミシアクリニックのオンライン診療が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
・痛風の症状や尿酸値について気軽に医師へ相談したい方
・LINEでの予約や相談を希望する方
・定期的な血液検査による尿酸値管理を希望する方
・24時間診療を希望する方
・保険診療での治療を希望する方

エミシアクリニックのオンライン診療は診察料が無料のため、痛風や高尿酸血症の悩みを気軽に医師へ相談したい方に向いています。※医師の判断により薬が処方される場合、薬代などが別途発生します。

LINEを活用した予約・相談システムにより、スマートフォンから手軽に医療サービスへアクセスできます。

また、自宅で測定できる郵送検査キットが含まれており、定期的な尿酸値のモニタリングを通院なしで実現できる点もメリットです。

一方、24時間いつでも医師の診察を受けたい方や、自由診療ではなく保険診療での治療を希望する方には向いていない場合があります。

<エミシアクリニックの基本情報>

クリニック名エミシアクリニック
公式サイトhttps://emishia-clinic.jp/gout-online/
保険適用自由診療
発送日通常配送:最短当日発送
バイク便:最短約2時間で配送(東京/神奈川/埼玉/千葉のみ)
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
配送料通常配送:無料
バイク便:別途1,426円〜
血液検査代尿酸値検査キット:薬代に含まれます。
診療時間10:00~19:00(年中無休・年末年始を除く)
予約方法LINE
診察方法ビデオ通話
支払い方法クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/AMEX)
銀行口座引落し
院数1院
住所〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目-22-8 渋谷東日本ビル4F
定期配送の解約LINEまたは電話にていつでも休止可能。
※支払い済みの料金は返金されません。

※金額はすべて税込表記です。

クリニックフォアは定期的な問診で治療経過をフォローアップ

クリニックフォア
おすすめポイント
  • オンライン診療の実績があるクリニック(2025年3月時点、クリニックフォア調べ)※1
  • 定期的なオンライン問診により、医師に体調や治療状況を確認してもらえる
  • 高血圧や脂質異常症など生活習慣病の薬も医師の診断により処方可能

クリニックフォアは、都心を中心に全国に実店舗を持つ医療期間で、対面診療とオンライン診療の両方に対応していることが特徴です。

オンライン診療では保険診療を含む幅広い治療メニューを提供しており、2025年3月時点でのオンライン診療実績は610件以上に達しています。※1

痛風・高尿酸血症のオンライン診療については、自由診療として医師による診察と処方薬の配送サービスを提供しています。

※1 2020年4月〜2025年3月当クリニックのオンライン診療実績(お薬の発送実績込み。発送集約時は集約前の発送回数に転換して計算)

治療プランと料金

治療薬の種類尿酸値治療薬/痛風発作治療薬
料金尿酸降下薬:1カ月分4,880円/2カ月分9,760円/3カ月分14,640円
痛風発作治療薬:3〜5日分1,980円
※自由診療となります。
診察料1,650円
問診の回答による継続処方時:無料
※問診内容や体調によっては追加の診察が必要となる場合があります。

※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

通院や手続きの手間を軽減できる定期配送に対応

クリニックフォアでは、尿酸値をコントロールするための尿酸降下薬と、症状がある方には痛風発作の治療薬(3〜5日分)を処方しています。

高尿酸血症治療薬は1カ月から3カ月までの定期配送プランに対応しており、ライフスタイルや経済状況に合わせた選択が可能です。

定期的なオンライン問診に回答することで、医師が体調や治療状況を確認し、必要に応じて薬の継続処方が行われます。

※問診内容や体調によっては追加の診察が必要となる場合があります。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

高血圧など他の生活習慣病薬の処方にも対応

クリニックフォアのオンライン診療では、高血圧や脂質異常症の薬もあわせて処方可能です。

痛風・高尿酸血症の方は高血圧や脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を併発していることが多く、複数医療機関への通院が必要になりがちです。

クリニックフォアでは、医師の診断により複数の生活習慣病薬をまとめて処方できる場合があるため、通院回数の削減や薬の一元管理が可能です。

なお、高血圧や脂質異常症の薬の処方を希望する方は、診察の際に医師へ相談してください。

定期的な医師の問診によるフォローアップ

患者のフォローアップも充実しており、初回はお薬到着から約20日後、その後は60日ごとにメールやSMS等で問診が送付され、治療の進捗や副作用の有無などを医師が確認します。

また、治療効果の判定や副作用のモニタリングのために、自宅で完結できるオンライン血液検査サービス(有料)も提供しており、3ヶ月または半年に1回の定期検査を推奨しています。

継続的な治療や定期的な検査により、再発や合併症リスクの管理がしやすくなります。※治療の効果には個人差があります。

クリニックフォアのオンライン診療が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
・複数の生活習慣病を同時に相談したい方
・定期的な問診回答により体調管理したい方
・定期配送により薬の受け取りや管理をまとめて行いたい方
・定期的なオンライン問診への回答が難しい方
・保険診療を希望する方

クリニックフォアのオンライン診療は、複数の生活習慣病を抱えている方には特に適しています。

痛風だけでなく高血圧や脂質異常症などの相談もできるため、複数の医療機関への通院負担を軽減できます。

また、オンライン問診回答を通じた医師によるフォローアップは、仕事で忙しい中でも定期的に体調を確認したい方に便利なシステムです。※問診内容や体調によっては追加の診察が必要となる場合があります。

一方、オンラインでの定期的な問診回答が難しい方は、通院による定期健診を採用する医療機関など別の選択肢も検討した方が良いかもしれません。

クリニックフォアのオンライン診療当日の流れ
  • クリニックフォアから診察前に確認のお電話があります。
  • 「050−から始まる電話番号」より着信があります。
  • 必ずお電話をお取りいただきますようお願いします。
  • 万が一、お取りいただけなかった場合でも、その後何度かクリニックからお電話があります。ご安心ください。

<クリニックフォアの基本情報>

クリニック名クリニックフォア
公式サイトhttps://www.clinicfor.life/telemedicine/hyperuricemia/
保険適用自由診療
発送日最短当日発送
※診察時間や配送先により異なります。
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
配送料550円
GMO後払い:別途330円
代金引換:別途550円
血液検査代オンライン血液検査:7,370円
診療時間7:00〜24:00※土日祝日をはじめ日によって異なる場合があります
予約方法WEB
診察方法ビデオ通話
支払い方法クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/AMEX)
デビットカード(VISA/MASTER/JCB)
※デビットカードの契約内容によって使用できない場合があります
Paidy
Amazon Pay
GMO後払い(コンビニ/銀行/LINE Pay)
代金引換
院数12院※2025年4月15日時点
住所田町院 〒108-0023東京都港区芝浦3-1-32なぎさテラス4F
※全院の住所は下記に記載。
定期配送の解約マイページから継続処方の中止手続きが可能。

※金額はすべて税込表記です。

クリニックフォアの院一覧(2025年4月時点)
  • 田町院 〒108-0023東京都港区芝浦3-1-32なぎさテラス4F
  • 新橋院 〒105-0004東京都港区新橋1丁目4番5号 FPGリンクス新橋 9F
  • 飯田橋院 〒102-0071東京都千代田区富士見2-7-1 飯田橋プラーノ1F
  • 有楽町院 〒100-0006千代田区有楽町2丁目7-1 イトシア B1F
  • 大手町院 〒100-0004東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 地下1階
  • 四谷院 〒160-0004東京都新宿区四谷1-6-1 CO・MO・RE Mall 2F
  • 心斎橋PARCO院 〒542-0085大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-8-3 心斎橋PARCO 10F
  • 大宮院 〒330-0846埼玉県さいたま市大宮区大門町二丁目118番地 大宮門街4F
  • 池袋院 〒171-0022東京都豊島区南池袋1丁目27番10号 油木第一ビル 2F
  • 渋谷院 〒150-0043東京都渋谷区道玄坂1丁目3-3 楠本ビル 2F(&3F)
  • 亀戸院 〒136-0071東京都江東区亀戸6-58-13 亀戸S&Sビル5階
  • 浅草橋院 〒111-0052東京都台東区柳橋1-23-3 VORT浅草橋駅前 2階

イーヘルスクリニックの処方薬は4つの受取方法から選べる

イーヘルスクリニック
おすすめポイント
  • 平日20時まで、土日祝日も診療対応※診療時間は曜日によって異なります。
  • 痛風・高尿酸血症のオンライン診療を保険診療で実施※診療内容や症状によっては自由診療となる場合があります。
  • 管理栄養士による食事指導(有料)も実施

イーヘルスクリニック新宿院は、痛風や高尿酸血症の治療において、オンライン診療と対面診療を適切に組み合わせたアプローチを提供しています。

痛風や高尿酸血症、尿路結石の診療を行っており、急な痛風発作や慢性的な症状、健康診断で尿酸値を指摘された方など幅広い相談に対応可能です。

平日は20時まで、さらに土日祝日も診療に対応している(診療時間は曜日により異なる)ため、仕事や家庭の都合で平日や日中に通院が難しい方でも受診しやすくなっています。

