この項目は自由診療です。医療保険制度はご利用いただけません。
BAK療法の特徴
特許取得した免疫細胞活性化技術
免疫細胞「BAK療法」は、免疫細胞によるがん治療として確立し、がん細胞を攻撃するキラー活性を増強したリンパ球として、特許を取得しています。
治療を開始して以来、10年を経過しています。特に「手術後の再発予防」のために行う治療です。
免疫細胞の増殖率が高い
免疫細胞療法は、免疫細胞を増殖するために培地と言われる栄養源を使います。
免疫細胞「BAK療法」で使用する培地は、無血清のALys-BAK培地です。人の血清を全く使用しないことで、未知のウイルスや細菌が混入しない安全に配慮した培地です。
さらに細胞培養設備と培養技術により、免疫細胞を約100億個まで増殖します。
多種のリンパ球を
免疫細胞「BAK療法」に含まれる免疫細胞の種類が多く、その中でもNK細胞、γδT細胞(CD56陽性)はそれぞれが特徴ある細胞です。
がん細胞の認識
免疫細胞「BAK療法」
様々な方法でがん細胞を認識、多方面から攻撃する
免疫細胞「BAK療法」は、NK細胞、γδT細胞(CD56陽性)を主に使用します。(CLT細胞も使用しています。)
NK細胞は、正常細胞の【HLA-I】を認識し、それ以外の異常な細胞、つまり、がん細胞を攻撃します。
従って、がんが進行した場合でも、がんを効率良く攻撃できる治療法です。
正常細胞の【HLA-I】を認識 NK細胞(CD56陽性)
がん細胞の【がん抗原】【HLA-I】【MIC A/B】【IPP】を認識 γδT細胞(CD56陽性)
BAK療法の治療
治療内容
【採血】→【培養】→【点滴投与】の2週間の流れを、1ヶ月に1?4回を12回行うことを基本とし、これを1クールと位置付けています。
患者さんの状態に応じ、ステージⅠでは月2回、ステージⅡ?Ⅳでは月4回のペースで、1クールの治療を推奨しております。その後、状態を診て医師と相談しながら治療回数を決定します。
治療対象
血液のがんを除く全ての固形がんが対象です
免疫細胞「BAK療法」では、血液中の免疫細胞を培養するため、白血病や悪性リンパ腫など血液のがんを除いた全固形がんの治療を行っております。
但し、HIV・HTLVウイルス陽性・自己免疫疾患の方については、お断りさせて頂いています。
血液検査
特殊血液検査
免疫細胞「BAK療法」では、免疫細胞を培養するための採血と同時に血液検査を行います。
免疫細胞「BAK療法」では、一般の血液検査に加え、がんの病態把握を重点とした血液検査を実施しています。
血液検査は一つ一つの測定項目の臨床意義を踏まえ、総合的な診断により、病気、病態を推測しています。
腫瘍マーカー検査
CEA|NSE|抗p53抗体|AFP|CYFRA|ProGRP|サイログロプリン|BCA225|SLX|CA19-9|NCC-ST-439|PIVKA-Ⅱ|SCC|DUPAN-2 Span-1|TPA|CA602|エラスターゼ1|PSA|STN|CA125|BFP|CA15-3|5-S-CD
ウイルス検査
HBs抗原|HCV抗体|HTLV-1抗体|HIV-1,2抗体
腫瘍マーカー
体の中にがんができると、健康な時にはほとんど見られない特殊な成分が作られて血液中に出現してきます。この成分を腫瘍マーカーと言います。一般にがん細胞の進行とともに増加する特殊な成分で、値が上昇することが、がんの存在、勢いの指標となります。
ウイルス検査
ウイルス検査は、感染症の確認と品質管理の一環として行われます。HBs抗原、HCV抗体は肝炎検査であり、早期発見、治療により、肝がん予防にも繋がります。HTLV-1、HIv抗体はそれぞれ、成人T細胞白血病、後天性免疫不全症候群の検査であり、いずれも早期対応が重要になります。
BAK療法が掲載された主な学術誌
2003.06 | Cancer Immunology,Immunotherapy 52巻6号 |
2006.07 | 日本臨床 64巻7号 |
2009.03 | Biotherapy 23巻2号 |
2011.03 | Progress in Medicine 31巻3号 |
2011.08 | Progress in Medicine 31巻8号 |
2011.11 | 癌と化学療法 38巻12号 |
2015.01 | Progress in Medicine 35巻1号 |
BAK療法の費用
窓口での支払と銀行振り込みが必要になります。
窓口支払
初回問診料 | 10,000円(税別) |
---|---|
採血実施時 | 30,000円(税別) |
銀行振り込み
培養費用 | 1回230,000円(税別)(※1クール12回。一括支払時は割引があります。) |
---|
※ご予約はお電話でのみ承ります。(web予約では受付できません)
主な副作用とリスクについて
BAK療法は自分の免疫細胞(γδT細胞とNK細胞)を使用して行う治療法なので、副作用がほとんどありません。一過性のものとして、投与した当日に発熱する事がありますが、数時間後には平熱に戻ります。(免疫細胞がサイトカインと呼ばれるものを分泌される事により起こる現象と考えられます。)
法定記載事項
1)未承認医薬品等であることの明示
本治療は医薬品医療機器等法上の承認を得ていないため、医療保険制度はお使いいただけず自費診療となります。
2)入手経路等の明示
本治療は本人の血液を利用して製剤を作ります。指定の培養施設で厳重に管理されています。
3)国内の承認医薬品等の有無
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器・医薬品はありません。
4)諸外国における安全性等に係る情報の開示
本治療は国内でのみ行われているため、諸外国で承認されている国はなく安全性の情報はありません。「再生医療等安全性確保法」に基づき、厳重に管理されています。