治療プランと料金

料金・内容薬代:診療内容や保険適用範囲によって異なる

診察料(初診/再診)+システム利用料:1,980円(税込)

別途、処方に関する諸費用

※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

待ち時間や手間を軽減する診療システム

診療予約は24時間365日いつでもウェブ上から選択可能で、特別なアプリのインストールも不要なため手間を軽減できます。

診察前の事前問診フォームが用意されており、保険証や健康診断結果のアップロードができるなど、診察時間の効率化が図られています。

診察はスマートフォンやパソコンから受けることができ、インターネット環境があれば自宅やオフィスなど場所を選ばず受診できる手軽さも魅力です。

医療チームで一貫した患者のサポート体制

イーヘルスクリニックの強みとして、医師だけでなく看護師や管理栄養士、検査技師などがチームとなって患者の健康をサポートする体制が整っていることが挙げられます。

例えば、管理栄養士による栄養指導をオンラインで実施しており、普段の食事内容のヒアリングや改善方法の提案が行われます。

高尿酸血症は毎日の食事や生活習慣が原因となっていることも多いため、食生活見直しのきっかけとなるかもしれません。

栄養指導の料金は保険診療で3割負担の場合、初回710円(税込)、2回目以降540円(税込)となっています。

また、健康診断で尿酸値が高いと指摘された方には「オンライン健診後フォローアップ外来」の受診も推奨されています。

処方薬の受け取りは4つの配送オプションから選択可能

イーヘルスクリニックでは、患者の希望や受け取り地域に応じて、以下4つの方法から処方薬の受け取り方法を選択できます。

4つの配送オプション

受け取り方法内容
薬局での受け取り対象の薬局に処方箋が送信され、ご自身で薬局に立ち寄って薬を受け取る方法です。
連携薬局からの配送オンライン服薬指導が終了した後、連携薬局から自宅まで薬が配送される方法です。
院内からの配送オンライン診療終了後、クリニックから直接自宅へ配送される方法です。
院内の在庫状況によっては利用できない場合があります。
Woltによる即時配送クリニックから4km圏内限定で、最短30分で薬が自宅に配送される方法です。
別途1,100円(税込)の配達料金が追加になります。
詳しい対象エリアについてはクリニックへお問い合わせください。

※薬の処方や配送方法は医師の診断や在庫状況等によって異なります。

薬局での受け取りは、仕事帰りや外出のついでに薬を受け取りたい方に便利です。

また、急な痛風発作で早く薬が欲しい場合はWoltの配送サービス(対象エリア限定)、外出が難しい方は自宅での受け取りなど、ライフスタイルや状況に応じた選択ができるでしょう。

イーヘルスクリニックのオンライン診療が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
・仕事終わりや土日祝日に診療を希望する方
・保険診療でオンライン診療を受けたい方
・健康診断で尿酸値が高いと指摘された方
・クレジットカード決済に対応できない方
・定期的な血液検査を自宅で済ませたい方

イーヘルスクリニックは、日中の通院が難しい方や尿酸値の管理を希望する方にとって利用しやすい診療体制を整えています。

平日20時までの診療に加え、土日祝日も対応しているため、仕事や家庭の都合で平日に通院できない方でも診療を受けやすい環境が整っています。

健康診断で尿酸値が高いと指摘された方にとっては、検診後フォローアップ外来のサービスが不安解消に役立ちます。

一方、決済方法がクレジットカードに限られているため、カードを持っていない方や利用を控えたい方には不向きです。

また、自宅で完結する血液検査サービスがないため、継続的な検査を自宅で済ませたい方は、郵送型検査キットを提供している他のクリニックも検討すると良いでしょう。

<イーヘルスクリニックの基本情報>

クリニック名イーヘルスクリニック新宿院
公式サイトhttps://ehealthclinic.jp/medical/%E7%97%9B%E9%A2%A8/
保険適用保険診療
※医師の診断により保険診療が適用されない場合があります。
発送日最短当日発送(当日15時までに決済完了の場合)
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
配送料通常配送(院内薬局からの発送):660円
Woltの配送(クリニックから4km圏内のみ):別途1,100円
※詳しい対象エリアについてはクリニックへお問い合わせください。
血液検査代血液検査を含む健康診断コース有り(来院):5,500〜19,800円
診療時間月〜水 9:00〜17:00
木・金 12:00〜20:00
土日祝 10:00〜16:00
休診日:不定休
予約方法WEB
診察方法電話またはビデオ通話
支払い方法クレジットカード(VISA/MASTER/AMEX/JCB/Diners/Discover)
院数1院
住所〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目6−4 新宿通り東洋ビル3F

※金額はすべて税込表記です。

ヤックルは18時から22時までの診察体制で仕事終わりに利用しやすい 

ヤックル
おすすめポイント
  • 18時から22時までの夜間診療対応で仕事終わりに利用しやすい環境
  • 医師の診察から服薬指導までをオンラインで完結できる体制
  • 血液検査キット(自由診療)も提供しており、定期的な尿酸値管理を自宅で行える

ヤックルは「スマホを慢性疾患に寄り添う病院へ」をコンセプトに、痛風・高尿酸血症を含む生活習慣病に注力したオンライン診療サービスです。

仕事終わりに自宅や職場から利用しやすいよう、18時から22時までの夜間診療を行っていることが特徴です。

また、セキュリティに配慮したクラウドシステムを利用しており、オンライン診療専用端末を全スタッフが使用することで情報漏洩のリスク低減に努めているという点も判断材料の一つとなるでしょう。

治療プランと料金

料金・内容診療・薬代(診療内容により異なる)

オンライン診療対応料(初診/再診時):1,100円(税込)

その他費用(薬の受け取り方法により異なる)

※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

予約不要で LINEから診察を受けられる

ヤックルのオンライン診療は、LINEを活用して事前問診から医師による診察を受けるまでの一連の手続きを行えます。

予約は不要で、問診回答後にビデオ通話のURLが送付されます。※混雑状況等により待ち時間が発生する場合があります。

処方された薬の受け取りは、自宅へ発送される方法と、薬局で受け取る方法から選択可能です。※医師の判断によりお薬が処方できない場合があります。

地域近隣病院との連携体制も整っており、医師によりオンライン診療が適切でないと判断された場合、地域近隣病院への紹介状を出してもらえます。

通院の負担を軽減するワンストップ処方

ヤックルでは医師の診察から服薬指導までをオンラインで完結し、処方薬はクリニックから自宅までの直接配送に対応しています(薬局受け取りも選択可)。

病院や薬局での待ち時間がなく、通院が難しい方や忙しい方にも利用しやすい体制を整えています。

また、定期的な尿酸値確認のための郵送型血液検査キット(有料/自由診療)も提供しており、自宅で尿酸値の長期的な管理も可能です。

継続的な治療が必要な痛風・高尿酸血症に対する総合的なサポート体制が整っています。

継続処方から健康診断結果の確認まで幅広い健康管理をサポート

取り扱う薬剤も充実しており、一般的な痛風発作治療薬・高尿酸血症治療薬の先発品からジェネリック医薬品まで幅広く対応しています。

また、健康診断結果や他院での血液検査結果の持ち込みに加え、おくすり手帳の情報を問診回答時にアップロードして医師に確認してもらうことも可能です。

既に他院で処方されている薬の継続処方はもちろん、健康診断で尿酸値の高さを指摘された方まで幅広いニーズに対応できる体制が整っています。

ヤックルのオンライン診療が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
・仕事帰りなど夜間の診療を希望する方
・健康診断で尿酸値の異常を指摘された方
・これまで飲んでいた治療薬を処方希望の方※医師の判断により処方できない場合があります。
・日中のオンライン診療を希望する方
・急ぎて処方薬を受け取りたい方

ヤックルのオンライン診療は、日中の通院が難しい方や、夕方以降の時間帯にオンライン診療を希望する方にとって利用しやすい診療体制が整えられています。

予約不要で18時から22時までの夜間診療に対応しているため、帰宅後や仕事終わりに自分のペースで診療を受けられます。

また、他院で処方されている薬をそのまま続けたい場合や、健康診断で尿酸値を指摘された場合には、診断結果や処方履歴を医師に共有することが可能です。

一方、薬の発送は診療・決済後の翌日となるため、即日での薬の受け取りが必要な緊急性の高いケースでは別の選択肢も検討する必要があります。

診療時間は18時以降に限定されるため、この時間帯に診療を受けられない方は、日中も診療対応しているクリニックも検討してみてください。

<ヤックルの基本情報>

クリニック名ヤックル
公式サイトhttps://yakkle.jp/gout
保険適用保険診療
発送日診療の翌日発送
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
配送料通常配送:550円
代金引換・GMO後払いの場合:別途330円
ゆうパック対応の場合:別途550円
紹介状等の書類のみの送付:レターパックプラス代600円
薬局で受け取る場合:処方箋連携手数料440円
血液検査代自宅血液検査キット(保険適用外):5,478円
診療時間18:00〜22:00
休診日:なし
予約方法LINE
診察方法ビデオ通話
支払い方法クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/AMEX)
デビットカード
代金引換え
GMO後払い(コンビニ/銀行/LINE Pay)
院数1院(提携院)
住所一般社団法人 恵佳会 おうちクリニック
〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町3-8 U・Mビル5F

※金額はすべて税込表記です。

患者目線のクリニックは専用アプリで予約から支払いまでスムーズ

患者目線のクリニック
おすすめポイント
  • 土日祝日も夜間24時まで診療に対応※診療科により時間が異なる場合があります。
  • 専用アプリで予約から支払いまで一括管理・継続処方にも対応
  • 薬は自宅への郵送と薬局受取から選択可能

患者目線のクリニックは、その名の通り患者さんに寄り添った診療を目指している医療機関で、東京虎ノ門・新橋の実店舗に加え、オンライン診療サービスも提供しています。

最大の特徴は土日祝日を含み夜24時まで診療に対応している点で、平日忙しい方や夜間に痛風発作が起きた方でも受診しやすい環境が整っています。

治療プランと料金

初診料約1,000円(3割負担の場合)
再診料約500円(3割負担の場合)
薬代保険診療の自己負担分(処方内容による)
システム利用料1,000円

※金額はすべて税込表記です。
※医師の判断によりお薬を処方できない場合があります。

専用アプリで予約から支払いまで一括管理

診療の流れはウェブから簡単に予約でき、事前に問診票への回答とアプリのインストールを済ませておくことで、予約時間になったらビデオ通話で医師の診察を受けられます。

専用アプリ「M3デジカルスマート診察券」を使用することで、お会計や継続受診も便利に行えるシステムを採用しています。

アプリにクレジットカードを登録することでカード決済が可能となり、支払明細や領収書もアプリ上で一括管理できます。

診療履歴や処方内容だけでなく、支払いに関する情報もまとめて確認できるため、日々の健康管理や医療費の管理がよりスムーズになります。

治療薬の選択肢が豊富

痛風・高尿酸血症治療では、尿酸値を下げる薬に加え、痛みがある場合には症状に応じて鎮痛薬も処方されます。

薬の種類や投与方法については、現在服用中の薬や体調を医師に相談しながら、診断結果をもとに最適な処方内容が決まります。

基本的には保険診療に対応しており、長期的な尿酸値管理を継続しやすく、経済的な負担を抑えつつ適切な治療を受けられるのが特徴です。

薬の郵送と薬局受取の選択が可能

薬の受け取り方法は患者の希望に合わせて選択できる柔軟性があり、自宅へ郵送してもらうか、近隣の薬局で受け取るかを選べます。

薬局受取の場合、診察後1時間前後でクリニックから薬局へ処方箋が送付されますが、混雑状況や薬局の対応によって時間が前後する場合もあるため、余裕を持って受診するとよいでしょう。

また、必要に応じて対面診療も案内しており、オンラインだけでは対応が難しい症状が出た場合のバックアップ体制も整っています。

患者目線のクリニックのオンライン診療が向いている人・向いていない人

向いている人向いていない人
・夜間や休日に痛風発作が起きやすい方
・通院のための時間確保が困難な方
・予約から診察まで専用アプリで管理したい方
・クレジットカード決済に対応できない方
・オンライン診療のために専用アプリを入れたくない方

患者目線のクリニックは、夜間や休日に受診しやすい体制を整えているため、日中の通院が難しい方にも利用しやすい診療環境です。

夜24時まで診療対応しているため、日中は仕事で忙しい方でも帰宅後に診察が受けられます。

専用アプリによる予約・支払い・継続処方の一括管理機能は、診療に関する手続きをスムーズに進めたい方や通院手続きの時間を削減したい方にとって便利な機能です。

一方、クレジットカード決済にのみ対応しており、現金や他の支払い方法を希望する方には不便です。

また、診察には専用アプリのインストールが必須となるため、アプリの追加をしたくない方には向いていないかもしれません。

<患者目線のクリニックの基本情報>

クリニック名患者目線のクリニック
保険適用保険診療
発送日自宅配送:服薬指導を受けた日から1~3日程度で配送※離島を除く
薬局受け取り:診療後1時間前後で処方箋送付
※医師の判断により薬を処方できない場合があります。
配送料全国一律390円
クール便:別途400円
血液検査代血液検査を含む健診メニュー有り(来院):24,200円
診療時間9:00〜24:00(土日祝も診療)
※診療科により、上記と異なる場合があります。
予約方法WEB
診察方法ビデオ通話
支払い方法クレジットカード
院数2院
住所虎ノ門院 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-16-17 虎ノ門黒沢ビル5階
銀座新橋院 〒105-0004 東京都港区新橋1丁目9番5号KDX新橋駅前ビル8階

※金額はすべて税込表記です。

痛風オンライン診療は続けやすさやサービスの充実度に注目して選ぶ

痛風や高尿酸血症の治療は、長期的な尿酸値の管理が必要です。

そのため、継続しやすいオンライン診療サービスを選ぶことが治療継続のサポートとなります。

オンライン診療は、通院が難しい方や忙しい方でも治療を受けやすい選択肢です。

ただし、診療時間や料金、サポート内容などはクリニックによって異なるため、事前に公式サイトや案内を確認し、自分に合ったクリニックを選ぶことが大切です。

痛風オンライン診療選びの主なチェックポイント
  • 診療時間帯が長く生活スタイルに合っているか
  • 料金プランが明確で総額をイメージできるか
  • 薬の配送日程や受け取り方法が柔軟か
  • 定期的な血液検査に対応しているか
  • クリニックの実績や問い合わせ対応の有無
  • セキュリティ対策が充実しているか

自分の生活リズムや優先事項に合ったクリニックを選ぶことで、治療を無理なく続けやすくなります。

以下では、痛風・高尿酸血症のオンライン診療を選ぶ際に注目したいポイントについて、具体的に解説します。

 診療時間帯が長く生活スタイルに合っているか

痛風発作は予測できず、夜間に発症することも多いため、診療時間が長く柔軟なクリニックを選ぶことが大切です。

診療時間に関するチェックポイント
  • 土日祝日の診療対応の有無
  • 夜間診療の対応時間帯
  • 予約枠の取りやすさ
  • 24時間オンライン予約システムの有無
  • 緊急時の対応体制

診療時間が長いクリニックでは、予約枠が多い傾向があり、生活リズムや状況に合わせて日程を選びやすくなります。

例えば、24時間365日対応のクリニックの場合、深夜に痛風発作が起きた場合でも、オンライン診療の予約や相談ができる場合があります。※混雑状況や医師の対応状況により、すぐに診察を受けられない場合もあります。

また、平日は仕事で忙しい方は、夕方以降や土日祝日に診療を行っているかを確認しておくと安心です。

予約システムの使いやすさもポイントで、スマートフォンから時間を問わずに予約できるクリニックであれば、忙しい中でも診察の機会を確保しやすくなります。

診療時間や予約方法はクリニックごとに異なるため、公式サイトや予約カレンダーで最新情報を確認しましょう。

 料金プランが明確で総額をイメージできるか

オンライン診療の料金は、医療機関によって内容や金額が大きく異なります。

痛風のオンライン診療で一般的に発生する費用には、次のようなものがあります。

料金プランのチェックポイント
  • 初診料・再診料
  • 処方箋料
  • システム利用料
  • 薬の配送料(即日発送の場合別途費用が発生する場合あり)
  • 血液検査代
  • 決済手数料

特に、健康保険が使えない自由診療の場合は、薬代や診察料がクリニックごとに大きく異なるため、事前に総額を確認することが大切です。

同じ薬でも、クリニックによって数千円の差が出ることがあり、料金プランによって1カ月あたりの費用が変わる場合もあります。

以下は、痛風オンライン診療を自由診療で行っているクリニックにおける、高尿酸血症治療薬の料金プラン例です。

自由診療の料金プラン例

クリニック名料金プラン(高尿酸血症治療薬)
デジタルクリニック1カ月あたり4,250円〜5,000円
※下限は12カ月プランの総額を12分割した金額、上限は1カ月プランの金額
エミシアクリニック1カ月あたり4,380〜13,480円
※下限は12カ月ブラン、上限は1カ月プランの金額
クリニックフォア1カ月あたり4,880円

※金額はすべて税込表記です。
※上記は薬代のみの金額です。診察料や配送料などが別途発生します。

※医師の判断により薬を処方できない場合があります。

保険診療の場合は、初診料や再診料、システム利用料などを合わせて自己負担額が約2,000円前後となることが多いですが、年齢や所得によって1割〜3割負担となります。

また、診療内容によっては保険適用外となるケースもあるため、事前に確認しましょう。

クリニックのウェブサイトで「3カ月分の薬を処方した場合の総額」や「初診から再診までの一連の流れにかかる費用」など、料金体系が明確に記載されているかを確認しておくと、後から予想外の費用が発生するリスクを減らせます。

料金やプラン内容はクリニックごとに異なるため、必ず公式サイトや事前の問い合わせで最新情報を確認しましょう。

 薬の配送日程や受け取り方法が柔軟か

痛風のオンライン診療では、処方された薬の受け取り方法や届くまでの日数がクリニックによって異なります。

希望するクリニックがどのような配送方法を採用しているか、事前に確認しておきましょう。

薬の配送に関するチェックポイント
  • 配送エリア(全国対応か、一部地域限定か)
  • 配送にかかる日数(最短でいつ届くか、即日発送の有無)
  • 配送費用(基本料金や追加料金の有無)
  • プライバシーに配慮した梱包かどうか
  • 薬局での受け取りが可能か

多くのクリニックでは、「自宅への直接配送」と「薬局での受け取り」の2つの選択肢を用意しています。

痛風オンライン診療の主な薬の受け取り方法

受け取り方法特徴注意点
自宅へ直接配送・診察後に医師の判断で処方薬が郵送される
・自宅のポスト投函や宅配便で届く
・在庫状況、地域によっては配送できない場合がある
・到着までに日数がかかる場合がある
・配送料が発生する場合がある
薬局での受け取り・クリニックから薬局へ処方箋データが送信される
・薬局で服薬指導を受けてから薬を受け取る
・薬局によってはオンライン服薬指導に対応していない場合もある
・処方箋送付手数料が発生する場合がある

※医師の判断により薬を処方できない場合があります。

自宅配送に対応しているクリニックを選ぶことで、痛風発作などで外出が難しい場合でも、自宅で薬を受け取ることができます。

なかには、クリニック名が記載されていない包装や、一般的な通販商品のような外観でプライバシーに配慮しているケースもあります。

ただし、配送方法や日程、梱包の内容などは、クリニックによって異なります。

自分の生活スタイルや状況に合った受け取り方法を選べるかどうか、クリニックの案内やFAQを事前に確認することをおすすめします。

 定期的な血液検査に対応しているか

痛風や高尿酸血症の治療では、定期的な血液検査で尿酸値を確認することが大切です。

血液検査の結果をもとに、薬の効果や量を調整したり、治療方針を決めたりするためです。

最近では、クリニックに行かなくても自宅で採血できる郵送型の血液検査キットを利用できる医療機関も増えています。

検査キットは自宅で少量の血液を採って郵送するだけで、検査結果がスマートフォンや郵送で確認できるため、通院が難しい方や忙しい方でも検査を受けやすくなります。

ただし、郵送型の血液検査キットは、ほとんどの場合が保険適用外となるため、費用は事前にクリニックで確認しましょう。

血液検査をオンライン診療で受ける場合は、以下のポイントをチェックしましょう。

血液検査のチェックポイント
  • 検査キットの種類や測定できる項目(尿酸値、コレステロールなど)
  • 検査の頻度や推奨される間隔
  • 費用や保険適用の有無
  • 結果の説明方法(オンライン・郵送・診察時の説明など)

検査結果は医師が確認し、必要に応じて治療内容を調整します。

また、健康診断や他院で受けた血液検査の結果も、初診時に準備しておくと診療がスムーズです。

自分の生活スタイルや体調に合わせて、無理なく定期的な血液検査を受けられるクリニックを選びましょう。

 クリニックの実績や問い合わせ対応の有無

オンライン診療を安心して利用するためには、クリニックの実績やサポート体制を事前に確認することが大切です。

実績やサポート体制に関するチェックポイント
  • これまでの診療実績(患者数や症例数など)が公開されているか
  • オンライン診療の実績があるか
  • 診療時間外でも相談できる窓口があるか
  • チャットや電話などで相談できる窓口があるか
  • 診療後のフォローアップやサポートがあるか

クリニックによっては、これまでに診察した患者数や痛風・高尿酸血症の治療経験を公開している場合があります。

こうした情報は、そのクリニックがどのくらいの経験を持っているかを知る参考になります。

また、オンライン診療が初めての方は、予約方法や診療の流れ、薬の受け取り方法などについてチャットや電話で相談できる窓口があると安心です。

一部のクリニックでは、医師だけでなく看護師や薬剤師が生活習慣のアドバイスや服薬管理のサポートを行っている場合もあります。

このようなサポート体制が整っているクリニックを選ぶことで、長期的な治療も続けやすくなります。

 セキュリティ対策が充実しているか

オンライン診療では、患者の健康情報や個人情報がやり取りされるため、セキュリティ対策がしっかりしているクリニックを選ぶことが非常に大切です。

厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、オンライン診療を行うクリニックに対して、以下のようなセキュリティ対策を求めています。

オンライン診療におけるセキュリティ対策
  • 情報が外部に漏れないよう、やり取りを暗号化(TLS1.2以上)していること
  • 診察を受ける人や医師の本人確認をしっかり行っていること
  • 個人情報の取り扱い方針(プライバシーポリシー)が公開されていること
  • 万が一トラブルがあったときに相談できる窓口があること

参照:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成30年3月(令和5年3月一部改訂)」

また、クリニックによっては、第三者機関からプライバシーマークやISO認証を受けている場合もあります。

オンライン診療を受ける前に、利用するクリニックやシステムのセキュリティポリシーや、指針遵守状況、問い合わせ窓口等について確認しておきましょう。

個人情報を守るためにも、こうした取り組みをしているクリニックを選ぶことが安心につながります。

痛風で薬だけもらうには?オンライン診療の流れを解説!スマホで診察、薬を自宅で受け取る

オンライン診療を利用すれば、痛風の痛みで外出が難しい場合でも、スマートフォンやパソコンを使って自宅から医師の診察を受けることができます。※医師の判断や症状によっては、対面診療が必要となる場合もあります。

オンライン診療を受ける際には、事前に以下のものを準備しておくとスムーズです。

オンライン診療を受ける前に準備しておくもの
  • 本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証など)
  • 健康保険証(保険診療の場合)
  • クレジットカードなどの支払い手段
  • 健康診断結果や血液検査結果、お薬手帳など(あれば)

痛風・高尿酸血症の診察では、過去の尿酸値や検査データがあると医師が病状の経過を把握しやすく、治療方針を検討しやすくなります。

以下では、オンライン診療の具体的な流れについて、予約から薬の受け取りまで段階的に解説します。

希望の日時を選んで予約する

痛風のオンライン診療を受けるには、まずクリニックの予約システムから希望する日時を選びます。

予約方法はウェブサイトや専用アプリ、LINEなどクリニックによって異なります。

多くのクリニックでは24時間予約を受け付けていますが、受付時間や方法は事前に確認しましょう。

予約時には、メールアドレスや電話番号などの連絡先や決済方法の登録が必要です。

初めて利用する場合は、アカウント作成や本人確認が求められることが多いため、診察希望日まで余裕を持って手続きを進めると安心です。

予約完了後は、診療時間や接続方法についての案内メールが届くので、内容をよく確認しておきましょう。

事前に問診票に回答する

オンライン診療では、対面診療と比べて得られる情報が限られるため、事前の問診票へできるだけ正確に回答することが診察をスムーズに進めるために役立ちます。

現在の症状や痛みの程度、発症時期、過去の発作の有無、服用中の薬、既往歴、生活習慣(食事・飲酒・運動など)を詳しく記入しましょう。

可能であれば健康診断結果や血液検査の尿酸値の数値も準備しておくと、医師が状況を把握しやすくなります。

問診票の内容は診察の基礎となるため、気になることはできるだけ詳しく記載しましょう。

必要な項目や記載方法はクリニックごとに異なる場合があるため、案内や指示に従ってください。

ビデオ通話で診察を受ける

予約時間になったら、指定されたアプリやシステムを開き、ビデオ通話で診察を受けます。

予約時間になるとクリニック側から連絡が入るため、その案内に従いましょう。

オンライン診療はカメラ越しの視診と会話が中心となるため、明るく静かな場所で、顔や痛みのある部位がカメラで見えるように準備してください。

診察中は、症状の経過や痛みの程度をできるだけ具体的に伝え、不明点や不安なことがあれば遠慮なく質問しましょう。

オンライン診療は対面と比べて情報が限られるため、必要に応じて医師から対面診療を勧められることもあります。

通信環境や使用アプリについては、事前にクリニックの案内を確認しておくと安心です。

痛風で薬だけもらう場合は決済完了後すぐ発送される

診察後、医師の指示に従って診察料や薬代を決済します。

支払い方法はクリニックごとに異なりますが、クレジットカード決済が主流で、後払い請求や電子マネーに対応している場合もあるため、事前に確認しましょう。

薬の受け取り方法は、主に「薬局で受け取る」と「自宅配送」の2種類です。

薬局受け取りは、処方箋が薬局に送られ、直接薬剤師から服薬指導を受けられますが、外出が必要です。

自宅配送の場合は薬が郵送され、外出せずに受け取れますが、到着まで1〜3日かかることがあります。

配送料が別途かかる場合もあるため注意してください。

オンライン服薬指導に対応しているクリニックもあり、薬局に行かずに薬剤師から説明を受けることも可能です。

痛風とは「尿酸」によって引き起こされる関節炎を伴う病気 

痛風は、血液中の尿酸値が高くなることで関節炎が引き起こされる病気です。

その名の通り、「風に吹かれただけでも痛む」と形容されるほど、発作時には激しい痛みを伴うことがあります。

日本では、食生活の欧米化やアルコール摂取の増加などを背景に、痛風患者数が増加傾向にあります。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、1986年から2016年までの30年間で約4倍(男性では約5倍)に増加し、2022年には約130万人が痛風治療を受けていると報告されています。

また、痛風の原因である高尿酸血症の患者数はその約10倍にあたる1,300万人と推計されています。

日本における痛風患者数(通院患者数)の推移

年度痛風患者数(通院患者数)
1986年約25.5万人
1998年約59万人
2016年約110.5 万人
2022年約130万人

参照:箱田雅之, 笠置文善.「我が国における痛風患者数の今後の動向について」.痛風と尿酸・核酸,44(1),33–39(2020).日本痛風・核酸代謝学会,治療ガイドライン作成委員会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン ダイジェスト版」厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」統計表に記載の痛風通院患者数をもとに筆者作成。

痛風や高尿酸血症の要因には、動物性タンパク質や脂質、アルコールの過剰摂取、肥満、運動不足、ストレスなどの生活習慣が関係していると考えられています。

尿酸値が高い状態が長期間続くと、関節内に尿酸塩結晶ができ、突然の激しい痛みや腫れを伴う「痛風発作」を起こすことがあります。

高尿酸血症や痛風を放置すると、腎障害や尿路結石などの合併症リスクが高まるほか、高血圧、脂質異常症、糖尿病など他の生活習慣病と関連することも指摘されています。

そのため、早期発見と適切な対策が推奨されます。

以下では、痛風発作のメカニズムや症状、関連する合併症について詳しく解説します。

尿酸値が上昇しすぎると関節内に結晶が生じて痛風発作を発症する

痛風発作は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続くことで、関節内に尿酸結晶が沈着し、急性の炎症を起こすことで発症します。

発作は突然、関節に激しい痛みや腫れを伴って現れることが多く、特に足の親指の付け根など体温の低い末梢関節で起こりやすいとされています。

尿酸値が7.0mg/dLを超えると高尿酸血症と診断され、痛風発症のリスクが高まりますが、尿酸値が高いすべての方が必ず発作を起こすわけではありません。

高尿酸血症は血清尿酸値7.0 mg/dl を超える場合と定義される 

引用元:谷口敦夫.「ガイドラインに基づく高尿酸血症・痛風の治療」.日本薬理学雑誌,136(6),330–334(2010).

尿酸はプリン体の分解によって体内で生成され、通常は体外に排出されることでバランスが保たれています。

しかし、尿酸の産生過剰や排泄低下があると、血液中に溶けきれない尿酸が結晶化し、関節に沈着します。

尿酸値が上昇する主な要因
  • プリン体を多く含む食品の過剰摂取
  • アルコール(特にビール)の多量摂取
  • 肥満
  • 遺伝的要因(尿酸の排泄能力の低下)
  • 腎機能の低下
  • 利尿薬など特定の薬剤の服用

参照: 痛風 – 08. 骨、関節、筋肉の病気 – MSDマニュアル家庭版

上記の要因により尿酸値が高い状態が続くと、関節内に結晶が蓄積し、白血球などの免疫細胞が反応して炎症を引き起こし、痛風発作となります。

なお、尿酸値が高くても痛風発作を起こさない場合もあり、逆に尿酸値が正常でも過去に結晶が蓄積していると発作が起こることがあります。

関節の痛みや腫れは3日程度がピーク、10日程度続く

最初の痛風発作では、痛みや腫れのピークは発症から1〜3日程度で、7〜10日ほどで症状が自然に軽快するケースが多いとされています。

痛風関節炎は,疼痛や腫脹,発赤が強く歩行困難になるが,7~10日で軽快し,次の発作までは全く無症状である(間欠期)

引用元:山中寿.「高尿酸血症・痛風の診断と治療」.日本内科学会雑誌,104(9),2039–2045(2015).

治療を受けなくても1〜2週間以内に症状が消失することが多いですが、個人差があり、痛みが長引く場合もあります。

発作を繰り返すうちに複数の関節に症状が広がることや、発作の間隔が短くなることもあります。

また、適切な治療をしない場合、痛風の症状が消えても再発するケースが多く、1~2年程度で再発することが一般的です。

治療しない場合の一般的な経過
  • 発症当日〜3日程度:激しい痛みは腫れが続く
  • 7〜10日程度:症状が徐々に収まることが多い
  • 10日以降〜:無症状の期間が続く(間欠期)
  • 1〜2年程度:再発する場合がある

痛風発作を発症しやすい部位は、足の親指の付け根(第一関節)が最も多く、足首、足の甲、膝、手の指の関節などにも現れることがあります。

まれに肘や肩、背骨、骨盤など他の関節に発症することも報告されています。

多くの場合、1つの関節に突然激しい痛みや腫れとして現れ、夜間や早朝に発症しやすい傾向があります。

痛風発作が起こりやすい部位
  • 足の親指の付け根(第一関節)
  • その他の足関節
  • 足の甲の間接
  • 膝関節
  • 手の指の関節

参照:山中寿.「高尿酸血症・痛風の診断と治療」.日本内科学会雑誌,104(9),2039–2045(2015).

高尿酸血症が続くと痛風慢性化や痛風結節の併発リスクがある

初回の痛風発作後、数ヶ月から1年以上発作が起きないこともあります。

しかし、高尿酸血症の状態が続くと関節内に尿酸結晶が蓄積し、発作の頻度が増加して慢性関節炎へ進行するリスクが高まることに注意が必要です。

痛風が慢性化すると、関節や皮下組織などに「痛風結節」と呼ばれるしこりができることがあります。

痛風結節は、手足や肘、耳の外側などに発症しやすく、炎症や痛み、まれに皮膚を破って内容物が排出されるケースも報告されています。

ただし、すべての高尿酸血症患者に痛風結節ができるわけではありません。

血清尿酸値をコントロールせずに放置すると,次第に痛風関節炎が頻発して慢性関節炎に移行する.そして,痛風結節と呼ばれる尿酸塩を中心とした肉芽組織が出現するに至る(慢性結節性痛風).

引用元:山中寿.「高尿酸血症・痛風の診断と治療」.日本内科学会雑誌,104(9),2039–2045(2015).

また、尿酸結晶が腎臓に沈着すると「痛風腎」と呼ばれる腎障害や、尿路に結石ができる「尿路結石」を発症するリスクも高まり、これらの合併症は腎機能の低下や腎不全の原因となることがあります。

さらに、高尿酸血症は高血圧、脂質異常症、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病と併発しやすいことが報告されています。

心血管疾患や脳血管障害のリスクも高まる可能性があるため、定期的な検査と早期の治療・生活習慣の改善が推奨されます。

痛風関節炎(痛風発作),痛風結節,尿路結石,痛風腎を主徴とし,生活習慣病(あるいはメタボリックシンドローム)の合併が多い.

引用元:谷口敦夫.「ガイドラインに基づく高尿酸血症・痛風の治療」.日本薬理学雑誌,136(6),330–334(2010).

症状や進行には個人差があるため、痛風や高尿酸血症が疑われる場合は、早めに医療機関を受診し、適切な管理を行うことが大切です。

痛風の治療法は痛風発作への対応と高尿酸血症の管理

痛風の治療は「痛風発作の治療」と「高尿酸血症の管理」という2つの柱から成り立っています。

痛風発作は激しい痛みを伴う急性の炎症症状であり、まずはその痛みや炎症を抑えることが優先されます。

一方、高尿酸血症は痛風の根本原因であり、長期的な管理が必要です。

これら2つのアプローチを適切に組み合わせることで、痛風の症状改善と再発予防を図ります。

治療薬には副作用のリスクもあるため、自己判断での服薬は避け、医師の指示に従った適切な服用が重要です。

また、生活習慣の改善も治療の基本であり、食事、運動、体重管理、十分な水分摂取などの非薬物療法を併用することで、より効果的な治療が可能となります。

以下では、痛風・高尿酸血症に対してどのような治療が行われるのか、一般的な考え方について解説します。

痛風発作の治療は痛みや炎症を抑えることが目的

痛風発作(急性痛風関節炎)を発症すると強い痛みを伴うため、まず痛みや炎症を抑える治療が優先されます。

治療薬は主に「痛風発作抑制薬」と「痛風発作治療薬」に分けられます。

痛風発作薬の主な種類と副作用

項目痛風発作抑制薬痛風発作治療薬
特徴発作の前兆や予防目的で使用される発作時に使用される
主な作用白血球や好中球の作用を抑えることで炎症を抑制分解酵素活性抑制作用などで痛みや炎症を和らげる
主な副作用消化器症状(下痢、悪心・嘔吐、腹痛、腹部疝痛など)
貧血
肝機能異常
まれに骨髄抑制、横紋筋融解症、末梢神経障害
胃腸障害(胃部不快感、胃痛、悪心・嘔吐、下痢など)
腎障害
高血圧
中枢神経系症状(眠気、めまい、頭痛など)
肝機能異常
心血管症状

参照:痛風・家族性地中海熱治療剤 添付文書鎮痛・抗炎症剤 添付文書
※治療薬の効果や副作用の現れ方には個人差があります。

これらの薬は、症状や既往歴、合併症などを医師が総合的に判断して処方します。

副作用として消化器症状や肝機能異常、腎障害などが報告されているため、服薬中に異常を感じた場合はすぐに医師に相談してください。

いずれも尿酸値を直接コントロールする効果はなく、発作が落ち着いたら治療を中止するのが一般的です。

また、痛風発作中に尿酸降下薬を新たに開始する場合は、相互作用などのリスクを含め、医師の判断が必要です。

高尿酸血症治療は尿酸値を適切な範囲にコントロールすることが目標

高尿酸血症の治療では、血清尿酸値を適切な範囲「6.0mg/dL以下」に保つことが目標とされています。

血清尿酸値を6.0 mg/dl以下に維持するのが望ましい.この基準を維持することにより,痛風関節炎の再発を防止でき,痛風結節も縮小することが証明されている

引用元:山中寿.「高尿酸血症・痛風の診断と治療」.日本内科学会雑誌,104(9),2039–2045(2015).

高尿酸血症は主に「排泄低下型」「産生過剰型」「混合型」に分類され、タイプに応じて薬剤が選択されます。

また、患者の尿酸代謝状態や腎機能、合併症の有無などを考慮し、医師が個別に判断します。

高尿酸血症治療薬には、下表のような種類と副作用があります。

高尿酸血症治療薬(尿酸降下薬)の主な作用・副作用

項目尿酸産生抑制薬尿酸排泄促進薬
主な作用体内での尿酸生成を抑制する作用体内から尿酸排泄を促進する作用
主な副作用肝機能障害
腎障害
皮膚障害
アレルギー反応
貧血
発疹
消化器系症状(軟便、下痢、腹部不快感など)
貧血
アレルギー反応
腎機能障害
肝機能異常
むくみ
倦怠感
消化器系症状(食欲不振、吐き気、軟便、下痢など)

参照:高尿酸血症治療剤 アロプリノール錠 添付文書非プリン型選択的キサンチンオキシダーゼ阻害剤 添付文書痛風治療剤 添付文書選択的尿酸再吸収阻害薬 添付文書
※治療薬の効果や副作用の現れ方には個人差があります。

副作用には重篤なものも含まれるため、服薬中に異常を感じた場合は速やかに医師へ相談しましょう。

また、定期的な検査・診察を受けることが安全な治療継続のために重要です。

痛風・高尿酸血症治療は合併症リスク予防の観点も考慮されている

痛風や高尿酸血症は、腎障害や尿路結石の併発に加え、糖尿病、脂質異常症、高血圧、肥満などの生活習慣病と関連することが指摘されています。

これらの疾患は動脈硬化や心血管疾患のリスクとも関連し、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気につながる可能性もあります。

心疾患(狭心症や心筋梗塞などの心臓病)、脳血管疾患(脳梗塞やくも膜下出血などの脳の病)などの病気が含まれます。

引用元:生活習慣病とは?|厚生労働省(e-ヘルスネット)

そのため、治療では尿酸値の管理だけでなく、食事・運動・飲酒制限などの生活習慣の見直しや、合併症の管理も総合的に行うことが重要です。

痛風・高尿酸血症治療に関する数々の論文においても、痛風・高尿酸血症の治療目標は以下のように位置付けられています。

最終的には肥満,高血圧,糖・脂質代謝異常などの合併症についても配慮し,心血管イベントのリスクが高い高尿酸血症・痛風の生命予後の改善を図ることが治療目標である.

引用元:山中寿.「高尿酸血症・痛風の診断と治療」.日本内科学会雑誌,104(9),2039–2045(2015).

治療効果やリスクには個人差があるため、医師と相談しながら無理のない範囲で取り組むことが推奨されます。

オンライン診療が痛風・高尿酸血症の治療継続に役立つ3つのポイント

痛風や高尿酸血症の治療では、症状がない時期も含めて血液中の尿酸値を適正に保つことが重要です。

高尿酸血症を放置すると、痛風発作の再発や腎障害、尿路結石、心血管疾患などのリスクが高まることが報告されています。

しかし、平日の日中に通院時間を確保するのが難しい方や、発作の痛みで移動が困難な方も多く、治療継続が難しくなる場合があります。

また、痛風発作の症状がない時期が続くと治療の必要性を実感しにくいこともあり、治療を放置してしまうケースも少なくありません。

オンライン診療は、場所や時間の制約を軽減し、痛風・高尿酸血症の治療を開始・継続しやすくする選択肢の一つです。

オンライン診療が治療継続に役立つ3つのポイント
  • 痛風発作により通院が困難な場合でも自宅から受診できる
  • 通院時間や手間を軽減できて治療を開始・継続しやすい
  • 痛風に関連する生活習慣病の予防にも期待されている

自宅や職場から医師の診察を受けられる利便性は、発作時の緊急対応だけでなく、日常的な管理や相談にも役立ちます。

ここでは、オンライン診療が痛風・高尿酸血症の治療継続にどのように役立つのか詳しく解説します。

痛風発作により通院が困難な場合でも自宅から受診できる

痛風発作が起きると、足に強い痛みや腫れを伴い、通院が困難になる場合があります。

痛風関節炎は,疼痛や腫脹,発赤が強く歩行困難になる

引用元:山中寿.「高尿酸血症・痛風の診断と治療」.日本内科学会雑誌,104(9),2039–2045(2015).

オンライン診療では、自宅にいながらスマートフォンやパソコンで医師の診察を受けられるため、痛風発作時の通院の負担を軽減できます。

また、処方薬も自宅に郵送されるクリニックが多く、外出せずに薬を受け取れる場合があります。※医師の判断や在庫状況によって異なります。

発作が落ち着いた後も、継続的な治療を受けやすくなり、再発や慢性化の予防につながる可能性があります。

通院時間や手間を軽減できて治療を開始・継続しやすい

最初の痛風発作が軽快した後は、1〜2年ほど無症状の期間が続くことが多いとされています。

また、尿酸値が7mg/dL以上でも痛風発作が起こらない「無症候性高尿酸血症」になる場合もあります。

このように自覚症状がないと、医療機関を受診しなかったり、治療を中断したりしてしまうケースも少なくありません。

しかし、症状がなくても尿酸値が高い状態が続くと、再発や慢性化のリスクが高まるため、高尿酸血症の方は医師による定期的な尿酸値の管理が重要です。

痛風発作はよくなっても、関節の中には尿酸の結晶が溜まり続けるので、痛風発作はほとんどの場合再発します。当初は年1〜2回程度の頻度ですが、放置すると次第に頻発・慢性化します

引用元:痛風とは|東京女子医科大学膠原病リウマチ痛風センター

無症候性高尿酸血症の場合は、「血清尿酸値8mg/dL以上」や合併症がなければ、薬物療法よりも生活習慣の見直しが優先されることが一般的です。

ただし、医師の指導のもとで経過観察を続けることが大切です。

オンライン診療は、通院や待ち時間の負担を減らせるため、治療や相談のハードルが下がります。

健康診断で高尿酸血症を指摘された方や、痛風発作を経験した方でも、医師の判断のもとで自宅や職場から受診しやすいのが特徴です。

痛風に関連する生活習慣病の予防にも期待されている

高尿酸血症は、痛風関節炎や腎障害だけでなく、メタボリックシンドロームや高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病と関連が深いことが知られています。

オンライン診療では、医師との定期的なコミュニケーションを通じて、生活習慣病の予防や早期発見にもつながる可能性があるでしょう。

食事や運動などの習慣を意識する機会が増え、日常生活の見直しにも役立ちます。

オンライン診療を活用しながら医師の指導を受けることで、痛風発作の予防や総合的な健康管理にもつながることが期待されます。

高尿酸血症・痛風症例における生活習慣の改善は,高尿酸血症や痛風に合併するメタボリックシンドロームの改善にも役立つと考えられる.

引用元:谷口敦夫.「ガイドラインに基づく高尿酸血症・痛風の治療」.日本薬理学雑誌,136(6),330–334(2010).

痛風のオンライン診療は対面診療と診察方法が異なる点に注意する

オンライン診療は、通院や待ち時間の負担を軽減でき、痛風発作で歩行が困難な場合でも自宅から診察を受けられる利点があります。

ただし、オンライン診療には対面診療とは異なる特性や限界があることも理解しておく必要があります。

オンライン診療と対面診療の主な違い

項目オンライン診療対面診療
診察方法視診・問診が中心で触診不可視診・問診・触診・聴診など総合的に可能
受診環境自宅や職場など自由に選択可能医療機関の適切な環境で受診
検査の範囲限定的(血液検査は自宅キット等)即時の各種検査や処置が可能

オンライン診療は、痛風発作で動けない方や多忙な方、経過観察中の方に向いています。

一方、複雑な症状や合併症がある場合、詳細な検査が必要な場合は対面診療が適しています。

画面越しの診察では視診や問診が中心となり、触診や詳細な検査には限界があるため、患者側にも対面診療とは異なる準備や協力が求められます。

厚生労働省では、患者がオンライン診療を受ける前に理解しておくべきチェックリストを公開しているため、受診前に必ず確認しましょう。

参照:厚生労働省「安心・安全にオンライン診療を受けるためのチェックリスト(患者 ver.)」

画面越しのため症状が伝わりにくい場合がある

オンライン診療では、医師は患者の状態を画面越しに視診と問診によって判断します。

触診や詳細な確認ができないため、医師に伝わる情報が限定的になる可能性があります。

痛風の場合、関節の腫れや熱感、痛みの範囲などが重要な診断情報ですが、画面越しでは医師に正確に伝わりにくいことがあります。

そのため、患者側からより詳細に症状を伝える工夫が必要です。

触診等ができないこと等により得られる情報が限られることを踏まえ、患者が診察に対し積極的に協力する必要がある

引用元:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成30年3月(令和5年3月一部改訂)」

患部の状態を言葉で具体的に説明したり、カメラで明確に映すようにしましょう。

また、過去の発作や服薬状況、生活習慣の変化なども積極的に伝えることが、適切な診断と治療につながります。

診療を受けられる環境を準備する必要がある

オンライン診療は自宅や職場など自由な場所で受診できますが、適切な診療環境を患者自身が準備する必要があります。

プライバシーが守られる静かな場所を選び、通信状態が安定していることと、明るさやカメラの位置にも配慮しましょう。

例えば、カフェや公共交通機関など、人の往来がある場所でのオンライン診療は避けるべきです。

また、家族を同席させたい場合は事前に医師の許可を得てください。

患者がいる空間に第三者がいないことを確認すること。ただし、患者がいる空間に家族等やオンライン診療支援者がいることを医師及び患者が同意している場合を除く

引用元:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成30年3月(令和5年3月一部改訂)」

痛風の場合、足や関節の状態を見せる必要があるため、動きやすい服装やカメラの調整も重要です。

適切な環境設定を整えることは、オンライン診療の質を大きく左右します。

 症状によっては対面診療が必要になる場合がある

オンライン診療では触診や詳細な検査ができないため、症状や経過によっては医師の判断で対面診療への切り替えが提案される場合があります。

厚生労働省のガイドラインにも、以下のように明記されてます。

オンライン診療を行うことが適切でないと判断した場合はオンライン診療を中止し、速やかに適切な対面診療につなげること

引用元:厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針 平成30年3月(令和5年3月一部改訂)」

オンライン診療を受ける前に、クリニックが対面診療も行っているか、提携医療機関があるかを確認しておくと安心です。

医師の判断を尊重し、必要に応じて対面診療に移行する心構えを持つことが、安全で効果的な治療につながります。

痛風のオンライン診療を始める際は保険適用の可否と費用総額を確認しよう

痛風や高尿酸血症のオンライン診療は、対面診療と同様に保険診療と自由診療の両方があります。

標準的な治療内容であれば保険適用となり、年齢や所得に応じた自己負担割合(1〜3割)で受診できる場合が多く見られます。

ただし、クリニックによっては自由診療のみを提供している場合もあるため、診療前に保険適用の可否を必ず確認しましょう。

保険診療と自由診療の比較

項目保険診療自由診療
費用負担医療費の1〜3割(年齢・所得による)全額自己負担
システム利用料発生する場合あり基本料金に含まれる場合が多い
薬の選択肢保険適用内の薬剤に限定幅広い選択肢がある場合も
治療方針ガイドラインに基づく治療医療機関独自の治療も可能
保険診療の主な特徴
  • 年齢や所得によって負担割合が1〜3割となる
  • 薬代、配送料、費用などが別途かかる場合がある

保険診療の場合、診察料やシステム利用料を合わせて1,000〜2,200円程度が目安です(3割負担の場合)。

ただし、年齢や所得によって1割・2割負担となることもあります。

薬代や配送料、検査費用などが別途かかる場合もあるため、総額は医療機関に事前確認してください。

自由診療を選択する際の注意点
  • 公的医療保険が適用されず、治療費は全額自己負担
  • クリニックごとに価格設定が大きく異なる
  • 日本で未承認の医薬品や適応外使用の薬が処方される場合がある

参考:自由診療 | 用語集|再生医療ポータル

自由診療の場合、健康保険などの公的医療保険が適用されず、治療費はすべて自己負担となるため、費用負担が大きくなる可能性があります。

価格はクリニックごとに設定されており、月額や年間の費用にも幅があります。

治療内容や処方薬の種類によって費用が変わるため、具体的な内容と金額の明細を必ず確認しましょう。

継続的な治療が必要な痛風・高尿酸血症では、月々だけでなく年間の費用も把握しておくと家計管理に役立ちます。

また、日本で未承認の医薬品や適応外使用の薬が処方される場合があり、副作用やリスクについて十分な説明を受けることが重要です。

不明点があれば、診療前に医療機関へ直接問い合わせて確認することが大切です。

痛風・高尿酸血症治療では生活習慣の見直しが基本とされている

痛風や高尿酸血症の治療では、薬物療法に先立ち生活習慣の改善が基本とされています。

薬で尿酸値をコントロールできても、尿酸値を上昇させる生活習慣が続いていると十分な治療効果が得られない可能性があるためです。

日本痛風・尿酸核酸学会の「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」でも、まずは生活指導を優先し、必要に応じて薬物療法を実施する方針が示されています。

痛風・高尿酸血症は、食事内容やアルコール摂取、運動不足、肥満などの生活習慣が大きく関与する疾患です。

特に過食や高プリン体食品の過剰摂取、アルコールの多飲、肥満は尿酸値上昇の主要な要因とされ、これらの改善が治療の第一歩となります。

また、ストレスや睡眠不足も尿酸値に悪影響を与えることが知られており、全体的な生活の見直しが大切です。

以下では、痛風・高尿酸血症の治療で推奨される3つの生活習慣改善ポイントについて詳しく解説します。

食べ過ぎや高プリン体食品の摂取を控える

痛風・高尿酸血症治療の食事療法では、以下の内容が推奨されています。

痛風・高尿酸血症の食事療法のポイント
  • プリン体の過剰摂取を控える(1日400mg以下を目安)
  • 過食や高カロリー、高脂肪・高糖質の食事を控える
  • 十分な水分摂取で尿酸の排泄を促す(1日2〜2.5Lが目安)

参照:日本痛風・尿酸核酸学会 ガイドライン改訂委員会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第 3 版[2022 年追補版]」.診断と治療社(2022)

痛風や高尿酸血症を引き起こす尿酸は、プリン体が代謝された後の老廃物です。

体内でのプリン体産生に加え、食品から摂取するプリン体も尿酸値の上昇に影響します。

プリン体はレバーや白子、干物、魚卵などに多く含まれるため、摂取量には注意が必要です。

以下に、ブリン体の含有量別に代表的な食品を紹介します。

食品中ごとのプリン体含有量(100gあたり)

分類食品例含有量(mg/100g)
極めて多い(300mg以上)ニボシ
カツオブシ
あんこう肝(酒蒸し)
鶏レバー
マイワシ干物
イサキ白子
746.1
493.3
399.2
312..2
305.7
305.5
多い(200〜300mg)豚レバー
大正エビ
マアジ干物
牛レバー
カツオ
サンマ干物
284.8
273.2
245.8
219.8
211.4
208.8
中程度(100〜200mg)乾燥大豆
マグロ
鶏ササミ
豚ヒレ
ウニ
サケ
172.5
157.4
153.9
119.7
137.3
119.3
少ない(50〜100mg)蕎麦粉
豚バラ
牛リブロース
貝割れ大根
ホタテ
ブロッコリー
75.9
75.8
74.2
73.2
76.5
70.0
極めて少ない(50mg未満)えのきだけ
豆腐
白米
小麦粉
チーズ
イクラ
鶏卵、うずら卵、牛乳
49.4
31.1
25.9
15.7
5.7
3.7
0.0

分類:日本痛風・尿酸核酸学会 ガイドライン改訂委員会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第 3 版[2022 年追補版]」.診断と治療社(2022)、含有量:痛風・尿酸財団「食品中プリン体含有量(mg/100g)」をもとに筆者作成。

また、清涼飲料水やジュースには果糖が多く含まれているため、水分摂取時には水を飲むよう心がけましょう。

バランスの良い食事と十分な水分摂取の継続は、薬物療法と併せて尿酸値コントロールの基本となります。

アルコール代謝によって尿酸値は上昇する

アルコールは代謝過程で尿酸産生を増加させるため、プリン体をほとんど含まない酒類でも尿酸値が上昇することが知られています。

なかでも、ビールはプリン体含有量が多く、痛風患者には特に注意が必要です。

アルコール飲料のプリン体含有量

酒類プリン体含有量(mg/100mL)
ビール3.3~6.9
地ビール5.8~16.6
発泡酒0.1~3.9
日本酒1.2
ワイン0.4
ブランデー0.4
ウイスキー0.1
紹興酒11.6

出典:公益財団法人 痛風・尿酸財団「アルコール飲料中のプリン体含有量」をもとに筆者作成。

日本痛風・尿酸核酸学会のガイドラインでは、痛風・高尿酸血症患者に対するアルコール摂取量の目安として以下の内容を推奨しています。

1日あたりのアルコール摂取量の目安
  • 日本酒:1合(180mL)まで
  • ビール:350~500mL(販売元による)まで
  • ウイスキー:60mLまで

参照:日本痛風・尿酸核酸学会 ガイドライン改訂委員会「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第 3 版[2022 年追補版]」.診断と治療社(2022)

お酒は適量に控え、飲酒時には水分も多めに摂取し、尿酸の排泄を促すことが重要です。

肥満防止のために適度な有酸素運動を行う

肥満は痛風・高尿酸血症のリスク因子であり、体重管理は重要な治療目標の一つです。

日本痛風・尿酸核酸学会のガイドラインでは、適正体重(BMI 25未満)を維持するために適度な有酸素運動が推奨されています。

ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動を1日合計30分以上行うことが目安です。

有酸素運動の目安

運動は肥満やメタボリックシンドロームの改善に役立ち、間接的に尿酸値の改善につながることが期待されています。

ただし、筋トレなどの無酸素運動や急激な運動は、逆に尿酸値を上昇させる場合があるため注意が必要です。

継続的な運動習慣は、生活習慣病のリスク低減や総合的な健康増進にもつながります。

「痛風×オンライン診療」に関するよくある質問

痛風や高尿酸血症治療におけるオンライン診療について、よくある質問と回答をまとめました。

痛風・高尿酸血症のオンライン診療を検討している方は、情報整理の参考にしてください。

「痛風×オンライン診療」に関するよくある質問
  • 痛風発作はオンライン診療で対応できますか?
  • 痛風でオンライン診療を使用するメリットは何ですか?
  • 痛風はどのタイミングで病院に行くべきですか?
  • 痛風の治療法にはどのような選択肢がありますか?
  • オンライン診療でも血液検査などの検査は受けられますか?
  • 痛風のオンライン診療は保険適用されますか?
痛風発作はオンライン診療で対応できますか?

多くの場合、痛風発作はオンライン診療で相談可能です。

痛風発作により歩行困難な場合でも、自宅から診察を受けられるのが大きな利点です。

オンライン診療では、患者の説明や画面越しの症状を見て医師が診断し、治療方法を提案します。

ただし、重症度や症状によっては対面診療が必要と判断される場合もあります。

診察の際は、痛みの場所や強さなどをできるだけ詳しく伝え、医師の指示に従いましょう。

痛風でオンライン診療を使用するメリットは何ですか?

オンライン診療の一番のメリットは、病院に行かなくても自宅から診察を受けられることです。

痛風発作時の強い痛みで移動が困難な場合や、忙しくて通院が難しい場合に役立ちます。

また、定期的な経過観察や継続処方の際にも、通院の手間を軽減できます。

ただし、触診ができないなどの制限もあるため、医師の判断によっては対面診療が必要となる場合もあります。

痛風はどのタイミングで病院に行くべきですか?

関節の激しい痛みや腫れなどの痛風の症状が現れた場合は、できるだけ早く医療機関を受診することが推奨されます。

特に初めての症状の場合は、適切な診断と治療のために医師の診察を受けることが重要です。

痛みが強く通院が難しい場合には、オンライン診療の活用も選択肢の一つです。

健康診断で尿酸値が高いと指摘された場合にも、症状がなくても医療機関に相談しましょう。

痛風の治療法にはどのような選択肢がありますか?

痛風の治療は、「痛風発作への対応」と「高尿酸血症の管理」の2つのアプローチがあります。

痛風発作には抗炎症薬などで症状の緩和を目指し、高尿酸血症には尿酸値を適正範囲に保つ薬物療法が行われます。

食事や飲酒の見直し、運動、体重管理など生活習慣の改善も重要です。

個別の治療方針は、患者の症状や病歴、合併症の有無などを考慮して医師が判断します。

オンライン診療でも血液検査などの検査は受けられますか?

オンライン診療では、健康診断や他院での検査データを医師に共有することで診療に活用できます。

一部のクリニックでは、自宅で採血できる郵送型検査キットを提供している場合もあります。

ただし、血液検査キットは保険適用外となることが多く、費用は全額自己負担となる場合があります。

検査の必要性や頻度、方法については、受診前に医療機関に確認しましょう。

痛風のオンライン診療は保険適用されますか?

標準的な治療内容であれば、痛風・高尿酸血症のオンライン診療は多くの場合保険適用となります。

保険診療の場合、自己負担割合(1〜3割)が適用されます。

ただし、医療機関によっては自由診療のみの場合もあるため事前に確認が必要です。

また、検査キットなど一部は保険適用外となることもあるため、診療前に保険適用の可否や費用を必ず確認してください。

痛風治療の選択肢としてオンライン診療の理解を深めよう

本記事では、痛風のオンライン診療サービスの特徴や選び方、利用時の注意点について詳しく解説しました。

痛風は激しい関節痛を引き起こす疾患であり、原因となる高尿酸血症を放置すると慢性化や合併症リスクが高まるため、尿酸値の長期的な管理が重要です。

オンライン診療は、通院の時間や手間を減らし、痛風発作で動けない時や忙しい方でも自宅から診察を受けやすいという利点があります。

一方で、触診ができない、画面越しでのコミュニケーションになるといった制約もあり、対面診療と同じ内容の診療ができるとは限りません。

そのため、すべての状況でオンライン診療が最適とは限らず、症状や生活スタイルに合わせた適切な選択が大切です。

痛風のオンライン診療を検討する際は、以下のポイントを確認しましょう。

また、痛風・高尿酸血症の治療では薬物療法だけでなく、生活習慣の見直しも基本です。

過食やプリン体の多い食品の摂取制限、アルコールの適量摂取、適度な運動による体重管理などが重要とされています。

オンライン診療でも、こうした生活習慣の改善について医師に相談できます。

対面診療とオンライン診療をうまく組み合わせ、継続的な治療を受けることで、痛風発作の予防や健康維持につなげていきましょう。

症状や治療について不安がある場合は、まずは医療機関に相談することをおすすめします。

備考

当院では痛風治療を行っておりますが、本記事では他クリニックが提供する痛風治療やオンライン診療サービスについてもあわせてご紹介しています。こうしたご案内を行っている背景としては、主に以下の理由があります。

  1. 患者さんの選択肢を広げるため
    痛風治療にはさまざまなアプローチがあり、患者さんごとに適切な治療方法や受診形態は異なります。当院では主に対面診療での治療を行っていますが、オンライン診療を希望される方や、ご自宅から通院が難しい方もいらっしゃるため、幅広い選択肢を提供したいと考えています。
  2. 当院では対応しきれないケースを補完するため
    医療機関ごとに得意な治療方法やサポート体制は異なります。当院の治療方針では対応が難しいケースや、専門性が求められる治療については、他院との連携や適切な紹介が重要です。こうした補完関係を築くことで、患者さんがより最適なケアを受けられるように努めています。
  3. 地域やオンライン・オフラインの利便性を考慮するため
    痛風治療は継続的なサポートが大切です。遠方にお住まいで通院が困難な方や、仕事や家事で通院時間をとるのが難しい方には、オンライン診療が有効な手段となります。患者さんの生活スタイルに合わせた通院形態を選択できるよう、各種サービスをあわせてご案内しています。

当院としては、患者さんの利便性と最適な治療機会の拡大を第一に考えておりますので、ぜひ複数の選択肢を比較・検討のうえでご自身に合った治療法をお選びいただければ幸いです。

免責事項・注意喚起

本記事で説明した治療・薬剤の情報は、あくまで一般的な理解の一助とするものであり、個人の症状や体質、既往症によって適切さが異なる場合があります。

自由診療や未承認の医薬品・適応外使用に関する治療は、国の承認を得た医療行為ではなく、自己責任のもとで行われるものです。必ず担当の医師と十分に相談のうえ、リスクや費用を含め総合的に判断してください。

効果や安全性に関する記述は、あくまで現時点で得られている情報や一般的な臨床データに基づいており、特定の結果を保証するものではありません。また、効果や副作用は個人差があります。

本記事内の情報は最新かつ正確なものであるよう努めていますが、万一内容に誤りがあった場合や情報が更新されていた場合でも、一切の責任を負いかねます。治療を開始する前に、必ず複数の情報源を確認し、医師のカウンセリングを受けるなど、ご自身で十分な情報収集を行ってください。

本記事の内容が特定の治療法の受診を強制・推奨するものではないことを予めご了承ください。

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